喜びもひとしお。鳥栖がつかんだ待望の結果
名古屋グランパス
FW 77
難しい試合でした。ピッチもあまり良い状態ではなかったので、そこでも難しい部分はありました。その中でも自分たちのベストを尽くそうとしましたが、攻撃面でなかなかチャンスを作ることができなかった。まだまだ自分たちで改善しないといけないことがあるのかなと思います。それでも、ほかの部分では良いプレーもあったので、良いプレーは良いプレーとして。ただ、足りない部分は足りない部分として、チームとして積み重ねて次につなげていきたいと思います。 --なかなか良い形でボールが入らなかったが、チームのビルドアップについて。鳥栖さんがプレッシャーを掛けてきたというところで難しい部分はあったんですが、ただ自分にボールが入ったとき、チームが自分を使ってくれたときは良い形での攻撃ができたと思います。そこをもう少し増やしていければ自分たちとしても良い試合展開になったと思います。逆に自分たちも良いプレッシャーを掛けることができていたと思いますし、鳥栖さんに長いボールを蹴らせて回収するということもできたので、そこは良かったのかなと思います。 --今日出た課題をどう解決していきたいか。攻撃については、相手のプレッシャーがある中でもうまくはがすことができた部分があったので、大事なのはラストサード。そこでいかにチャンスを作るかが大事だし、そのためにも相手のライン間に対して、自分たちがしっかりボールをつけていくこと。相手のブロックの外側やプレッシャーを受けるようなバックパスを選んでいては良い攻撃はできないので、そこをいかに有効に使っていくかをもう少しやっていかないといけない。
こういう難しい試合、鳥栖にとっても0-0か1-0というゲームになるだろうなというのは試合をやりながら思っていたし、鳥栖に後半も押し込まれる時間があったので、そこで押し返せるくらいのパワーが欲しかったなと思います。こういったゲームで勝点1でも持ち帰れるかどうかは今後の試合に向けて良い経験になったのかなと思いますが、正直、悔しいのは悔しいですね。 --失点の5分前くらいから名古屋陣内で動かされるシーンが増えていましたが。ピンチはあるものなので、それをしっかり守れればと思っていました。しっかり守れていたし、ゴール前も固めることはできていたので、そこは良かったと思います。そこで押し返して、1本のチャンスでもこちらに流れを引き戻すくらいのプレーができたら良かったなと思います。攻撃陣だけでなく守備陣もやり方を工夫できたのかなと思います。 --攻撃について、今日の狙いは?やろうとしていることは前に速く攻めるのはもちろんですし、それが僕たちのスタイルでもあります。ただ、それがダメだったときに、試合を追うごとに良くはなっていますが、ビルドアップで崩す場面や、中盤から後ろでしっかりビルドアップできる形をやっていけるようにしたいなと思います。
サガン鳥栖
監督
まずはファン・サポーターの皆さんにホームで勝点3を、今季初の勝点3を届けることができて、非常にうれしく思います。開幕戦でああいう結果(湘南に1-5で敗戦)となり、選手たちもこの試合を迎えるまではやはり非常に悔しい気持ちがあったと思うので、それを返せたというところでは非常に選手たちに感謝したいなと思います。 --試合運びについて。前半にもチャンスはありましたし、もちろん、ピンチもありました。そういう意味ではそこで決めていれば、もう少しラクな展開になったかもしれない。ただ、最後までああいうふうに足を止めずにファイトしたこと。かつ、誰がどう見ても高さでは少し名古屋さんのほうが分があるかなというところで、ああいうふうなセットプレーの部分を考えてくれた室 拓哉GKコーチに感謝したいと思います。試合の流れでいうと先制点が非常に重要な試合になると思っていたので、それを取れたことが今日は1つポイントでした。 --長沼 洋一選手の評価を。僕も一緒にフットボールをさせていただいているんですけど、初めて(ああいうゴールを)見ました。彼は成長しているなと思います。攻守において、彼が負けているなという感覚は持っていませんし、本当に今後、どんどん伸びていくんじゃないかなと思います。 --今季初の無失点でしたが、守備の評価を。これは自信になると思います。開幕前にファン ソッコが、われわれのディフェンスのリーダー的存在がケガでいなくなり、そこから少し動揺があったかもしれませんが、ディフェンスグループが自発的にいろいろなことに取り組んでくれて、こういうふうな無失点になったということで、チーム全体がそこには関わっているんですが、ディフェンスグループには賛辞を贈りたいと思います。
名古屋グランパス
監督
今日は鳥栖の選手のほうが運動量という部分、あとは勝負に対する気迫という部分でわれわれよりも上回っていたと思っています。そういうところでなかなかチャンスを作り切れなかったと思いますし、ゴールを決め切れなかったことが最後のところで(相手に)押し込まれたという部分につながったと思います。選手たちにも話をしましたが、いろいろと移動もあって、万全のコンディションではなかったかもしれませんが、そういう中でしっかりと戦って、勝点3を取れるようなチームになっていかないと、今季は上位を望むことができないと思っています。今日は鳥栖が勝利に値するような内容の試合をしたんじゃないかなと思っています。 --3トップの連係について。今日は良くなかったと思います。 --その要因については?まあ、合わなかったんでしょうね。決定機という部分でそんなに数多く作れなかったと思います。3人とも良いコンディションではなかったのかなと思っています。 --和泉 竜司選手を途中から左のシャドーで起用しましたが、準備していたものだったのでしょうか。キャンプでも一度、和泉はあの位置で使っています。そういう選択肢がある中で永井(謙佑)と違う味を、なかなか速い攻撃の精度が今日は足りなかったと思いますので、手前でワンクッションを入れながら。和泉が入って若干ゲームが落ち着いてきたと思いますが、彼の体力という部分も少し、最後は削られた部分があったので、代えざるを得なかったというふうに思います。
サガン鳥栖
FW 24
長沼 洋一
--ゴールシーンを振り返って。入った!って感じでした。チームとして誰がどこに入るかという形があり、そこに入っていたら良いボールが来たので、うまく合わせることができて良かったです。 --今季初勝利に導くゴールでしたが、このゴールをご自身で評価すると?100点です(笑)。 --勝利がないままこの試合に臨まれましたが、どんなテーマで臨みましたか?どの試合も勝ちたいと思って選手全員がやっています。1節はこのホームで大敗してしまったので、どうにか勝ちを皆さんに届けられるように、という思いでみんな入ったと思いますし、僕自身もそういう思いで入ったので、とにかく勝てたことが素直にうれしいです。 --サポーターに向けて。まだまだシーズンは始まったばかりですし、ルヴァンカップも始まり、リーグ戦も続いていくので、一喜一憂せず勝ちを積み重ねられるように自分自身も良い準備をしたいですし、チームとしても良い準備をしたいと思います。 --川井 健太監督が「たくましくなった」と表現されていましたが。うれしいですし、年齢も中堅になってきて、今までは上の人についていく感じでやってきましたが、チームを引っ張っていけるような自覚というか、そんなところが変わったと思ってもらえるようなところかなと思います。
MF 5
河原 創
--シーズン初勝利。率直な心境は?ここ2試合、試合に出させてもらっているのに結果が出ない中で、自分1人でどうにかできるものではないと思っていますけど、今日の試合で結果が出ないと「ちょっとヤバいな」という危機感は個人的にはありました。そう思っていた中でしっかり勝ち切れて良かったです。 --もう少し鳥栖が持つ展開になると思っていたが、保持率はほぼイーブン。それが名古屋の攻撃の速さを出させなかったことにもつながったと思うが、意図的にそうした部分はありますか?カウンターが相手の特長としてあったので、できるだけそれを出させないように、攻撃しているときもディフェンスラインとしゃべりながらやっていました。そういうところがそういうデータにつながったのかなと思います。 --セットプレーからアシスト。チームが高さで不利な中で意識していたことは?練習中もそうですし、今日の前半が終わったタイミングで、セットプレーのときに1つ動かしてからボールを入れるのもけっこうチャンスになるかもというところは言われていました。あそこで自分も正直、直接ボールを入れようかなと思ったんですけど、その言葉がちょっと頭に残っていたので、それを実行して点につながったので良かったです。 --チームに高さがない中でキッカーとして意識していることは?まだまだキックミスもありますが、僕やほかのキッカーがポイントに良いボールを入れることができれば、人はそこに来ると思うので。キッカーの質で変わってくるので、そこのポイントだけは自分も意識しています。
MF 23
菊地 泰智
--ボランチでのプレーは加入後初めてだったかと思いますが。プロに入ってからは初めてかもしれないですね。前節もそうですけど、点を取らないといけない展開でピッチに入るので、今日もそこへの意識だけは明確に、ブレないようにしていました。細かいところというよりは大きなゲームの動かし方ができたらいいなと思っていました。前は意識していましたけど、(河原)創くんはもしかしたら、横にいるはずの自分がいなかったりして不安だったかもしれないですけど、そこは話しながらやれたので良かったかなと思います。 --高い位置でのプレーも多かったが。途中から出るというのもあるんですけど、そこまでの過程でいっぱいいっぱいになっているところがある。いざボールが入ったときにちょっとパワーが残っていないというか。(西川)潤に出したときも誰か近くにいてくれたらそこに預けて自分が入っていきたかった。さすがにあそこでドリブルで突っかけていって相手をはがして強いシュートが打てるかといったらキツかった。でも、あれをシュートまで持っていけるようにはしたい。でも、それがあったので、CKにつながったシュートは絶対に自分で行こうと思って実行できたので、そこは良かったです。 --去年から点を取ることをテーマにしてきたが、プレーの雰囲気に表れるようになってきましたね。ゴールはふと目に入ってくる場面が多くなりました、自分の中で。やっぱり意識し続けてきたぶん、ゴールに向かうためのトラップができているので、味方というよりもゴールに向かうから顔を上げたらゴールが見えるという景色が多くなっている。そういうのでちょっとずつ、変わってきているなとは思っています。