先週末に行われた明治安田J1第5節・名古屋戦で引き分けた柏。細谷 真大の今季2得点目で先制に成功したものの、12分後に同点に追いつかれると、その後は両GKの好セーブも光ってスコアは動かず。勝点3奪取こそかなわなかったが、ネルシーニョ監督は「非常に良い試合ができた。勝てた試合だったと個人的には思うが、敵地に乗り込んで勝点を積めたことは評価したい」とチームの奮闘について前向きに話す。リーグ戦は5試合を消化して勝点は『10』と良い滑り出しを見せている。
そんなポジティブな雰囲気で迎える鳥栖戦だが、今節はメンバーの入れ替えを余儀なくされる。その理由は代表招集に伴う離脱。正守護神・キム スンギュは韓国代表に、不可欠な存在になりつつある細谷と若きGK佐々木 雅士はU-21日本代表に招集されており、今節の欠場が決定。代役選手の活躍に期待がかかる。
まず、細谷の代役として期待されるのが柏のルーキーストライカー陣。18歳の真家 英嵩はJリーグYBCルヴァンカップCグループ第1節・京都戦で1得点、同じく18歳の升掛 友護はCグループ第2節・札幌戦で2得点を挙げるなど、インパクトを残した。現役大学生の森 海渡も、得点こそ挙げられていないが、得意とする裏への抜け出しでチャンスシーンに何度か絡んでおり、今節の出場可能性は十分。フレッシュなアタッカー陣の動きに注目だ。
またGKの人選も見どころの1つ。松本 健太、猿田 遥己、先週2種登録完了が発表されたばかりのハーパー タイガ オリバーは、誰が出ても柏でのプロデビュー戦となる。待望の晴れ舞台で好パフォーマンスを発揮したい。
一方の鳥栖は、先週金曜日のJ1第5節で横浜FMと対戦。激しい雨により水が溜まったピッチの影響を受けて、狙いどおりのサッカーを披露できなかったが、得点を許すことなく、敵地で勝点1を持ち帰った。川井 健太監督も「できることは限られていた中で指示待ちにならず、ピッチコンディションに対して自分たちでアジャストさせたのは良かった」と評価する。
鳥栖も柏と同様、リーグ戦で堅実な戦いぶりを見せている。5試合を終えて1勝4分と無敗で、総失点数はわずか『2』だ。中野 伸哉は「ただ守るのではなく、前からプレスに行っているところが(リーグ戦)無敗につながっているのだと感じる」と話す。これをカップ戦でも継続したいところで、積極的な前線からのプレスで試合の主導権を握れるか注目したい。
ルヴァンカップの前節で敗戦を喫したチーム同士の一戦。カップ戦初勝利を挙げ、グループステージ突破に近づくのはどちらか。
[ 文:藤井 匠 ]
