ともに称えるべき内容。だが、結果はドロー
北海道コンサドーレ札幌
監督
広島は運動量と球際の強い、非常にインテンシティーの高い相手でした。われわれにとっては厳しいゲームになってしまいましたが、選手たちは最後まで力のすべてを出して戦ってくれたと思いますし、そういう中で評価のできる勝点1だったと思います。やはりわれわれはケガによりなかなかコンディションが整わない選手が多く、少なくとも今日も4、5人は90分を戦うことができない状態で、その中で全員が力を最後まで出し切ってくれました。チームとしてしっかりと戦えた、そしてその中で勝点1を取れた。評価できる勝点1だと思っています。 昨季から数えればレギュラーが4人抜けた中でわれわれは戦っていて、4、5人はコンディションが整っていない。トータルで考えれば9人くらいの選手がいない中で戦っているという見方もできるだろう。その意味でも持てる力を出してくれて、次につながる勝点1だと思いますし、そうならなければいけないとも思っています。 --多くのシュートを打たれる展開だったが、ハーフタイムにはどういった指示を?ハーフタイムにはまず近藤(友喜)を交代で下げて、浅野(雄也)を右(のサイド)に移した。もちろん浅野に関しては、右のシャドーが彼にとって一番適正だと思いますし、チームとしても彼の良さを生かせるポジションだと思っている。ただし、チームの現状や対峙する選手を考えたときに浅野を右にもっていくという妥協案を決断するしかなかった。 その中で相手はより圧力を掛けてくると思いますし、運動量、強度を上げてくると思っていた。それを受けてしまったらやられるぞ、という話はしました。自分たちも走り、戦わなければいけないということもハーフタイムには強調したのですが、残念ながら失点してしまいました。前半は見ていた感じだと、右サイドを多く突破されていた状況だった。そこをしっかり対応しなければいけない中で浅野を右に移した。 --18本のシュートを打たれた。だが、1失点だった。シンプルに相手の運動量、球際が強かった中で、自陣に押し込まれた時間が長かったことがシュートを多く打たれた要因だった。相手の圧力をひっくり返す、あるいは押し返すことができればシュートを打たれる数は減ったと思うが、やはり相手の強度が高かった。ただし、シュートは打たれたが、崩されてのシュートはそれほど多くなかったと思っている。相手が積極的にシュートを打ってきたというのもあるだろう。もちろん広島の選手は技術や個の能力も高く、その意味でもやられてしまう場面があった。そういう中でも耐え切った部分もあり、そこは評価してもいいだろう。 本来の青木(亮太)と今日の青木とでは、私には違いがあると思う。やはりまだまだ本来の状態ではないだろう。浅野についても、キャンプ中にプレーできたのはハーフタイムぐらいの時間である。そういう状況でシーズンに入っている。何試合出場したからといって、コンディションがグッと上がるわけではない。やはり長いスパンで上がり、維持されるもの。宮澤(裕樹)、近藤についても同様。ケガで数週間休んでいる。90分間強度を保てるようなチーム状態ではないことは確かである。その中でチームとして戦っている。スパチョークもケガがあったり、代表に行って疲労がたまっている。さらに大森(真吾)も出場停止だったが、長くケガをしていた選手。鈴木(武蔵)もキャンプで十分なトレーニングが積めていない中で、またケガをした。良い状態で試合をするのは簡単ではない。積み上げがないままで急に試合に出ればまたケガをするリスクが高まるが、チーム状況を考えれば使わざるを得ない。チームは難しい判断をしなければいけない。菅野(孝憲)もケガで欠場した試合があった。 ここ最近でいえばG大阪、新潟、広島と難しい相手との試合だったが、そこをなんとか1勝2分で勝点5を取った。選手たちが良い準備をしてくれたからだと思う。結果は出始めているが、チームはまだまだ難しい状況にある。広島という上位にいるチームに対し、勝つ気持ちを出してくれて、勝点1を取ったことは評価していい。いまある現状の中で選手たちは、自分たちのベストを出してくれていると思う。
サンフレッチェ広島
監督
1ポイントしか持ち帰れないことが残念です。自分たちはすべてを出し切り、よりアクティブなチームだったと思います。最終的にはチャンスに対する得点の数が足りなかった。パフォーマンスはトップだったが、結果については納得のいくところにはいけなかった。 --川村 拓夢選手の状態について。また、川村選手が抜けたあと、セカンドボールの回収が難しくなっていた印象だが。右脇腹の筋肉の問題といったところです。それ以上のことは今後分かると思います。 代わりに入った小原(基樹)は良さを出してくれたと思います。0-1の状況だったので、交代するならばオフェンシブにという考えでした。後半の中盤の選手は試合を支配するに十分な内容だったと思います。 --ビッグチャンスがたくさんあった。その中で加藤 陸次樹選手にはいくつもチャンスがあったが、残念ながらモノにできなかった。そうした問題はどう解決すべきなのか。彼自身のパフォーマンスには満足している。ただし、もっと良くなるには得点が必要ですね。 --井上 愛簾選手のプレーについて。彼は非常に伸びている選手。プロのプレッシャーの中でも技術は示せた。今後、出場時間は延びていくと思う。
北海道コンサドーレ札幌
MF 10
宮澤 裕樹
勝点1は最低限の結果だと思っている。先制点を奪ったわけで、少なくとも勝点は取らなければいけないと思っていた。もちろん、なんとか追加点を含め、勝点3を狙ってはいたが、粘り強く戦った結果だと思っている。 試合展開としては、球際や切り替え、強度の部分がカギになると思っていて、自分たちもそこは強く意識して戦った。ただし、前半は相手のほうが出足が速く、主導権を握られてしまった。得点を取ってチームとしても試合としても落ち着いたかなと思ったが、ボールの失い方のところなどは相手の圧力もあり、難しさがあった。 次の試合に向けては、今日の勝点1を良い形でつなげるようにしたいし、修正すべきところはしっかり修正して挑みたい。
MF 18
浅野 雄也
得点のところは自分のパスが相手に当たって、スパチョークにつながった。パスミスだったが、彼がうまく決めてくれて本当に良かったと思っている。ただ、チームとしてもっとチャンスを作りたかったという気持ちが強い。僕は後半サイドにポジションを移したが、もっとチャンスを作りたかった。やはり勝点3を取りたかったし、先制して追いつかれるという展開は去年を振り返っても多かったので、課題だと思っている。そうした部分は改善していきたいし、複数得点を取って改善したいと思っている。