柏は前節、アウェイで鹿島と対戦。細谷 真大の今季13点目で先制したが、PKから同点ゴールを許した。これで3戦未勝利(2分1敗)。順位は16位で変わらずも、前節は残留争いのライバルである湘南と横浜FCがそろって勝利し、降格圏との勝点差は『2』に縮まった。武藤 雄樹は「悪いサッカーはしていないと思う。ただ、なんだかんだ勝点を取りこぼしている。すごく難しいと思うが、残り試合は少ないし、やるしかない。やっているサッカーからブレる必要は全然ないし、変に引きずることなく、前向きにやっていければいい」と話した。
今節はジエゴ、古賀 太陽、高嶺 朋樹と主力3選手が累積警告により出場停止となるため、簡単な試合にはならないだろう。「それぞれの特徴は全員が理解している」(山田 康太)としても、ディスアドバンテージの1つになることは確かだ。
ただ裏を返せば、このチャンスを逃すまいと心を燃やす選手もいる。左SB、CB、ボランチで替わりに入る選手たちは、これまで以上の高いモチベーションで重要な一戦に臨むはずだ。約5カ月ぶりの先発出場を狙う仙頭 啓矢は、「今季はけっこう悔しい思いをしてきた。まだ(先発の機会があるかどうか)分からないが、リーグ戦でなかなか勝てていないし、ここで1つ勝ってアピールしたい。チームとしていまやろうとしていることを念頭に置きつつ、オン・ザ・ボールのところで自分の特徴を出さないといけない」と意気込んだ。
両チームの特徴を考えれば、鳥栖がボールを握る時間が長くなると思われる。柏としては前向きにプレッシャーを掛けつつ、素早いカウンターからネットを揺らしたい。ホーム最終戦で4試合ぶりの勝利を挙げ、J1残留に前進することができるか。
対する鳥栖は5月から6月にかけて7戦無敗(4勝3分)を達成。勝点を上積みした時期もあったが、リーグ後半戦は3勝のみと、思うような結果を残せていない。すでにJ1残留が決まっている中、11月17日には川井 健太監督の来季の契約更新も発表された。今節は来季につながる一戦にしたい。
鳥栖は前節、ホームで横浜FCと対戦。練習で取り組んだことが得点に直結したが、相手の裏返すようなボールに苦戦する場面も散見され、1-3で敗れた。川井監督は背後を徹底的に消していた横浜FCの守備に難儀した旨を話しつつ、「いまの時期であったら、もっと(パスを)通さないといけないし、前に行かなければいけない。その部分を逃していたし、そういった少しの部分が今日は足りなかったと思う」と改善点を述べた。足りなかった部分をどう修正し、ピッチに反映させるかは注目だ。
前回対戦は1-1のドローに終わっているが、今節で白星をつかむのはどちらか。試合は11月25日(土)14時キックオフだ。
[ 文:藤井 匠 ]
