白熱の攻防。届きそうで届かなかった1点
セレッソ大阪
--押し込まれた前半について。相手のホームですし、相手のスタイルは前から来る形なので、前から圧力を掛けてくることは分かっていました。自分たちが対応できない部分もありましたが、我慢強く戦えたと思います。 --後半はチャンスも多く作れた。相手の勢いも多少、落ちてきた?それもあると思いますし、お互いの置かれている状況として、点を取らないといけない試合だったので、多少、間延びして、スペースが空いてきたこともあったと思います。 --勝点1の受け止め方について。ACL(出場権獲得)に向けて、僕らは勝点3を取るしかなかったので、ちょっと残念ではありますが、まだ可能性はあるので、ホーム最終戦に向かっていきたいと思います。
FW 38
--先週のルヴァンカップ決勝が心底悔しかったのだろうと思うような、強い気持ちを感じたが?正直、あの試合はサッカー人生で一番と言っていいくらい、悔しい試合でした。すごくへこみはしたのですが、オフで気持ちを整理して、まだACLも目指せる順位にいるので。意外と、オフ明けの練習から切り替えられたというか。チームとしてもそうですが、ラスト2試合に向けて、体も心も良い準備ができたと思います。 --劣勢の時間帯でピッチに入り、流れを引き寄せたが?自分の良いところを出しながら試合に入れたことは、自分自身の成長も感じます。けど、いまの一番の課題は、決定力やゴール前でのひと仕事。そこは今日の試合に限らず課題なので、何か結果を残さないといけなかったと思います。 --大舞台を踏んで、一皮むけたとなるように。そう生かしていくしかないですね。そうですね。優勝はできなかったですが、これからのサッカー人生で、あの敗戦が必要やったと思えるように、そういう敗戦にしたいです。
京都サンガF.C.
監督
これだけ勝点差が詰まった最終節になるのは、史上稀に見る混戦のJ1リーグだなと感じています。その中で、ちょっとしたものが勝負を分ける試合だったと思います。前期のC大阪さんとの試合と比べて、ホームゲームということもありましたが、選手たちは非常に堂々としていました。最後はカウンターの応酬というプレミアリーグのような展開になりましたが、最後のシュートがどちらかに入っていれば勝点が3とゼロの試合になっていました。内容的なもの、お互いの出したインテンシティーは監督として充実感のある試合でした。交代選手も含めて、サンガが勝点3を取るために何か1つ足りなかったものを来週の練習でみんなで埋め合っていきたいです。最終戦は磐田さんのホームへ乗り込みますが、最後に勝点3を取って京都へ戻ってきて、皆さんと喜び合える時間にしたいです。 --前半から相手にシュートチャンスをほとんど作らせなかったが。セレッソさんはGKのビルドアップ能力を生かして、ロングボールとショートパスを織り交ぜて相手コートへ入っていくのが得意です。そこをなんとかフタをしたかったです。ある程度はうまくいったかなと思います。最後の15分は戦術や戦略というよりは、お互いに思いというか勝ちたいという気持ちがどう出るのか。それがイーブンだったからこそ、0-0という結果が生まれたんだと思います。
セレッソ大阪
監督
両チーム、われわれはACL(出場権獲得)、京都はJ1残留に向けて勝点3が欲しいゲームの中で、意地と意地のぶつかり合いでした。死闘、この一言に尽きると思います。前半は、現在の順位、ホームの雰囲気、チームのスタイルも含め、彼らが重心を前にかけてくることは想定していた中で、そのゲームプランで入ったのですが、強度の高い守備、そして攻撃も素晴らしく、距離感よくボールを握ってきた京都に対し、前半は苦労する時間が長く続きました。その中で、全員が耐え忍んで(失点)ゼロで抑えたことは選手の成長を感じました。あの前半をしのいだからこそ、後半はわれわれの展開に持っていけたと思います。その流れの中で、交代選手がギアを上げてくれたことも大きかった。今季、われわれは18人全員でゲームを勝ちにいく、戦う。そういったことはまっとうしてきました。今日も先発で出た選手がしっかりと役割をまっとうして、ダメージを与えた中で、途中から入ってきた選手たちが自分たちのパフォーマンスを最大限に発揮して、自分たちの内容に持っていけました。キャンプからずっと大切にしてきたことが今日のゲームにも表れたことはうれしく思います。ホーム最終戦、まだACLの可能性はありますので、最後は全員で勝って、笑って終われるように準備したいと思います。 --京都の圧力が強く、内容的には厳しかった前半。「相手の出方は想定内」という話もありましたが、こちら側の誤算もありましたか?それとも、相手のパフォーマンスが素晴らしかった?京都のこの試合に対する心技体、すべての圧を感じました。その中で、われわれも相手のプレッシャー、強度の高い守備に対して、SBやボランチを基準に出ていく、出口になりながら出ていくことは準備してきたのですが、それ以上に京都の素晴らしいパフォーマンスが上回った前半だったと思います。 --交代選手を含めて活性化した後半。特に北野 颯太選手の気持ちを強く感じたが、彼に限らず、ルヴァンカップ決勝を経て、選手個々の気持ちに変化は感じましたか?2日間のオフのあと、活動を再開するときに、不安な要素も私の中にはありました。選手たちも、あの激闘の中での敗戦、精神的な悔しさ、心も揺れたでしょうし、難しい状況の中で練習に来るのではないかと。その中で私がどうマネジメントしていったらいいのかと、不安があったのですが、その不安をかき消してくれるような準備をしてくれました。もちろん、心の中ではつらい気持ちもあったと思うのですが、本当に明るく、強度も集中力も高く、全員が、メンバーに入らなかった選手も含めた全員がファイティングポーズを取ってくれた。それは私も本当にうれしかったですし、このチームで、もう1つの目標は達成したいと強く思いました。あの敗戦を糧に、選手はたくましく成長してくれたと実感した4日間でした。
京都サンガF.C.
FW 11
山﨑 凌吾
チームを勝たせるために戦いました。それができなかったのが悔しいです。 --3試合ぶりの出場だったが。自分が出ていたときは良い試合が続いていたので、そのイメージを持って入りました。チームメートとの連係も良くて、相手の守備陣を苦しめる展開を作れたことは良かったです。 --あとは決めるだけ、という試合展開だったが。チームとしてチャンスが多くありながら、無得点で終わってしまいました。今週はクロスからの攻撃を練習してきましたが、そこでGKにキャッチされたり、はね返される場面がけっこうありました。個人個人のクオリティーだったり、試合の中で対応できる力を身につける必要があります。決め切れない試合が続いているし、京都サンガとしての課題でもあります。次の試合という生かせる場所があるので、どんな形でもいいから、みんなで気持ちのこもったゴールを決めたい。必ず勝って京都へ帰ってきたいです。京都サンガがJ1に居続けるために残留したいです。(ホーム最終戦で)皆さんの応援からすごく力をもらいましたし、その思いを来週の結果で返したいです。 --勝点1をどう捉えている?勝点3がベストだったけれど、この勝点1は必ず次につながります。アウェイの磐田戦で勝点3を取るために、次の1週間でしっかり準備したいです。
DF 31
井上 黎生人
勝点3を取らなきゃいけない試合でした。前半と後半にビッグチャンスがあり、決め切れない状況で、少し前なら逆に失点して負けることがありました。今日はカミさん(上福元 直人)が止めてくれたりして、勝点1を取ることができました。取れる取れないではまったく違う。「大きな勝点1」という言葉はふさわしくないんですが、磐田戦で必ず勝点3を取って残留を決めたいと強く思います。 --前半の守備について。前線の選手がすごくプレスに行ってくれて、僕たち最終ラインは来たボールをはね返したり、こぼれ球を拾うことができました。前の選手に感謝しています。相手もうまいので、プレスをはがされることもありましたが、その後の対応もできていました。押し込まれたとしても、カミさんを中心に粘り強く戦えていたと思います。 --終盤の顔面ブロックについて。シュートは見えていましたがスピードがあったので、体のどこかに当てて防ごうとしていました。
MF 8
荒木 大吾
3バックの右で入ったので(白井)康介のサポートや、運べる状況なら自分で運んでいこうとしました。最後は左サイドへ回りましたが、率直に言えば自分が決めていれば勝てた試合だったと思います。 --前後半を通じて、サイドからのクロスを多用していたが。チームとしてクロスを入れていくこと、そこに対して複数の選手が飛び込んでいくことは前半からできていました。自分が出場したあともクロスを上げられる状況がありましたが、そこの精度が足りなかった。 --終了間際の決定機は?悔しいの一言に尽きます。パウリーニョは技術が高いので、チャンスを作ってくれると信じて準備していました。あとは決めるだけというパスをくれたし、チームとしてあの状況を作ってくれた中で、責任を感じています。あれを決めていれば完璧な試合でした。 --最終戦へ向けて。どちらにせよ、最終戦で勝たないと残留という目標は達成できない状況でした。「最後、(古巣の)ジュビロを相手に決めてこい。サンガの勝利で締めくくるんだ」というストーリーを神様が作ってくれたんじゃないかと。試合後のセレモニーで曺さん(曺 貴裁監督)が笑いを取ってくれたけれど、自分も切り替えて、今日の思いをぶつけていきたいです。