フィニッシュの精度を欠いた両者。ともにリーグ戦4連続引き分け
アビスパ福岡
--ラストプレーの1対1のストップ、まさに“村神様”だったが?特に“村神様”というわけではないと思います。みんなが戻ってきていたし、僕もキャッチしていたら良かったですが、止め切れていなかった。最後にヒラ(平塚 悠知)がカバーして蹴り出してくれたから失点しなかった。もしかしたら、あれに詰められて負けている可能性もある。背走になった場面で全員がゴールを守るために走っていたことが良かったと思います。 ただ、あのシーンを作らせてしまったという部分については、GKとして良くなかったと思います。自分たちのCKからああいうピンチを作らせてしまったところが課題であると思います。セカンドボールになる前のところでうまく自分たちで拾って2次攻撃ができれば良かった。
--ウイングバックでの先発だったが?全然ネガティブな思いはなかったし、こういう相手に対してはサイドから自分で仕掛けていけるので、すごく楽しさがありました。 後半、ヒラくん(平塚 悠知)が入って、彼からスルーパスが出てきました。今日は一緒にプレーするのが初めてくらいの感じだったので、これからすごく期待できる部分だし、高めていきたいというところではあります。 (佐藤)凌我も、プラスワンを作りに来てくれるし、ヒラくんも止めて、自分たちが動き出せるタイミングを作ってくれる選手で、すごく動き出しやすい。ヒラくんが持ったときに、いかに良い状態でボールを引き出せるかというのを練習で合わせていきたい。
東京ヴェルディ
監督
勝点1に終わった悔しさがある中で、サポーターがわれわれの背中を押すような声と拍手をしていただいたことについて、本当にありがたく思いますし、彼らに対してホームでの勝利を届けられていないことをあらためて悔しく思います。 内容については、明確に2つの問題点があった。前半、あれだけボールを持ちながらシュートを1本しか打てていない。そのシュートが決定的だったかもしれないが、ボールを持つことから先の課題が前半は出た。途中、立ち位置を変えて微調整はしたものの、もっとチームとしてアグレッシブにシュートを打つ状況にしないといけなかった。 後半開始からの20分、守備で押し返すのか、攻撃で押し返すのかというところで20分が経ってしまった。こらえることはできるが、あれでは疲弊する。決定機としては1回くらいあったかもしれないが、あの20分くらいの状況になったことは、改善していかないといけないと思う。もっとコンパクトに、ハイラインにしていくためにどうしていくか。 そのためには前線が起点を作って相手陣で攻撃をスタートさせること。もう1つは、状況を改善していくようなベンチメンバーの成長を促すこと。これはわれわれの課題。そこでゲームを変えてくれるような選手を送り出せるように引き続き取り組みたい。 --前半途中、選手の立ち位置を入れ替えた狙いは?かなりボールを持てていたので、中盤にボールコレクターを集めて、より安定したビルドアップをして、相手陣でサッカーをしたかった。それと、岩崎(悠人)という切り札のケアをすること。齋藤 功佑はどちらのサイドでもできるのと、翁長(聖)にはモビリティーもある。おのおのの選手の良さをさらに出すために、特に中盤で持つ時間が長ければ長くなるほど良くなるし、相手にとって際どい選手を置きたかったというのはある。 --染野 唯月、木村 勇大の2トップがフル出場。疲労が見えても彼らを引っ張って起用しているが?まさに、彼ら(2トップ)のバトンを受けて、前線での守備でバージョンアップするのか、攻撃でバージョンアップするのか。そういう存在をわれわれは待ち望んでいるし、選手に成長を促しているところです。 今日、山見(大登)、チアゴ(アウベス)と、袴田 裕太郎の3人に関しては、バトンを受けた上で特徴を出してくれたと思う。それまで先発のハードワークあってこそ、彼らのバトンを受ける意味があったと思うし、チームの背骨の部分である、トップ、ボランチ、CBのところを含めて、先発に取って代わるような選手、「この選手しかいない」と思われる選手を育てていかないと、連戦も続くし、夏場の戦いが出てきたところでのバージョンアップは1つの大きな課題、待ち望んでいるし、努力を重ねていかないといけない。
アビスパ福岡
監督
決定機が少ない、そういうゲームだった。(決定機は)ゼロではなかったが、そこの質も高くなかった。自分たちは前半の終わりのほうにかけて、だいぶ攻め込まれたが、そこで耐えられたのは良かった。また、無失点は良かったが、無得点については相変わらずの課題かなと思います。 --後半、佐藤 凌我が入ってボールが動くようになったが?思っていたように、決定機はあった。クロスから、佐藤 凌我が足に当てればゴールだった場面。どんな形でも、それ(ゴール)を期待していたので残念だが、長期離脱から、その(負傷した)スタジアムに帰ってこられてプレーできたのは良かったと前向きにとらえている。彼自身も取りたかっただろうし、取らせたかった。流れは良かったが、(決定機が)少なかった中でのあそこは唯一の決定機だったと思います。 --奈良 竜樹も脳震盪からの復帰だった。出来は良かったと思う。後半は特にチームとして良くなったが、前半に守備でうまくハマっていないところがあったし、いつもならまとめ上げているようなところがうまくいないところもあった。個人のプレー、カバーなどではタフに戦っていた。痙攣も多少していたようなので、それを加味して最後は同じポジションの選手を入れました。 --前節・磐田戦の途中からに続き、左ウイングバックに入った岩崎 悠人の可能性については?攻守にわたって、彼の持っているスピード、強さ、うまさのところがある。守備でも対人のうまさがあるし、攻撃のうまさも彼の良さ。何度か縦に行ってのクロスもあった。どのポジションでもああいう攻撃的な仕掛けるプレーを意識させていきたいです。アシストについて、今日はできなかったが、そういう仕事を担っていると思う。
東京ヴェルディ
MF 7
森田 晃樹
--前半途中から選手の位置の入れ替えがあったが?齋藤(功佑)選手や見木(友哉)選手といった選手が、よりボールを触ると良いリズムが生まれるというふうに思っていました。チームとして、パスを受けたあとは課題で、攻撃のところでは前半にボールは持てていたが、シュートは1本だけ。決定機もあったけれど、ブロックを崩していく作業が必要だったと思う。 守備は集中してやれていた。ピンチもあったけれど、基本的にはすごく集中していたし、外国籍選手のところも抑えられていたのは良かった。やっぱりもっといろいろな形での決定機を増やさないといけない。 後半はわりと走らされたし、前半についても走らせているという攻撃はできなかった。相手にラクに守備をさせてしまう状況が多かった。そういう意味では、自分たちが走らされている感じはあった。
FW 20
木村 勇大
ボールを持つ展開にある程度なるというのは想定内だったが、その中でも最後の質、アイディアのところは不足していたと思う。今日も暑かったし、これから暑い試合が続くと思うので、基本的にボールを持つ時間を増やすことが大事だと思う。いかにチームとして効率的にゴールへ迫るか。体力を消耗するサッカーをしているので、すごく大事だと思う。今まで、あまり今日のようにボールを持つ展開の試合がなかった。こういう試合のときにどうやって点を取るのか。もう1回突き詰めないといけない。
MF 14
チアゴ アウベス
勝利に貢献したいという思いで試合に入った。後半、相手も疲れがたまっているというのが見えたので、そこから自分のクオリティーなどを使い、良い方向に展開できればいいと思っていた。なかなかチャンスが作れずに終わってしまったのはすごく残念。 --ラストプレーの決定機について。しっかりGKを見ながら、トラップもうまくできて運べたが、ゴールネットを揺らすことができなかった。自分から見て右側のほうに打ちたかったが、うまくシュートが当たらなかった。チームとしてチャンスがなかなか作れていない中での最後のチャンスだったので、しっかり決めたかった。チームとして後半に頑張っていた中でのプレーだった。勝ち切って、みんなで喜び合いたかった。残念に思う。