シーソーゲームの末のドロー決着。柏は降格圏との勝点差を『3』に広げる
柏レイソル
監督
ホーム最終戦ということで、多くのサポーターが駆けつけてくれました。なんとか勝って、自分たちの手で残留を決めたいという思いで試合に入りました。鳥栖さんは非常に攻撃的なチームですし、そういう対策を2週間やってきました。その中でしっかりと試合に入れたと思っていますが、立ち上がりの失点はチームにとって痛かったと思います。ただ、前半のうちに逆転できたのは、自分たちが狙いを持ってやってきた成果だと思っています。最後勝ち切ることができなかったのは、今年のわれわれの未熟な部分だと思っています。勝点1にとどまったことは非常に残念ですが、「もう一度、最終戦(次節・名古屋戦)もしっかりと戦え」という神様からのお告げだと思います。その試合でしっかり勝って、天皇杯(決勝・川崎F戦)につなげられるようにしていきたいと思います。 --現状、今季をどのように総括している?自分がシーズン途中で監督に就任した中、チームとしての方向性をどのように持っていくかというところで、スタッフや選手がなかなかうまく結果につなげることができなかったシーズンだったと思います。勝ち切れそうで勝ち切れない試合といいますか、今日もそれに近い試合だったかもしれませんが、良い内容の試合をしていても、結果が伴わない試合が非常に多かったと思っています。それはもちろん私の力不足もあると思いますし、最後の詰めの甘さだったり、われわれに力がない部分でもあると思います。ですが、やっている方向性は間違っていないというところは言えると思います。その方向性をより強く、疑わずに自信を持ってやっていくことが、いまのチームをよりレベルアップしていくためには必要なのかなと思っています。
サガン鳥栖
監督
アウェイの地まで来ていただいたファン・サポーターの方々に勝点3を届けたかったです。今日の試合でアウェイは最後になりますが、17試合、アウェイの地まで来ていただいた方々に感謝を申し上げたいなと思います。 試合のほうは2-2の引き分けで、われわれとしてはもっともっと前進できるはずというシーンがあったと思います。ただ、やはりさまざまな要因はあったと思います。そこはしっかり選手とコミュニケーションをとって、ラスト1試合に向けて、良い準備をしていきたいなと思っています。 --CBで原田 亘選手を起用し、福田 晃斗選手を右SBで起用しました。逆の配置もできたと思いますが、今日の配置にした狙いは?前に行きたかったからです。彼(原田)が1つ、パスミスからの失点をしてしまいましたが、それまで何度も良いシーンがありました。ただ、あそこ(の位置)からのパスの本数をもっと減らす。もっと相手陣内に押し込んで、彼からの前方へのパス本数を3分の2くらいにするともっとわれわれらしいフットボールができるかなと。ただ、(起用の)狙いとしては完全に攻撃ですね。 --今季、得点直後に失点をしたり、立て続けの失点などスコアが動いたときにチーム全体として揺れ動き過ぎているような部分があると思います。動じる必要がない状況でもスコアの数字に引っ張られ過ぎている印象もあり、その傾向が今季は強かったと思います。まず、僕らが得点して、スコアが動いたあとに失点してしまう確率が(今季は)少し高いかなという印象を持っています。今日は得点してからの時間帯は1つ、しのぐことはできました。ただ、失点をしてから次の失点までの時間が短かったこと。そこの要因は1つに「これ」とは決めることはできないのですが、ただメンタリティーのところで、“流れ”という言葉はあまり使いたくないですが、しっかりと選手個々が感じて、大人な顔の部分を見せなければいけないところもあります。ただ、やり続けたほうが良いときもあります。そういうところのさじ加減というのは、そこの部分までたどり着けるようになるとわれわれとしてもラクかなとも思っていて。構造や仕組みがめちゃくちゃであれば、われわれが仕事をしなければいけないのですが、そこは経験というものを選手が身につけながら、あとは改善していけるところだと思いますので、あまり心配もしていない。ただ、なくしたい。それが率直な思いです。 --後半は簡単にボールを失うような流れが続いていたのですが、得点は良い形で取ることができました。その点については?映像をしっかり見てみないと分からない部分もあるのですが、印象としては少し、われわれのリズム、テンポでフットボールができなかったという印象です。それはなぜか、われわれの問題なのか、柏さんが良かったからなのかというところでいくと、今日に関して言えば、われわれの問題のほうが大きかったかなと思います。ポジショニングのきめ細かさ、そこからの大胆さ、繊細さが少し足りなかったかなと思っています。あとは、ポジショニングを細かくやればやるほど、精密機械のようなもので、1つズレてしまうと全部が崩れてしまう。なので、そこのバランスを僕自身がとらないといけないと思います。今日は、精密に2週間できていたことがちょっとした1つのズレによって全員が「ん?」ってなったと思いますし、それがボールを失うことが多かった印象につながったと思います。
--2失点目のあとに全員を呼んで、円陣の中で声かけをしていました。どんなことを伝えていたのですか?逆転されるケースが練習試合でもあって、気落ちしたり、みんなの気持ちがどこに向いているのかが自分にはちょっと分からない感じがあったので、一度集めて、「いや、大丈夫だよ」と声をかけて、全体を落ち着かせたいなと。「いったんここでリセットしよう。まだ後半の45分もあるし、前半だって時間は残っているから、慌てずに自分たちのことをやろう。やれることをやろう」と伝えたかった。ちょっとバラバラな感じもしたので、自分たちの強みが何なのか、自分たちが今日の試合でどういう姿を見せないといけないのか。そこの確認作業を一度、集めてやった感じです。このままやっていたらもう1失点食らいそうな雰囲気を自分としては感じていたし、そうなるのがイヤだったから、メンタル的なところを伝えました。
--公式戦初スタメンでした。チームとしてやるべきことと自分が求められているものをしっかり整理して、得点という部分を意識して臨みました。相手があるのがサッカーなので、そこへの対応というのがまだまだだったなと。得点を取るためにもそこの部分はレベルアップしないといけないなと思いました。 --先制点の場面は自身も飛び込んでいたことが呼び水になりました。ゴール前で、前線の選手がしっかり入っていくことは意識していたので、得点につながって良かったなと思います。 --個人としてはあまりボールに触れずに難しい時間が長かったと思います。下りてボールを触りにいくのか、我慢して前に残るのか。試行錯誤をしていたと思います。自分が空けるスペースを意識していたのですが、そこはもっとチームメートと合わせていかないといけないなと思いました。自分の中で周囲に寄るのか、離れるのかというところはもっと練習の中でやっていかないといけないと思います。 --個人としてもチームとしても良くない時間のほうが長かったと思います。そういう時間帯の過ごし方についてはどういう認識でプレーしていましたか?なかなかマイボールにならない時間があって、引いて守ってはね返すけど、そこも相手に回収される時間が長かったと思います。そういうときにこそ、時間を作れる選手が必要だなというのは今日感じました。全体としてはもうちょっと守備を連動して奪い切るところまでやらないといけなかったと思います。 --個人の力で組織を救うような側面が出てくるとより良くなっていくと思います。どのプレーエリアでどういうプレーをしないといけないのかはもっと考えてやっていかないといけない。個人としてどう突破していくのかというところは、しっかり振り返って来週(次節・川崎F戦)につなげたいなと思います。
柏レイソル
FW 19
細谷 真大
--試合の入りについて。今日の試合は全員気合いが入っていたはずなのですが、どこか硬くなってしまったと感じました。そこは改善していかないとダメですが、前半で逆転できたので、ホッとはしました。ただ、勝ち切れなかったので、今季の課題が続いているのかなと思います。 --自身の得点シーンについて。(マテウス)サヴィオがボールを持ったら、動き出せば来るというのは、今季を通してできていますし、うまく点にもつなげられたので、良かったと思います。 --自身の得点はGKの立ち位置をしっかり見て狙った?見てはいないですが、抜け出して感覚的に打ちました。良いコースに行ったのかなと思います。 --日本代表で得点を取ったことは自信にもなった?1点取れたことは自分にとって大きかったですし、帰ってきてすぐの試合でしたけど、良い状態で(試合に)入れたのかなとは思います。
GK 46
松本 健太
--立ち上がりの失点について。サイドを突破されたのはありますけど、最終的には自分がキャッチしていれば問題ないシーンでした。チームの守備がどうだったかというよりは、正直、自分のミスで簡単に失点をしてしまいました。相手にボールを持たれる時間がすごく長かったですが、前半のあの失点以外で相手に決定的なチャンスがあったかというと、そうではなかったと思います。(今節を)リーグ戦を長く戦っているうちの34分の1と捉えることもできますが、こういう何かが決まる重要な位置づけの試合で、立ち上がりにミスをしてしまった。それが失点に直結してしまったので、チームとしてというよりは、自分自身がしっかり反省して次に生かさないといけません。 僕がミスして失点した直後も、みんな慌てているような素振りはまったくなかったですし、特に問題なかったと声をかけてくれていました。試合前には、敬太さん(井上 敬太GKコーチ)と「得点することもあれば、失点することもある中、いかに自分がどっしり構えていられるかがすごく重要になる」という話をしていました。正直、ミスをした瞬間はメンタルに来るものがありましたが、終わったことはしょうがないと思っていましたし、90分を通して自分がゴール前でどっしりしないといけないという話を覚えていました。それ以降は特に引きずるプレーはなかったですし、落ち着いてプレーできたと思っています。