開幕戦は昨季のリーグ2位・横浜FMとのアウェイゲームとなったC大阪は、前半に原川 力のCKから進藤 亮佑のヘディングで先制するも、後半、横浜FMの猛攻に遭い、逆転される。それでも終了間際の90分、再び原川のCKから今度は清武 弘嗣が頭で同点ゴール。内容的には押し込まれる時間が長い、厳しい試合となったが、なんとか勝点1を持ち帰ることに成功した。23日には横浜FM戦から先発10人を入れ替えてJリーグYBCルヴァンカップAグループ第1節に臨み、3-2で“大阪ダービー”に勝利。為田 大貴、上門 知樹、中原 輝にゴールが生まれ、今季の公式戦初勝利を手にした。そうした追い風も背に、今節は今季のリーグ戦初勝利を目指す。
一方の京都はホームで迎えた12年ぶりのJ1開幕戦で、昨年度の天皇杯王者・浦和を1-0で撃破。チャンスの数では浦和に上回られたが、京都も曺 貴裁監督の下、昨季のJ2で磨いたアグレッシブなスタイルを遺憾なく発揮。試合前、「相手の攻撃が強力だからといって、ラインを下げて守ることはしたくない」と指揮官が話していた言葉のとおり、前線からのプレスで浦和のビルドアップを制限。ラインも高く上げて、ひるむことなく挑んだ。終盤こそ5バックで守備を固めたが、真っ向勝負を展開した末に“アップセット”を起こした。今節は開幕連勝を目指し、敵地に乗り込む。
アウェイでの一戦にはなるが、ハイプレスを軸とした京都のスタイルは変わらないだろう。前線から激しくプレスを掛け、ボールを奪うと一気に敵陣に迫るサッカーだ。そうした京都の強度の高いプレスに対し、C大阪がどういうプレーを選択するかが最初のポイント。後ろからつないでプレスをはがし、ボールを前進させていくか。それとも長いボールを使ってプレスを回避し、素早く前線の2トップに当て、セカンドボールを拾っていくか。試合展開に応じて使い分けていくことになるとは思うが、京都の守備にどう対応し、どう自分たちの攻撃の形を作っていくか。C大阪の出方に注目したい。また、開幕戦でCKから2アシストを記録したC大阪の原川と、[4-3-3]の左ウイングで先発して勝利に貢献した京都の豊川 雄太。古巣戦となる2人のプレーにも注目だ。
“大阪ダービー”勝利の勢いそのままにC大阪が“京阪ダービー”も制し、今季のリーグ戦初勝利をつかむか。それとも、浦和に勝利した自信を胸に、開幕2連勝を達成して京都がJ1で旋風を巻き起こすか。注目の一戦は、26日14時キックオフとなる。
[ 文:小田 尚史 ]


