ホームの京都は前節、名古屋に2-1で勝利。前半に山﨑 凌吾が古巣から先制点を奪い、後半に一度は追いつかれるも、アディショナルタイムに途中出場のパトリックがCKから決勝点を叩き込んで劇的な結末となった。これで直近5試合は3勝1分1敗。4月下旬から6月頭にかけて勝てない時期が続いたが、立て直しに成功している。名古屋戦は結果だけでなく、試合内容についても今季のベストゲームに挙げる選手やスタッフが複数おり、この流れを継続させて連勝を狙う。
中断期間では十分な休養をとったあと、和歌山県串本町でミニキャンプを実施した。スタイルを体現するために必要不可欠な走力や戦術面に磨きをかけ、この夏に加わった原 大智やク ソンユンといった新戦力がチームに馴染むという観点からも、充実のキャンプとなったようだ。
8月に行う4試合のうち、3試合がホームゲームとなる京都。曺 貴裁監督は「夏休みということで子どもたちがたくさん来てくれることが予想されるし、この時期だから観に来れるという人もいると思います。スタジアムへ訪れた人が『またサンガを観に行きたいね』と思ってもらえるようなアグレッシブさを出していきたいです」と話している。
対する柏は前節、アウェイでG大阪に1-3で敗戦。先制点を奪われたあと、前半のうちに細谷 真大のゴールで同点に追いついたが、後半に失点を重ねて勝点を積み重ねることができなかった。これで10試合勝ちなしと、苦しい状況に追い込まれている。第14節・神戸戦から指揮を執る井原 正巳監督は試合後、「いまチーム状況は非常に悪いですけど、少しでも立て直し、なんとかこの状況を巻き返せるように、またしっかりと準備して戦いたい」と前を向いている。
中断期間には守備の構築に取り組み、その成果は8月2日に行われた天皇杯ラウンド16で発揮された。札幌を相手に1-0で勝利。ボールを持たれる時間が多かった中で、前線からのチェイシングと自陣を固めるブロック守備を遂行して得点を許さなかった。水曜日に主力選手を複数起用して中3日でアウェイゲームへ挑むという日程面のハンディがあり、さらに前節で退場処分を受けた椎橋 慧也が出場停止となる中、リーグ戦での現体制初勝利を目指す。
両チームの前回対戦は第10節。前半に左サイドの平戸 太貴からのクロスを豊川 雄太が決めて京都が先制したが、後半に柏も同じく左サイドの三丸 拡のクロスから最後はマテウス サヴィオが決めて、引き分けに終わっている。昨季のリーグ戦も1勝1敗と五分の対戦成績だ。
京都は勝点23で15位、柏は勝点14で17位につけている。勝点差はやや離れているが、それぞれ再開初戦で勝てれば、非常に大きな意味合いを持つことになる。日本各地で猛暑日が記録されているが、ピッチ上でも熱い戦いが繰り広げられそうだ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

