福岡は前半のチャンスを仕留め切れず。今季四度目の3失点で4連敗に
ヴィッセル神戸
--大迫 勇也選手への先制アシストの場面について。福岡の選手も戻るのが速く、僕自身もあそこまでのスプリントの距離が長くて疲れていて、シュートの精度がどうなるか分からなかったので、確率の高いパスを選択しました。大迫選手なら確実に決めてくれるという信頼がありました。あそこに速いボールを入れたのは、彼の能力を信じていたからでもあります。 --前半は押し込まれる時間帯もありました。相手の前線の選手が強力で、そこで競り勝てず、セカンドボールも拾えなくて相手にチャンスを作られていたので、最後で体を張ることができていましたが、もう少し集中しなければいけなかった。味方が触っているのに流して、CKを与えるようなミスが失点につながるようなことがあれば最悪の流れになってしまうので、よりみんなで突き詰めていかないと思います。 --シーズン後半戦の初戦で勝利を手にしました。勝たなければ横浜F・マリノスに離されるし、2連敗は絶対にしてはならないと分かっていましたし、C大阪戦も自分たちで自分の首を絞めて負けてしまったので、この一戦にかける思いは強かったです。雨の中でしたが、何がなんでもやろうという気持ちをみんなで体現できて良かったです。
--ピッチに入ってすぐのチーム3点目のアシストでした。もらったときには、スピードに乗った状態でクロスを上げようと決めていました。トップスピードでドリブルしながらクロスというのは得意な形であったので、まずニアサイドに引っかけないことだけを意識して上げました。クロスをしっかり上げれば、大迫(勇也)選手も武藤(嘉紀)選手も必ず中に入ってくれると思っていたので、人に合わせるのではなく場所に上げるというイメージでした。 --18日のJリーグYBCルヴァンカップで復帰してから、得点に絡むことを意識していたと思いますが、今日結果が出せたことについて。シーズン前半戦は3回くらいケガをしてしまって、なかなかプレーできない時間、苦しい時間が続いたのですが、やっと良くなって、これからというところでは結果を残すしかないので、今日は得点かアシストを必ずしようと思ってピッチに入りました。チームの調子が良く、優勝争いをする一員になっていきたいですし、自分の力を証明できる後半戦にしたいと思います。
アビスパ福岡
監督
相手を困らせるような場面を何度か作ることはできたと思いますが、結果につながるような得点ができず、結果につながってしまう失点をしてしまった。そこが差だと思う。ペナルティーエリアの手前と中でのプレーが非常に大事で、そこで相当上回られた、という印象です。 --2失点目を喫するまでは良いときの戦いができた。でも失点は自分たちのミス絡みということで、ここまでと変わりがなかった。改善できていないと思います。同じ形ではありませんが、プレーとしては近い形と時間帯で失点していることもあるので、今日は時間帯に関してはこれまで同様ではありませんでしたが、3失点もしてしまったら、まあ、改善点ばかりです。 --攻撃について。前半はウェリントン選手を起点に良い形を作りました。前半は狙いどおり、良いプレーがあったと思います。前半の最後のプレーも点数に手が届いたが、取れませんでした。でも良いプレーをしてくれたと思います。 --井手口 陽介選手が存在感を発揮しました。やはり能力は高いですね。ボール奪取能力はもちろん、読みも含めて、どうやって試合を運ぼうか、よく考えてプレーしていると思います。そういう良いプレー、良い考えにチームがリンクしていけば、良いプレーが続出して、結果につながるんじゃないかと思っていますが、いまのところ、途切れるというか、ぶつ切れになるところがあるので、もっと連続、継続していきたいなと思っています。
ヴィッセル神戸
監督
前半は少し長いボールとセットプレーのところで苦しめられた部分はありましたが、選手たちは集中を切らさずに戦ってくれたので、前半を無失点で折り返すことができました。後半はその集中力をしっかり保ちながらやっているとチャンスは必ず来ると思っていて、2点が入って、結果的には3-0となりましたが、苦しい試合ではありました。 --相手のロングボールとセットプレーの対応について。自分たちがプレスに行くと、ロングボールを蹴るということは分かっていましたが、その打開策としてコンパクトに保ち、チャレンジとカバーをしっかりするということ。ボールを失えば、しっかり戻るということはしっかりとやらなければいけないと。 --得点をした大迫 勇也選手と武藤 嘉紀選手への評価をお願いします。前半我慢しないといけない時間はありましたが、そういうところでもいつも選手にはカウンターのところ、ゴール前で迫力を出そうということを話していますが、1点目は武藤のアシストで大迫選手のゴール、後半に武藤が2得点しました。また、ケガから復帰した飯野(七聖)のアシストで武藤選手が決めたというのも活性化につながるし、良かったと思います。 --シーズン後半戦の初戦で勝利。順位表を見ると首位と離されたくないという気持ちもありますが、自分たちは目の前の一試合に集中して勝つということは、今日の試合前にも選手には伝えましたし、後半戦の初戦ということで勝つと負けるとでは違う。これからも一試合一試合で集中して戦うということに変わりはありません。
アビスパ福岡
DF 3
奈良 竜樹
ゲームには流れというものがあって、前半の自分たちの良い時間帯でいくつかあった決定機に得点できれば、とも言えるし、やはり自分たちはいろいろなトライをしている中で、ああいうミスが起こり得るということは理解した上で、個人としてはそういうミスを少しでも減らしていく。チーム全体としてはそれをカバーしていく。それとゲームの流れを読んでいくというところも含めて、神戸さんとの差はあったと思う。全員がハードワークして球際で戦うところも含めて、神戸さんは強いチームだなと感じた。そこに素晴らしい個があって、素晴らしいまとまりもある。その2つがあるのがチームの強さだと思う。 ただ、サッカーというのは、個の能力だけで試合の結果が決まるわけではなくて、そこにチームの組織力で対抗できるもの。前半の内容が良かった、というところがどこまで評価できるかは難しいところだが、強くなっていく過程で苦しみはあると思うし、でも誰かが助けてくれるわけではないので、チーム全員で戦っていくしかない。 あれだけ強い神戸が、あれだけ必死に戦っているんだから強いはず。自分たちは戦うという部分だけは負けてはいけないと思うし、それがダメなら組織で戦っていくというところが強いときのウチの戦い方。その中で、紺野(和也)選手、山岸(祐也)選手、井手口(陽介)選手らが素晴らしい個の能力で助けてくれるが、ただ自分たちはそこありきにならずに、組織として戦っていかないといけないと思う。
FW 8
紺野 和也
ゴール前のクオリティーの差で負けてしまったという印象です。内容でいうと前半は悪くなかったですし、どちらかというとこちらのペースだったかなとも思います。でも、そういう中でミスから失点をしてしまって、でもそれはチーム全体の責任なので、それをそこから巻き返すことができなかったというのも、神戸との力の差なのかなと思います。 --決定力の差をどう埋めていくべきか。練習でやり続けるしかないと思いますし、前線の選手たちはクロスからのものも含めてシュート練習をしていますし、それを毎日やり続けて、上位チームのレベルに少しでも近づけていきたいと思います。ただ1日や2日で埋められる差でもないので、そこは粘り強く日々の練習でやり続けて追いつくしかないと思います。