先手をとった柏。待望の井原体制リーグ戦初勝利をつかみ取る
柏レイソル
試合の入り方は自分たちのペースで入れましたし、プレッシャーもハマっていました。先制した時間帯も良かったし、うまく試合を進められたと思います。(山田)康太くんとうまく連係をとりながら2トップで守備をすることができたし、相手もストレスを感じながらやっているなと感じていました。 --攻撃でも存在感があったが。相手の背後を取ることは監督から言われていましたし、相手もイヤがっていました。得点は相手が少しミスしたところで、バウンドしたタイミングでギアを少し上げてマイボールにすることができました。最後はしっかり枠に入れることができました。シュートのバウンド自体は狙いどおりではないけれど、右から相手DFが来ていたので、腕で押さえてミートすることを意識しました。 --約3カ月ぶりのリーグ戦勝利となったが。勝てない時期が続いていましたが、自分たちを信じてやってきた結果が今日だと思います。天皇杯に続いて勝てたことは大きいです。自信を持って全員がやれているし、2トップから守備をして全体もついてきてボールを奪えることは今日もできていました。
全員がハードワークしていたし、難しい試合展開でしたが割り切って、チームが同じ方向を向いてプレーすることができました。自分のプレーとしては久しぶりの試合だったので、もっとできたなと思うところはありますが、まあ及第点かなと思います。 自分の良さを100%出すことや、チームが勝つために自分は何ができるのかを考えて最善のプレーをしようとしました。チームのバランスを見たり、後ろから舵をとったり、ロングボールをはね返すところだったり……本当はボールを持ってつなぐこともしたかったけれど、そこはここから自分の良さを周りに知ってもらって、チームがもう少しボールを持てるように貢献していきたいです。 --交代について。足がつりかけていたので、思ったより早いタイミングで交代することになりました。(立田)悠悟がああいう時間で出て、CBのあの時間での交代はすごく難しいのは僕自身も知っています。アイツには感謝しているし、チーム全員がハードワークして無失点に抑えられました。柏はこの順位にいるチームじゃないと思っているし、もっともっと強い集団になれると思います。 --柏デビュー戦で勝ったのは、今後に向けて大きいのでは?今日は勝つことだけがベストだと思っていました。今日は満足して、ここからより良い試合や勝利を多くしていけるようにしたいです。
京都サンガF.C.
監督
前半の20~30分は酷い試合だったと思っています。キャンプや今週の練習を通じて、柏戦はこういうゲームになることは分かって選手を送り出しましたし、いろいろな準備はしたつもりでしたが、最初のプレーでボールに行けず、腰が引けたような戦いになってしまいました。ボールを持ったときも、ただ前方へ行きますよというようなパスを連発していました。そういう試合をしてしまったことが、試合に負けたことよりも悔しさを感じます。 僕は監督なので、やってきたことが試合に出たということは、うまくいかなかった責任があると思います。まだ整理し切れていない部分もありますが、向き合っていかないといけません。ピッチがいつもと違うことなどを言いたくなる状況ではありますが、それは理由の1つであって、すべてではありません。今日、最後にマテウス サヴィオ選手が95分くらいでも攻撃から守備の切り替えのところで足をつりながら全力で戻っていたプレーが柏さんの勝利につながったと思います。逆に自分たちはああいうことを試合の最初からやり続けないといけないチームであるにもかかわらず、危機意識がないというか、相手がシュートを外してくれて助かったというだけで、そのあとに何も作れていない試合になるということは、僕の想定外ではありました。情けない言い方ですが、ほかのチームが必死になる中で、自分たちの必死さが足りないなと思いました。 柏さんのプレッシャーが想像以上に速かったからできなかったわけじゃありません。練習の中でやってきて、準備してきたことをやらなかった、放棄してしまったことが大きかった。暑さや相手の出方などもありますが、そこに対して特に前半はもったいなかったです。後半からやっても、あのシュートが得点と認められて逆転できていたとしても、「今日は良い試合だった」とは間違いなく言えない。プロとして情けない試合をしてしまいました。
柏レイソル
監督
中断明けの最初のゲームで、われわれのいまのチーム状況から少しでも流れを変えたいというところで、京都さんは非常にアグレッシブで切り替えの早いチームですが、そこに対してしっかりと準備をして試合へ挑みました。選手たちはゲームプランをしっかりとこなしてくれました。いろいろなシチュエーションがありましたが、その変化にも対応しつつ、最後まで集中力を切らさずに、この暑さの中で最後までハードワークしてくれました。その結果が、この勝利につながったと思います。多くのサポーターも駆けつけてくれました。なかなかリーグ戦での勝利をプレゼントできていませんでしたので、今日のような試合を続けていきたいと思います。 --ご自身にとって就任後リーグ戦での初勝利となったが。もちろんうれしい気持ちはありますが、だいぶ時間がかかりましたし、チーム状況が大きく変わったわけではありません。この勝利を次につなげていかないと、意味がないと思っています。 --中断期間で取り組んできたもので、今日の勝利につながったものは?ここまでかなり失点をしていて、組織的な守備をもう一度見直そうということで、守備のやり方を少し変えたところがあります。選手は素早く理解してくれましたし、水曜日の天皇杯に続いて今日のリーグ戦も粘り強く戦えました。やはり無失点で試合を進めるということが、いまのわれわれのチーム状況からすればすごく大事になってきます。最後は泥臭くなりましたが、私が就任してから最後に追いつかれたり、得点してすぐに失点することが続いていました。そこを修正していくことを特にやってきましたし、そこを出すことができて良かったです。 --新加入の犬飼 智也選手が初先発したが。チームに落ち着きや守備の安定感をもたらしてくれました。経験豊富でリーダーシップもある。初めての試合とは思えないくらいの出来でした。交代はひさびさのゲームで少し足がつりそうになっていたので、早めの交代となりました。
京都サンガF.C.
DF 4
井上 黎生人
失点は僕の責任だし、それ以上もそれ以下もありません。相手は裏を狙ってきましたが、それは想定していたことで驚くことではありませんでした。自分たちがボールを持ったときにFW頼みになる状況が多くて、それだけだと苦しくなってしまいます。ボールを収められないといけないし、僕たち最終ラインや中盤も含めて、全員が考えていかないといけない。 --なぜ前半の入り方がうまくいかなかったのか。どれだけ試合前に準備をしていても、試合になると出せないこともあるし、相手が(想定していた)それ以上のことをやってくることもあります。試合の中で僕たち選手が考えて、ピッチ状況も含めて、どういうサッカーをしないといけないのか、どういう時間帯でどう戦うのかなどを、もっと話し合うべきだったと感じています。 --後半は人も形も変えて、流れも変わったが。前半が良くなくて、得点したい気持ちはみんなが持っていました。前半との違いは中盤がボールを受けて前を向けたことで、僕たちDFも蹴るだけでなく落ち着いてパスをつなぐ場面が増えました。それを前半からやれれば良かったけれど、それは“たられば”です。次の試合で勝点3を取るために、切り替えていかないといけません。
MF 25
谷内田 哲平
前半は相手が勢いよく入ってくるのは分かっていたんですが、それを受けてしまっていたというのが外から見ていた印象です。一人ひとりが自信を持ってボールを受けることができていませんでした。前へ蹴るだけになってしまったのが残念だし、そうなると相手のリズムになってしまいます。後半はフォーメーションを変えたことで、相手にスキができました。自分たちのやりたいことができた部分はあるし、それを前半からチームとしてやらないといけません。 --VARで取り消しとなった幻のゴールシーンについて。豊川(雄太)選手のシュートがはじかれたこぼれ球で、GKが前へ出ていたのは分かっていました。狙いどおりのシュートでしたが……もってなかったですね。 --曺 貴裁監督は谷内田選手が一番堂々とプレーしていたと話していたが。そこは自分が持っていなくちゃいけないメンタル面です。そこがあれば今日のようなプレーは出せると思っていますし、続けていきたいです。結果が出ていないんですが、それが出るまでやり続けるしかないと思っています。
FW 14
原 大智
投入されて最初は、試合に慣れるのに少し時間がかかりました。公式戦は3~4カ月ぶりだったので難しさはありましたが、今日の出場時間の中でも徐々に自分の感覚が変わっていった部分があります。今日はボールに触る回数は少なかったけれど、そうした部分の感覚だったり、時間が経つにつれて試合勘が上がっていきました。それは次の試合へ向けて良いものだし、個人としてはポジティブな時間になったと思います。コンディションをもっと上げて、早くチームに貢献したいです。 --終盤は前線の高さを生かそうとしていたが。大きく蹴るにしても、チームとして中途半端だったというか。蹴るならもっと蹴るべきだし、そういうところが自分も含めて合わせないといけない部分です。