
仕掛け続けた京都、足りなかった勝ち越し点
名古屋グランパス
GK 1
--PKのときはどんな意識をしていたのか?あれだけ攻められていたので、起こるべくして起こったPKで、しょうがない部分はありますよね。PKは私の中で仕事と考えています。今季たぶん初めてか2回目のPKだったと思いますが、私の仕事は止めるだけなので止めました。0-0でしたのでしっかり止めないといけないなという気持ちがありました。いつも練習していることなのでああいう行動になりました。 --ゴール裏のサポーターにガッツポーズをしていたが?私たち選手にも感情がありますから、感極まってそういうポーズを取ったということです。試合というのはサブを入れた18人+サポーターの皆さんと戦っています。止めたときにサポーターからうれしい声が聞こえてきたので、彼らも同じ感情を持ったと思います。なので振り返って感情を合わせました。
--Jリーグ初得点となったが?マテウス(カストロ)選手が良いボールを上げてくれて、練習からやっていた形でそれがうまくいって良かったんですけど、勝利に結びつかなかったので、次は勝利につながるゴールを決めたいなと。まあ、僕のゴールかも怪しいですけど。 --決まった瞬間の感覚は?触ったことは触ったんですけど、もう1回映像を見て、僕のゴールになったらいいなと思います。 --PKを与えたプレーについては?やっぱりペナルティーエリア内で不必要なプレーだったと思いますし、ミッチ(ランゲラック)が止めてくれて、そこで引きずらずにうまく切り替えられたのは良かったと思います。これからの糧にというか、次に生かしたいと思います。
京都サンガF.C.
監督
勝点3が取れたのか、勝点1で良かったのか、勝点ゼロじゃなくて良かったのか。いろいろな考えがありますが、自分たちが1つのボールに向き合ってやってきた結果の勝点1を、前向きに捉えたいです。各チームの状況も頭に入れながらやったつもりです。少しケガ人が出ている中でも、水曜日の天皇杯と今日の試合でわれわれの総合力は見せられたと思います。最近は戦術的な落とし込みを多くしているんですが、そこへの対応や相手を見ながらプレーすることは、リーグ戦の前期と比べてできる場面が多くなっています。選手が大人になったというか、J1のプレースピードに慣れてやれることが増えてきたという印象の試合でした。欲を言えば、前半のPKも含めて勝点3を取りたかったですが、よくやってくれたと思います。 --試合の狙いについて。名古屋さんのストロングポイントは、2トップを生かしたスピードです。1人でカウンターへ行くこともできるし、ドリブルで行くこともできる。スペースに出る選手も多いという中で、われわれは今季(名古屋と)3試合した中で逆に狙われて自分たちの勢いをそがれるところもありました。少し後ろのスペースを消しながら、前に出たときには本多(勇喜)と井上(黎生人)が前に入っていって厚くして攻撃をしようとしました。攻撃の部分はそんなに変えていないんですが、お互いにミラーゲームになったときのマークというのはハッキリしがちですから、全体の躍動感やモビリティーでは少し上回れるんじゃないかと思っていました。選手はよくやってくれました。
名古屋グランパス
監督
今日は難しい展開でした。京都の選手は天皇杯(でリーグ戦メンバー)を温存してというところで、気持ちの部分でも運動量の部分でも圧力を掛けてきて、押し返す展開になかなかできなかったと思います。その中でGKのランゲラックを中心に前半はゼロで抑えて、先制点を取ったということは非常に大きかったと思っています。 後半も非常に難しい展開が続く中で、1点は取られましたが、その後はしっかりと対応できて、メンバーを交代したあとはこちらも押し返すという形で、終盤は落ち着いたゲーム運びができたと思います。 もちろんアウェイの勝点1で満足するわけにはいかないですが、こういう難しい展開、内容が良くない中で勝点を取るということが、今季なかなかできなかったので、内容が悪い中でもしっかりと勝点を積み上げたということは、選手たちが頑張ってくれたと思いますし、チームの成長を感じました。中断を挟んで(残り)2試合、ホームでしっかりと勝って、良い形でファミリーやサポーターに喜んでもらえる試合をしていきたいと思っています。 --藤井 陽也選手がJリーグ初ゴールを挙げたが。PKを与えてしまったことで、本人も期するものがあったと思います。ランゲラックが止めてチームがまた気持ちを強くしたと思いますので、「自分がなんとかしないといけない」という思いがゴールにつながったと思います。これだけ試合に出て1点は少ないと思いますので、あれだけのフィジカルを持っているのであれば、これをきっかけにセットプレーでも得点の取れるDFになってほしいと思います。 --後半に修正したところは?ずっとミスマッチで戦っていましたが、(仙頭)啓矢を入れたときにダブルボランチに変えて相手のシステムに合わせました。そこからは落ち着いてゲームを運んでくれたと思います。ミスマッチがこちらにプラスになる要素があったので、少し引っ張っていましたが、なかなか相手の勢いが止まらず、途中でシステムを変えて落ち着いたと思います。
京都サンガF.C.
DF 31
井上 黎生人
勝たなきゃいけなかった試合だったと思います。それが本音です。勝点3を取れなかったことはチーム全員が悔しがっています。ただ、こういう試合で勝点1を取れたことをポジティブに捉えて、残り3試合に挑みたいです。 --試合内容について。今日は欠場者もいる中、いわゆるゼロトップのように見えたと思います。一人ひとりが怖がらずにボールを受けたことで相手も苦しんだだろうし、僕たちの時間が増えた中で多くのチャンスを作れました。一方で前後半の最後の時間帯で失点してしまうことは今季を通して何度かあり、そこは自分たちの弱さです。残り3試合で勝点3を積み上げていくためには必ず必要になる部分なので、もう一度見直したいです。 --同点ゴールについて。カッコいいゴールではありませんでしたが、チーム全員でつないでくれたボールだったので、僕としては「自分らしいゴールだったかな」と感じています。相手の動きも見えていて、先に飛べば当たるかなと思いました。チームメートとサポーターの皆さんに感謝したいです。 --J1初ゴールだったが。すごくうれしいけど、勝点3が欲しかったので素直に喜べないところがあります。ただ、僕としてもチームとしても、次につながるゴールだったと思います。
FW 7
武富 孝介
そんなに悪くない試合だったと思います。今日はチームに助けてもらってばかりでした。(PKを決められなかったあとの)前半の最後のほうはあまり覚えていないんですが、ハーフタイムで「みんなでもう一度頑張ろう!」という話をしてもらって、後半はプレーを取り戻すことができました。うまく切り替えられてはいなかったんですが、みんながサポートしてくれたおかげです。サポーターの応援も含めて、良い雰囲気の中で立ち直ることができました。次は自分がチームに勝利を持ってこられるよう、チームを助けられるようにしたいです。 --いつもと違う前線の選手たちで、どう攻撃しようとしたのか?普段やらないポジションの選手も何人かいましたが、前からプレスに行くことや走力や連動性は出せていたのかなと思います。最初のほうはバタバタしましたが、そこは織り込み済みというか、慣れていないところもありました。そこからチームとして、リズムを持ち直せたのは良いことです。 --PKの場面について。もっともっと覚悟が必要なのかなと。PKは技術とかいろいろありますが、迷いはなく蹴ったんだけど、結果は入らなかった。そこは自分自身で受け止めて、チームやサポーターが一丸となって残留を目指している中で、もう一度チームを助けられるように頑張っていきたいです。