柏は先週末のリーグ戦でG大阪と対戦。前半から主導権を握り、前半だけで10本以上ものシュートを放ったものの決め切れずにいると、後半途中にセットプレーから先制を許す。終盤の猛攻も実らず完封負けとなったが、ネルシーニョ監督は「今日のゲームはわれわれが望んだ結果ではなかったが、『攻撃的で魅力的なサッカーをできていた』と選手たちに声をかけた。今日のゲームが次節につながるよう、また準備していきたい」とポジティブなコメントを残した。
今季のルヴァンカップでの戦績を振り返ると、2勝2分1敗で首位。グループステージ前半戦は2分1敗と白星を挙げられなかったが、直近2試合で勝利を挙げて一気に浮上を果たした。
柏のグループステージの戦いで目立った要素は2つある。1つ目は最後まであきらめない勝負への執着心。第3節・鳥栖戦では守勢を長く強いられたが、88分に升掛 友護の得点で同点に追いつき、勝点1をもぎ取った。前節・札幌戦では0-1でリードされた中、後半アディショナルタイムにマテウス サヴィオが2得点を決めて逆転に成功。終盤での勝負強さが勝点獲得に大きく関与している。そして、2つ目が若手選手たちの奮闘ぶり。前述した升掛はルーキーながら得点ランキングトップタイの4ゴールを挙げる活躍を見せ、加藤 匠人や田中 隼人といった若手もルヴァンカップでそれぞれ持ち味を発揮している。今節も彼らのエネルギッシュなプレーに期待したい。
柏は引き分け以上で自力でのグループステージ突破が決まるが、引き分け狙いで試合に入ってしまえば、京都の勢いに呑まれてしまうことは想像に難くない。勝点3をつかみ取る気持ちでプレーし、2年ぶりのグループステージ突破を決めたいところだ。
一方、アウェイに乗り込む京都は先週末のリーグ戦で清水と対戦。一進一退の攻防の中、最終盤には山田 楓喜がGKとの1対1を迎えるなど決定機もあったが、最後までゴールネットを揺らせずスコアレスドロー。リーグ戦は2試合連続無得点となり、4試合勝ちなしとなった。
京都のルヴァンカップグループステージの戦績は2勝1分2敗。最初の3試合は2勝1分と順調に勝点を積み重ねていたが、後半戦で勝点獲得にブレーキがかかり、直近2試合での失点は『7』と大量失点を喫してしまった。
今季、京都は柏とリーグ戦を含めて二度対戦しているが、結果は1勝1分。先月の明治安田J1第9節では高強度のプレスで主導権を握り、2-0の完封勝利を収めた。柏との対戦には手ごたえをつかんでいるはずだ。勝利すればグループステージ突破が確定するが、リーグ戦に続いて再び勝点3を獲得できるか。
[ 文:藤井 匠 ]
