浦和、リカルド・ロドリゲス監督のラストマッチを勝利で飾れず
アビスパ福岡
前半はプレスの位置が、スライドも押し上げもなかなかできない中で、少し押し込まれる展開になりました。ただ、前半をゼロで終わることができたので、後半は少し攻撃的にいこうという感じで入れました。 --リードされてからの時間帯はどう考えていたか?前半は守れていたような形で失点したので、そこを空けないように、プレスに行けるようにと。そこに行くというのが今までやってきた形だったので、そこを思い出しながらやれたかなと思います。 --今季はなかなかクロスからの得点がなかった中で、最後は、2試合連続で、自身からフアンマ デルガド選手へという形で点が決まった。どういうところが改善できたか?シーズン序盤、個人的なコンディションが良くなかったのですが、夏以降に調子が上がってきていて、クロスでアシストできる自信もついてきていました。その中で余裕をもってというか、僕のプレースタイル的に突っ込みがちなのですが、そこをちょっと抑えながら、見られるときに見て、というのを意識した結果かなと思います。
浦和レッズ
監督
まず、福岡相手に予想できていたこと、ディフェンスが堅く[5-4-1]でコンパクトに守ってくることが実際の試合の中でも起こっていて、彼らはリーグの中でもディフェンスが際立ったチームですから、なかなか簡単なゲームにはなりませんでした。 どう先制点を取るかというところで、得点はできたのですが、そのあとに失点をしてしまいました。ただ、相手にあまりチャンスを与えることはなかったですし、カウンターも防げていました。あまり(ゴールに)近づけさせないことはできていたと思います。ただ、本当に1つのチャンスでクロスに合わせられてしまいました。 非常に勝ちたかったゲームでしたし、勝点3を取って1つでも順位を上げたかったのですが、それはかないませんでした。得点はできましたが、防げた失点を許してしまった試合でした。 --前半は積極性を欠いたようにも見えたが、リスクをかけることとボールを保持することのバランスはどう考えていたか?まず前半が終わったあと、足元へのパスが多かったので、もっとスペースを狙っていかないといけない、もっと縦に速くすることなどの話をしました。 リスクについては、福岡はカウンターが特徴というわけではなくて、どちらかというと押し込んでからのクロスでチャンスを作ってきます。なので、われわれが攻めているときにリスクを深く考えていたのではなく、いかに崩すかというところで背後のスペースがなかったと思います。前半の決定機は、小泉(佳穂)が頭で合わせたところだけでした。 --この試合で今季15回目の引き分けとなり、鳥栖と並んでリーグ最多となったが、負けた数だと川崎Fと1つしか違わなかった。今季を象徴する試合になったかもしれないが、どういうところが足りなかったか?まず、チームを形成していく時間が違ったと思います。彼らはそもそもタイトル争いをしており、そこに至るまでに年月をかけて構築してきたチームです。チームを構築していくのにどういったスタイルが合うのか、それに合った選手たちはどういった選手たちなのかから始めなければいけません。良い選手・悪い選手という話ではなくて、適切な選手なのかが大事な点だと思います。そういった点では、シーズンを始めるにあたって、このスタイルでやっていく上でうまく見つけていけたのかどうか。いまいる選手が悪いというわけではなく、そこが果たされていたのかは、マリノスやフロンターレとの差だと思っています。 ですので、プロセスというところが最大の違いなのかなと思います。もちろん、私にも責任はありますし、間違いを犯すこともあります。うまくいかなかったときに、皆が1つになって、この先プロセスをどう変えていくかをまとめていくことが大事だと思います。そうやって構築してきたことは、3~4年目になって形になってくるものだと思います。
アビスパ福岡
監督
前半、あれだけ攻められた中で、失点をせずにしのいでいけましたが、攻撃の糸口が少し足りませんでした。攻撃の回数は少なからずありましたが、苦しい前半だったと思います。 後半、岩波(拓也)選手に素晴らしいシュートを決められましたが、チームとしては落ちることなく、そこから逆転を目指していました。(得点は)非常に良い攻撃で、自分たちがトレーニングしている形、良いクロスとヘディングで質が高かったと思います。追加点も狙って逆転をしたかったのですが、やはりそう簡単にはこのスタジアムでは勝てない。そんなふうにも思いました。 --プレスに行くよりもセットしてという守り方だったが、狙いどおりだったのか?狙いどおりではなかったです。あと10~15メートル高い位置でボールを奪う回数が少なかったですね。自分たちは攻撃に特化したチームだと思っているので、ボールを持ったときは時間をかけた攻撃を、遅攻も自分たちの攻撃の形なので狙っていましたが、前半は攻守にわたってうまくいかなかったなと思います。 --来季もJ1で戦えることになったが。シーズン途中から終盤にかけて、残留という目標に変えましたが、達成できて良かったと思います。これも選手・スタッフが一体感をもって戦ったことと、ファン・サポーターがホームだけでなく、遠い地まで足を運んで選手を後押ししてくれたこと、その結晶だと思っています。
浦和レッズ
DF 24
宮本 優太
--ひさびさの出場となったが、試合と自分のプレーを振り返って。C大阪戦では消極的になっていて、変に気を張りすぎて失点につながったところもありました。今日はどんなミスをしても思い切ってやろうと思っていて、いろんな人にもそう背中を押してもらっていたので、常に前を向いてゴールに関われるようにプレーしようと思っていました。満足しているわけではないですが、積極的にチャレンジはできたかなと思います。 --今季は思っていたより試合に出られた印象か、それとも出られなかった印象か?僕自身は、思ったより出られたと思っています。自分がルーキーイヤーで、ライバルが(酒井)宏樹さんという中でも、15試合出させてもらえました。もっと出してほしいと思うこともありましたが、リカルド(ロドリゲス監督)が退任すると発表されたときに、結果を出せなかった、チームを勝たせられなかったと、個人としての結果はすごくふがいないなと、あらためて感じました。 --来季はどのようにして出場時間を増やしていこうと考えているか?数字で残せる結果を何1つ残せなかったので、もっとこだわってやっていかなければいけないと思います。僕らみたいな若い選手が、もっと牙をむき出しにしてやっていかないと何も変わらないかなとも思います。
MF 21
大久保 智明
--リカルド ロドリゲス監督の指導でどういったところが伸びたか?数的優位を作る状況だったり、自分がどこに立つことによって相手がイヤになるかというポジショニングのところは良くなったと思いますし、本当に勉強になったと思います。 --印象に残っている言葉などは?シンプルに「1対1で仕掛けろ」とよく言われてきました。印象的な言葉というか、「ウサギ」と呼ばれていました。ぴょんぴょんしているからという理由でしたが、ケガでコンディションが戻っていないときは「早くぴょんぴょんしろ」とか言われていました。 仕掛けを試合でできるようにと練習をしていたら、「試合でコンディションを保ってほしいから自主練をしないでくれ」とも言われました。本当に勝負にこだわる監督だったと思います。自主練ができないからこそ、そこ(全体練習)でやり切るのが形になりました。 --リカルド ロドリゲス監督への感謝について。まったく(試合に)関われない立ち位置から、メンバーに入れるようになって使われるようになって、信頼を築けたかなと思います。監督からの信頼も試合を通して感じましたし、ちょっと寂しいなとは思います。