後半アディショナルタイムに富樫敬真。劇的な決勝点で鳥栖が勝利
セレッソ大阪
--最後の場面は勝ち越すチャンスもあっただけに、決めたかった?そうですね。勝利を常に求めて戦っているので、あそこで決めて勝ちたかったですが、最後にやられてしまったことは、もう少し賢くやらないといけなかった。僕たちが点を取りかけた攻撃のあとにカウンターを受けて失点したのですが、ファウルするなり、なんとか止めないといけなかったと思います。来週は天皇杯という大事な試合もあり、タイトルにつながる大会なので、しっかり勝ち進みたいと思います。 --今季8ゴール目については?練習からやってきた形だったので、それが試合で出せたことはうれしかったですが、勝利につなげたかったというのが本当の気持ちです。
DF 16
--前後半でピッチ状況が変わる中、前半はスペースを狙ってCKを取って、うまく試合を運べていたと思うが?そうですね。ピッチコンディションはアップで分かっていたので、鹿島戦のときのような、あの試合で相手が徹底してやってきたことを、今度は自分たちが徹底してできました。ハーフタイムでは徐々に乾いてきていたので、「つなごうか」という意見も出ていたのですが、また雨脚も強くなる予報もあったので、まずは戦い方を変えずに泥臭く戦うプランで入りました。 --後半途中からピッチも乾き、ボールが動き出し、鳥栖の攻撃も変わった。その対応に難しさもありましたか?鳥栖さんのほうが先に「下でやろう」という意図が見えました。そこで相手の勢いも感じたので、中でやっている選手やベンチとのコミュニケーションで、自分たちのペースにもっていくためにも、乾いているサイドのスペースなどで、自分たちの時間をもう一度、作ることを考えないといけなかったと思います。 --最後は打ち合いになった中で失点したが、最後まで勝利を目指して戦った結果?そうですね。正直引き分けはいらないと思って。取りにいって、最後取られましたが、次同じ状況で1-1でも、「リスクを負って取りにいくべき」というのが僕の意見です。
サガン鳥栖
監督
悪天候の中、来ていただいたファン・サポーターの方々、来れなかった人もいると思うのですが、良い結果、良いフットボールを見せることができて、非常にうれしく思います。選手たちの成長を感じた試合でしたし、われわれが良い道を進んでいるなと実感したゲームでした。 --ピッチコンディションが悪い中、試合の入りについてはどんな指示を与えていたのでしょうか。皆さんが見ていただいたとおり、ピッチコンディションとしてはボールが転がらない。なので、われわれのスタイルであるものはほとんど出せない。ただ、そこは天気とにらめっこしながら、こちらも情報を入れながらやったのですが、前半の途中から少しずつ回復してきて、徐々にボールも走るようになってきたので、ハーフタイムにわれわれらしく、まだ難しいかもしれないけど勇気を持ってやろうと。全員でその意思決定のところを共有してやりました。それが非常にうまくいきましたし、あとは後半、やはりサポーターの声援が非常にわれわれの背中を押してくれたなと思った試合でした。 --富樫 敬真選手と堀米 勇輝選手の評価を。すべての選手が素晴らしいパフォーマンスだったと思います。その中で彼ら2人は試合を決定づけることをしてくれました。ただ、堀米はああいうものを持っています。そして、富樫に関しては鳥栖に来て、初めての得点というところで彼もうれしいでしょうし、われわれもうれしいですね。彼が離脱していた時期から努力をしているのを見ていましたし、彼のストロングが出たと思いますので、これを続けていってほしいと思います。
セレッソ大阪
監督
天候、ピッチコンディションが非常に変化していく中、湿度の高さもあり、難しいゲームになりました。その中で選手たちは引き分けではなく、最後まで勝点3を目指して戦った結果、カウンターから最後に決められてしまいましたが、私は勝ちにいく姿勢を交代選手にも、ピッチにいる選手全員にも求めましたので、そこに後悔はありません。ただ、こういったゲームで勝ち切る、決め切る。その少しの差が大きな差になってきますので、そこはまた全員で突き詰めていきたいと思います。 --試合中にピッチコンディションが変わり、後半はボールが動き、鳥栖のスピーディーな攻撃を受ける展開になった。そうした中で試合中における対応力について。まず前半に関しては、選手たちはゲームプランをまっとうしてくれました。CKの数が物語るように、2トップとサイドハーフの4選手のクオリティー、質的優位を生かしていく。あとはピッチコンディションも踏まえて、ポケット、ニアゾーンを徹底して突いていく。少し理想の形ではなくても、そのサッカーをまっとうしようという前半でした。内容、チャンスの数も含めて、非常に良い前半でした。 ただ後半、おっしゃるとおり、ビックリするぐらいのピッチの回復が見られました。後半も天気予報の情報を集めたところ、まだ雨が降り、風が強いと。後半も同じようにやっていこうという中でピッチの回復がありました。自分たちもボールをつないでいこうという矢先に同点ゴールを決められました。そのあたり、サイドからの私のゲームプランの徹底が少し遅れました。そこは私の責任だと思います。 --先制点はCKから決めた一方、10本以上あった機会を生かし切れなかった思いも残る。もう1つ、2つ精度を高めていくために必要なことは?CKからデザイン通りのゴールを決めることができたことはうれしく思います。ただ、確かにあれだけの本数がありましたので、まだまだ狙いとする形を成功させる回数、クオリティーを上げていかないといけません。良いキッカーもいますし、ヘディングが強い選手もいますので、まだまだリスタートからの得点は増えると思いますし、練習していきたいと思います。
サガン鳥栖
FW 10
小野 裕二
--コイントスで勝ってエンドを変えた理由は?最初、風がちょっとあったし、こういう環境下での試合になったら先制点がすごく大事だし、先制したいというのがありました。アップの段階でもちょっとピッチ中央に水がたまっていたので、(ファン)ソッコとか後ろの選手たちと話して、エンドを変えられるんだったら変えようかという確認をして、(コイントスで勝ったので)変えました。相手がロングボールを蹴ってくるのは分かっていたので、それが少しでも風で戻ってはね返しやすい状況にできれば、そっちのほうが良いかなということで変えました。 攻撃の面でもアップではホームゴール裏側でやっていたので、どこに水がたまっていないかは把握できたのですが、ピッチの中央に水がたまっていたぶん、みんなの頭の中にそれがあって(うまくいかず)、もうちょっと外からしっかりボールを動かせれば良かった。後半はピッチも落ち着いてきて、みんなで普段のサッカーに戻そうと確認もして、それで最悪ボールが止まってしまって、そこから失点してもしょうがないと割り切りもしました。それが良い方向に出たのは良かったですね。 --ピッチの回復は自分たちのサッカーをやる上ではかなり大きかったのでしょうか。後半は何度か縦パスも入って、そこを起点にできる形もあったけど、あそこでピッチ状態が悪いといろいろと考えないといけなくなる。そこは後半ピッチが回復したことで、うまくできたかなと思います。
FW 24
長沼 洋一
--試合前からピッチ状況を見て、かなり難しくなるだろうなという覚悟はあったと思いますが。ピッチ状態がああいう感じだったので、とにかく蹴るというところをチームで徹底して前半はやろうという話はしていました。ただ、僕の中では意外と(普段どおりに)できたなという感じはありました。前半は良くなかったですけど、後半は指示もありましたし、自分たちのサッカーもやろうと。それをやって失点しても問題ないからということでやって、それが勝利につながったかなと思います。 --C大阪相手にハントの準備もしていたと思うが、このピッチ状況でC大阪も蹴ってきた。準備してきたことがほとんど出せない難しさもあったのでは。準備してきたものがほとんどゼロという状況だったし、セットプレーで自分のところから失点もしてしまった。ピッチが徐々に良くなってきて、自分たちのサッカーができるようになって、普段どおりの部分を徹底できたのが良かったのかなと思います。 --試合前にグラウンドキーパーの方々が水を懸命にかき出したり、スタジアム自体の水はけの良さもあったことが後半の展開につながったと思います。そういうところへの感謝の思いはありますか。雨が弱まってくれたこと。試合前のところでグラウンドキーパーの方々が、ピッチ状況が回復するようにやってくださったことがすべてだと思います。そういう人たちにも、ファン・サポーターの方々にも、これから試合後の片づけをしてくださっている方々にも、勝ったことで少しでも気持ちよくなってもらえるかなと思います。
DF 42
原田 亘
--試合前にピッチ状況を見て、かなり難しくなることは想定していたと思うが、試合前にはチームでどんな共有をしていたのでしょうか。ピッチ状況がピッチ状況だったので、ロングボールが増えるだろうなという想定はしていました。ゴール前は普通にプレーできる状況だったので、そこに運ぶまでの選択がロングボールということになっても焦れるなと。いつもやっているサッカーとは違いますけど、今日は仕方ないという認識も持って試合には入りました。 --普段と違うサッカーを選択したぶん、自分自身のプレーにも変化が必要だったのでは?チームとして統一しないとダメな状況だったので、毎日やっている考えを今日は変えて、ロングボールという選択を個人的にも意識していました。 --ピッチ状況の回復とともに、普段どおりのサッカーをやれるようになったという感覚でしょうか。前半プレーしてみて、チームとして普段どおりの形でできるんじゃないかというところが選手全員の中にあったので、それだったら戻そうということにして、普段どおりにできたかなと思います。 --試合前にグラウンドキーパーの方々が水を懸命にかき出したり、スタジアム自体の水はけの良さもあったことが後半の展開につながったと思います。そういうところへの感謝の思いはありますか。自分たちはパスをつなぐチームなので、ピッチ状況が大切になります。今日に限らず、良い状態にしていただいて本当に感謝しています。監督も言っていましたが、この天候でもファン・サポーターの方々が来てくれたというのは感謝するしかないし、勝てたことで「来て良かった」と思ってもらえるんじゃないかなと思います。