新潟が6試合ぶりの勝利。京都は3試合連続の完封負けに
京都サンガF.C.
監督
ホームで4試合連続でたくさんのサポーターに来ていただいたにもかかわらず、得点を取って勝点3を狙うことが達成できませんでした。また3連敗で得点も取れておらず、現象だけで見るといまのチームは必ずしも良くなっていないのは明白です。それに対して、選手に練習中やミーティングで提示はしています。今日の試合も前半から自分たちがやるべきこと、相手がやりたいことをやらせないところ、チャンスになった場面などは絵に描いていた中の範疇でしたが、こちらはカウンターも含めてゴールを取れず、逆に相手の逆カウンターのような形で得点を取られてしまい、そのまま時間を使われてしまったという印象です。 この状況を乗り越えられるのはわれわれだけですし、ネガティブな材料を探して自分たちを変に追い込むというよりは、できていること、これから積み上げなければいけないことをしっかりと整理して、今後へ臨まないといけません。 この4試合連続ホームで勝点1も取れていないことに関しては、自分としても非常に申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分は就任4年目になりますが、過去3年間でこういうことはなかったと思います。サンガスタジアムの声援で勝たせてもらえることが薄まってきているのは、監督である自分の責任だと思います。しっかり自分と向き合って、次に向かわなければいけません。 選手はゴールに向かって仕掛けていくことに関してはよくやった部分もあります。それを次の長野戦や神戸戦の勝利につながるように準備していきたいと思います。 --攻撃では、相手にとって怖いところでのプレーやイヤなプレーが少なかった印象がありますが。それに関して言うと、鹿島戦のほうが少なかったなと思います。今日は相手の中盤と最終ラインの間で前を向ける場面がありました。ゴールに向かって仕掛けていくプレーで、最後にボールを失ってつながらなかったり、クロスが合わなかったり、シュートが枠にいかなかった場面はありましたが、鹿島戦に比べると良化したかなと捉えています。ただ、最後のところでもっとリスクを冒して、2人より3人、3人より4人と人数を増やして、ゴール前になだれ込むような攻撃ができたかというと、そこには課題があると思います。 --初先発となった塚川 孝輝選手に期待したことと、その評価を聞かせてください。あの長身でボール扱いもうまいし、決定的な仕事ができるところに入ってくるチャンスはありました。悪くはなかったですが、まだ少しコンディション的に疲れが見えたので早めに交代させて、新しい選手でもう一度、前からのプレスの強度を上げられるようにするのが狙いでした。彼自身はこれからどんどん上がっていけるかなと思います。 --終盤は攻撃を仕掛けたが、失点をするまではなかなか迫力ある攻撃を繰り出せなかった。どう改善していくか?シーズンの中で流れが悪いときは、大事にし過ぎて思い切ったパスやドリブルが出ないことがあるし、逆に思い切って行き過ぎて周りと合わないこともあったりと、最後のところのチグハグ感は否めないと思います。 1つ勝つことで良化することを期待するだけではなくて、いまくすぶっている中で誰一人船から降りずに、船をまっすぐにして進んでいける勇気や覚悟が必要だと思っています。これは精神論だけではなくて、そういうものを持たないと乗り越えていけない。それは選手たちに伝えたいなと思います。
アルビレックス新潟
負けている状況だったので、ボールを受けて攻撃の起点になるように指示を受けて試合に入りました。ああいう展開の中でもっとやり切る部分は、僕が入る前からも含めてチームとして増やしていかないといけません。 --外から見ていた時間も含めて、今日の攻撃をどう見ているか?攻め切る回数が少なかったし、思い切りの良さも足りませんでした。最近の試合では攻撃の距離感が良くありません。(J1第5節・)ヴェルディ戦の前半のような、攻撃を仕掛けたときにボールを失っても、再び奪い返しにいけるようなフットボールをしなければいけません。
アルビレックス新潟
ゴール前で味方が体を張って、ボールを残してくれました。常にゴールを狙うことは意識していますし、枠を捉えられたこと、右足で自分の得意なところにボールを置くことができたのが良かったです。 --反転してシュートを打ったが、ゴールは見えていなかった?最後に打つときにちらっと見えたというか、感覚というか、あそこを狙って蹴れたのは良かったです。最後を決め切って、その後もみんなが体を張ってくれました。 --サイドチェンジなどで裏を突くことができていたが。相手のプレッシャーもある中、それぞれの特徴を生かしながらやれました。守備の時間もありましたが、全員で守って全員で攻めることができました。攻撃の枚数も、今日はより前に人数をかけれたと思います。 --後半の立ち上がりは相手にチャンスを作られたが。全員でやる意識はあったので、攻撃になったときに1本のチャンスを狙っていた。シュートを打ちたかったので、自分のところに来たら足を振ろうというイメージはありました。あそこはゴールを狙える場所なので準備していました。
監督
試合は全体的に見れば良い流れで進んでいましたが、全員で攻守の切り替えのすべてに関わるという意識の高さが見えたゲームで、それを勝ちにつなげられたことが非常に大きいです。 --大きなサイドチェンジやシンプルに裏を使う攻撃が今日も見られた。特にサイドチェンジは狙っていたのか?相手の特徴はインサイドをうまく使ってきます。そこは揺さぶりをかけながら、京都さんも承知済みだと思っている中で、いかに先手を取れるかを意識しました。後半はそこの色が少し薄れてしまいました。連戦の疲労ということではなく、試合の中での疲労はありましたし、全員が関わる中での疲労もあるので、仕方のない部分もあると思います。 --セットプレーの対応を含めて守備について。無失点で抑えていますし、素晴らしい対応でした。たしかにセットプレーの数はあって、脅威にもなります。それをどう抑えるのか。たった1つのクリアだったり、プレーを切るところの質はしっかりやらないといけない。2次攻撃、3次攻撃があると疲弊する可能性があります。そこは修正点も含めて、みんなで共有していきたいです。 --水曜日の試合から中2日での準備について。また、6試合ぶりの勝利となったが。この2日間は、まずコンディションの回復を優先させました。京都さんの対策についてはこちらに到着してからです。どうプレスに行くのか、相手の特徴や守備で弱点になるであろうことなどは、ピッチ上ではなく(映像を使って)目からの情報で伝えています。これまでわれわれの積み上げてきたものもあるし、京都さんとやるのも初めてではありません。まずはコンディションを優先させました。対策した部分の表現も、しっかりピッチでやってくれたと思います。 (6試合ぶりの勝利については)特に何も思っていません。何試合ぶりではなく、一つひとつ勝っていかないといけませんし、せっかく勝った、6試合ぶりというふうに考えると少しネガティブになってしまいます。何度も言っていますが、残されたものに可能性を感じながらやっていく必要があります。
京都サンガF.C.
MF 16
武田 将平
決定機は多くなかったかもしれませんが、新潟のペースでもありませんでした。相手のやりたいことを消して試合に入ろうとしました。前半はうまくいかないところもあって前に行かれましたが、後半の立ち上がりは新潟の良さを消して、前からボールを奪いにいけて、自分たちのテンポにもつながって、カウンターに移れていました。そのカウンターの精度がどうかという問題はありますし、新潟にしっかりやられた、相手のほうが強かったなという印象です。 --ボールを奪って攻撃に転じたあと、うまくつながっていく場面が少なかった印象だが。1つあるのは、新潟はビルドアップで横に広がるので、そこへ人に依存してマークについていくと、ボールを奪って攻撃になっても味方との距離が離れています。そこをどうするのか。良い距離で守備をして、良い距離で攻撃に出ていくことが必要です。
MF 19
金子 大毅
絶対に勝たなければいけない試合だったので、負けたことがすべてです。自分のプレーでは相手をつぶせるシーンはありましたが、自分のプレーどうこうよりも、ひさびさに出場してチームを勝たせることができなかったことに悔しい気持ちでいっぱいです。 攻撃でやり切ることは大切ですし、自分たちは相手ゴールキックから始めてもらえれば奪える力はあると思います。逆に中途半端に奪われたら、カウンターで一度全員が後ろに下がらなければいけない。もっとやり切るシーンを増やすこと。あとはクロスを上げるにしても、もっと押し込んでから上げることです。遠い位置からクロスを上げれる状況があったとしても、そこで上げずに一度押し込んだ状態まで持ち込めれば、もしクロスを上げてボールを奪われたとしても、良い形で奪い返せると思います。もっともっと押し込んで、やり切ることは重要だと思います。 僕たちのやり方として“前に早く攻める”というのがあるので、時間帯も考えて相手をゴール付近まで押し込んで、前を探りながら攻める場面がもう少しあってもいいのかなと感じています。 --良い奪い方ができる場面も多くなかったが。新潟もけっこう割り切って、前にボールを入れてくる場面が多かったので、難しい部分もあったと思います。ただ、もっと(味方同士が)つながっていれば、横パスをインターセプトできるチャンスがなくはなかったと思います。守備にしても攻撃にしても、全員がもっと距離感よくつながることをしないといけません。 --新潟のポゼッションのうまさもあり、京都が守備でつながることが難しかった?ゴールキックではがされるイメージはないが、少し押し込まれたときのビルドアップで、相手CBやボランチにフリーでボールを持たれた。そうするとウチのSBが、サイドチェンジされたときの対応も遅れます。そこは僕たち(中盤)がもう少し声をかけるべきでした。
MF 25
谷内田 哲平