京都は現在、勝点34で14位。降格圏との勝点差はわずかだが、自力で残留を決められる位置にいる。直近の試合は、台風8号により延期されていた第25節・川崎F戦。前半にCKから2失点し、後半にも追加点を奪われる苦しい展開の中、パウリーニョのリーグ戦初得点で一矢報いたが、1-3で敗戦となった。
そこから2週間半の中断期間を迎えることになったチームはコンディションを整えながら、終盤戦へ向けた強化に取り組んできた。曺 貴裁監督は「新しいことを積み上げるというよりは、原点に戻ることを選手に伝えました」と話している。シーズンを通して掲げてきた攻守にアグレッシブなサッカーを前面に押し出して、残り2試合を戦い抜く方針だ。
注意したいのがセットプレーの守備対応だ。直近2試合で喫した4失点のうち、3点がセットプレーから奪われている。この点についても改善を図ってきており、その成果を発揮したいところだ。
対するC大阪は現在、勝点50で4位。こちらはAFCチャンピオンズリーグ出場権獲得の可能性がある3位浮上を狙っている。直近のリーグ戦は、こちらも延期されていた第25節・FC東京戦。前半はスコアレスで折り返したが、後半に渡邊 凌磨のハットトリックを含めた4失点を喫して0-4で敗れた。その10日後に行われたJリーグYBCルヴァンカップ決勝では、広島と対戦。相手のバックパスを見逃さなかった加藤 陸次樹が先制点を奪ったが、後半アディショナルタイムに2点を奪われるショッキングな結末でタイトルを逃している。また、この試合で退場したマテイ ヨニッチが、今節は出場停止となる。
今節に向けてのポイントは、1週間でどれだけ精神的なリカバーができたか。小菊 昭雄監督らスタッフのマネジメントや、選手のリバウンドメンタリティーが問われることになる。その上で、京都のプレスをかわしながら攻撃を組み立てて、チャンスを作りたいところだ。
両チームの前回対戦は2月下旬に行われた第2節。CKから武富 孝介が頭で押し込んで京都が先制するも、乾 貴士(現・清水)のゴールでC大阪が追いついて勝点1を分け合っている。
さらにさかのぼれば2020年の2月、サンガスタジアム by KYOCERAのこけら落としの試合が同カードだった。完成したばかりの新しいスタジアムのピッチで躍動する選手たち、スタンドに響き渡る大歓声。その後、コロナ禍により長らくサポーターの声が発せられることはなかったが、現在は声出し応援が可能となり、この試合でも両チームのサポーターから惜しみない声援が送られることだろう。チケットの販売も好調で、京都にとってはホーム最終戦ということもあり、大観衆の中でのゲームとなりそうだ。
試合は15時キックオフ。週後半から京都は寒さが増しており、暖かい服装での来場が推奨される。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

