大橋の2得点で勝利した湘南。“直接対決”へはずみをつける
名古屋グランパス
--2点ビハインドで迎えた後半の入り方、戦い方について。相手も引く時間が増えてくると思うので、そこは焦らず大きく揺さぶって、揺さぶりが間に合わなくなったタイミングでいこうとハーフタイムに話していました。 --自分の動きで変えたことは?後半になって中に当ててグイグイ入っていくというか、前半は当てて縦に行ったりしていましたけど、得点シーンもああやって中に入ったり、仕掛けられると思ったら仕掛けるようにしようと意識していました。 --自分の目の前にこぼれてきたボールに反応してゴールが決まったが?転がってくるのは運でしかないと思っていますけど、そこにいるかいないか、常に狙っているかどうかだと思う。あとは、どフリーでゴールまで近かったので、慌てず流し込むだけでした。 --結果を残せて、個人としてはプラスの試合にできたのでは?チームの勝ち負けも大事ですけど、個人の結果も大事になってきます。個人で何ができるかに対してフォーカスしてやっています。J1に来て対戦相手は自分のことを知らないので、その勢いを利用したい気持ちはあります。けど、利用してでもやることは同じだと思うので、残りはこの勢いに乗っかってやっていきたいです。
湘南ベルマーレ
監督
90分通して押される時間が長かったですけど、我慢をしながらやるべきことをやってくれた結果が3ポイントにつながった。前半から良い形で奪って、ウチの狙いとする鋭いカウンターを出せたと思いますし、それで2点を取れたことは良かったポイントです。ただ、もう一歩、もう1点のところで仕留め切れず最後を苦しくしてしまったので、そのへんを追求しながらやりたいです。それでも、しんどかったと思いますけど、崩れず我慢しながら執着心を持ってやってくれたと思います。名古屋さんの攻めの時間が多かったですけど、ウチも守備でのほころびを出さないようにした戦いになったと思います。 --63分に失点をして、そのあとに中盤の選手を代えた意図は?このシステムでやっている以上は、試合が中盤になるにつれて今日は特に押し込まれていて、アンカーの脇やサイドボランチの背中は相手の狙いどころとしてありました。脇のところの考え方とシュートの距離、お互いの距離について(試合が止まっているタイミングで)話をしましたけど、だからといって選手を代えたわけではないです。記者の皆さんから見ると「ここ、危ないんじゃないか」というのはあると思うかもしれないですけど、僕の中では許容範囲で、みんなが理解している中で起きていることだったので、それほど問題視していませんでした。 もちろん(アンカーの脇やサイドボランチの背中を)使われ過ぎたら、形を変えたり、人を代えて解決できることもある。そういうところの意思疎通です。あのときに話したことはみんな理解していて、あとは自分がどういう形にして、どういう意識でゲームをコントロールするかの確認をしていました。 --3試合連続で先発出場していた池田 昌生選手のポジションを今日は鈴木 章斗選手が務めて、前線の阿部 浩之選手がつかみどころのないポジションを取っていました。狙いとしていたことは?阿部に関しては相手を見ることができますし、相手の空くところに対しての動き方はやってもらっていました。ただ(ポジションが)重なったり、停滞するのはあまり好きじゃないので、章斗やそのポジションの選手が前を取るという関係性の中、数多くのチャンスを前半は作りました。僕がよく言っていることは、ポジションはもちろんあるけど、変わることもあるので、変わったときに誰が埋めるかという関係性です。最初は抵抗があって、重なって「えっ?」という感じもあったと思いますけど、みんなも慣れてきたり、関係性で「ああ、そういうことね」と分かってきたことが大きいと思う。それも大橋(祐紀)が前にドンといてくれるところも大きいと思います。トータルで、チームとして相手のイヤなところを引き出すことを共有として持ててきていると感じています。 --次節は横浜FCと残留を懸けた直接対決になります。チームとしてどんなスタンスで向かっていきたいですか?普段と何も変わりません。皆さんは書きやすいと思いますし、盛り上げてくれるだろうと思うので、それに乗っかって楽しみたいと思います。次の横浜FCさんに自分たちの戦いをぶつける準備をすることは変わらないので、いまの状況を楽しみながら、良い部分を追求しながら、改善するところに向き合いながらやっていきたいです。選手は緊張とかあるかもしれないですけど、いまの状態ではあまり気にするところではないです。ただ、(次の試合まで期間が)ちょっと空くので、フワッとしないようにだけは気をつけたいです。
名古屋グランパス
監督
負けましたが、シュートに至るまでの経過だったり、前半(自分たちの集計では)シュートを13本打っているという意味では、前節(・鳥栖戦)もそうでしたが、シュート数が非常に増えてきた。決定機の数は湘南に負けていないと思っています。なかなかチャンスらしいチャンスを作れなかった9月、10月と比べたら攻撃は幾分上向いてきたと思っています。ただ、最後決め切らないとこういう結果になる。前半に1点返していれば、後半は違った展開になったかもしれない。 逆に、前がかりになったときの2失点目は、阿部(浩之)へのリスク管理が緩かった。いくらビハインドでも後ろの選手が注意をして戦わないと難しくなるのは分かり切っている。そういう当たり前なことをしっかりできるかが、勝負の分かれ目になると思っています。選手も勝ちたいという思いを強く持って戦ってくれていると思うので、やり続けながらディテールにこだわって、次の神戸戦へ向けて準備していきたいです。 --前半、2失点した場面以外にもピンチはありました。後半に向けてどんな修正をしましたか?リスク管理のところはしっかりやっていこうと。藤井(陽也)が非常に上がっていって、アイツの攻撃力はウチの1つの武器ではあります。ですが、野上(結貴)も上がって藤井も上がって、ボランチの1枚も上がる形で2枚しか残っていなかった。人は同数であっても前半は見切れていなかったので、ハーフタイムに「こういうところは同数となったとしてもマークについて、簡単に起点を作らせるな」と。特に阿部がフラフラしていた部分を前半はつかみ切れていなかったので、そこは米本(拓司)と稲垣(祥)に指示を出しました。 あとは中谷(進之介)に、点を取るために藤井が上がるのはしょうがないので、そのときに野上にしっかりバランスをとらせるという話をしました。後半は危ないシーンがありましたが、これは行くしかなかった。ただ、前半の2点目のような形は作らせなかったと思うので、そこはハーフタイムに話をして、後半は修正して戦ってくれたと思います。
湘南ベルマーレ
FW 17
大橋 祐紀
--先制点を振り返って。1点目は(平岡)大陽のゴールだったと思います。そういったボールがあるからこそ、数字が伸びていると思うので、チームメートに感謝したいです。 --2点目について。ループシュートが一度相手GKにはじかれたものの、もう一度ボールを触れたことについて山口 智監督は「日頃の行いが良かったんじゃないか」とのことでしたが?ラッキーもありながら、決められて良かったと思います。 --一度止められたときの気持ちは?一瞬のことだったので、そのときのことは分からないですけど、「入れ!」と思っていました。 --今季13点目だが、自身の記録については?特になくて、あと2試合全力でやるだけです。
MF 7
阿部 浩之
--低めの位置で受けて展開する動きが目立ったが、今日の自身の役割やプレーの感触は?役割はいつもと変わっていなくて、相手の守り方を見てそういうふうにしただけで、それがうまくいって良かったと思います。みんなも僕のポジションチェンジによって気を利かせるところで、うまく連動できたと思うので、良い得点につながったと思います。 --1点目はチームとして狙いどおりだったのか?いや、練習したことのない形でしたけど、(平岡)大陽が良いところに走っていたし、それの前の(鈴木)章斗やおーちゃん(大橋 祐紀)が引きつけてくれたからこそ空いたと思います。それを見逃さず、見られて良かったと思います。