0-2から3-2へ。磐田が見せた意地と修正力
湘南ベルマーレ
すごく早い時間帯に(池田)昌生からの良いクロスを決めることができたのはすごく良かった。前半は素晴らしい試合ができていたと思います。ただ、残念ながら段々と集中力が切れてしまって、それで負けてしまう試合が多いので、そこはすごく残念です。自分たちに負けてしまっているという状況が続いているんじゃないかと思います。 --自身のゴールシーンについて。もちろん(亡くなった)おばあちゃんのためにも決めたかったですし、古巣なので、ここでゴールを決めたいという気持ちはすごく強かった。もっと得点できるチャンスはあったので、もっと決めることができれば良かったと思う。チャンスを生かせず、決め切れなかったことが残念です。 --あらためて、古巣のスタジアムでプレーした思いは?サポーターたちも、クラブもすごく好きです。ここで3年間戦って、タイトルも獲ることができたので、本当に良い思い出がたくさんあります。
ちょっとうまくいったところもありましたし、あのように2点を先制できましたが、戦い方というところは考えさせられました。先ほどジュビロの選手とも話しましたけど、ウチが(相手にとって)イヤなことをできていないなというのを思いました。 --古巣戦を終えた感想は?このスタジアム、サポーターを含めてあらためて良いチームだと思ったけど、一番悔しい思いをしたのは僕とルキアンなので、ホームでは同じ相手には二度負けないようにしていきたいし、まだまだ試合もあるので、ここからやっていきたいと思います。 --どんなところがうまくいかなかったのでしょうか。早い時間帯に2点を先制できて、そこからの戦い方ですね。相手がもちろん出てこないといけない状況になった中で、自分たちが狙いとしているポゼッションしやすい状況を作ることができた。ただ、そこでみんなの中で意思疎通が足りなかったと思うし、少し受けてしまった。前から来ている相手に対して、強気で前の選択肢を持ってはがしていければ、相手がもっと前に出てこないといけないと思って、もっと背後が空いていろんなところを突くことができたはず。あのようになってしまったのは自滅かなと思っています。そういうときにピッチ上で変えなければいけなかったし、変えられなかったことが敗因につながったと思っています。
ジュビロ磐田
監督
今年も磐田市の小学生一斉観戦というところで、たくさんの小学生が応援に来ていただいて、いつも来ていただいているサポーターの皆さんも含めて、本当にたくさんの声援をわれわれがスタジアムに来たときからしていただき、本当にありがとうございました。そのパワーで最後、このゲームをひっくり返すことができたと実感しています。 試合はキックオフから失点して、皆さまも「またか……」という始まりだったと思います。決して1点を取られたあとも戦い方は変えようとは思いませんでした。ただ、PKで失点して0-2になったときに僕自身、どうしようか悩みました。ただ、前がかりになり過ぎて0-3にされるとこのゲームが終わってしまうというのがあったので、とにかく我慢しました。選手たちにはどのくらい伝えられたか分かりませんけど、前半の終了間際に1点を取れたことが本当に大きかったと思っています。 少しずつうまくいくシーンが出てきたので、後半はそのままのメンバーで入りました。そこから交代カードを切りながら、ギアを上げていく。そのとおりにあとから入った選手がギアを上げてくれたと思っています。最後は、この試合に懸ける思いを選手全員がピッチで表現してくれたと思っています。 --前半終了間際の山田 大記選手のゴールシーンについて。相手にとって一番危険なプレーが何かというのを大記はよく分かっています。ほかの選択肢もありましたけど、相手の一番イヤなところにボールを送って、自分があそこに動いていく。最後は本当にクオリティーだと思いますけど、本当に質の高いプレーだったと思っています。 --前半はデュエルで負けるシーンが多かった一方で、後半はそこへの意識がすごく変わったように感じました。その点、監督自身はどのように感じていましたか?そのことを前半戦って選手自身が感じたと思います。その部分についてまだ選手とは話していないので分かりませんけど、このままじゃ終われないというか、その部分で上回らなければいけないという思いは各自持ってくれたと思っています。実際にデュエルの勝利数がどのくらいだったのかは分かりませんけど、そういう意識があったことで後半は多少、われわれのボールになることが増えたと思っています。
湘南ベルマーレ
監督
アウェイにもかかわらず、たくさんのファン・サポーターが後押ししてくれた中で、結果としてあり得ないことを招いてしまったので、非常に情けなく、悔しい。前半は良い形で先制して、追加点も取れたところまでは良かったが、前半の終わり方、後半の入り方、失点の仕方は許されないので、その辺が(勝敗に)直結したゲームになってしまいました。 --選手交代を機にシステムを変えたところについて 。ボールを落ち着かせてほしくて2人(阿部 浩之とディサロ 燦シルヴァーノ)を入れて、中盤を厚くしてルキアンの近くに絡んでほしいという狙いで([3-4-2-1]を)選択しましたけど、(その采配が)良くなかったと思います。守備のところでの甘さが出てしまったのと、言い方は悪いですけど、攻撃のところでの適当感が出てしまったと思っていますし、関係性のところではつながりも薄かったと思っています。 --最終ラインを入れ替えた意図とパフォーマンスについて。ジュビロさん相手にボールを動かすところ、差し込むところをたくさん作りたくて今日のメンバーにしました。攻撃面では課題ももちろんあるが、形を表現してくれたところもありましたし、守備の緩さが失点のところでも出てしまったので、その両方を求めていかなければいけないと感じました。
ジュビロ磐田
MF 16
レオ ゴメス
--J1第9節・福岡戦での出来事からどのようにはい上がってきましたか?試合に出ていなかったらミスはしない。ミスをすることよりも、ミスをしたあとのことをできるだけ意識するようにしてきた。自分の中では苦しい状況だったかもしれないが、このように試合に出させてもらっている以上は、常に満足しないでもっと良くなっていくことを意識しなければいけないと思っています。本当にサッカーの世界はすごく入れ替わりが激しい世界なので、その瞬間、瞬間を意識してプレーしていけるようにしていきたいと思っている。
MF 10
山田 大記
--2点リードされた状況の中、どんなことを感じていましたか?具体的にうまくいっていないところが明確にあったので、2失点目のあとに修正しようとみんなで話した。精神論だけでは巻き返せないと感じていたので、具体的にどうするのか考えながらプレーしていた。2列目のインサイドに入ってくる選手を誰がつかむのかというところを修正した。最初はボランチがつかむようにやっていたが、CBがスライドしたほうがいいんじゃないかというところで、(上原)力也とも話しながら全体に伝えた。あとはプレッシャーを掛ける高さを変えました。 --後半について。後半に粘り強く戦えるのが今季のウチの強みだとは思っていて、少しずつ自分たちの流れに持ってこられたし、(『一斉観戦授業』として来てくれた)小学生の雰囲気もありましたけど、しっかりと勝ち切れたことは大きいと思います。 --自身の得点シーンで中を突破しようと思った判断について。得点シーンまではちょっと無理しないプレーをしていたので、あのときに相手の選手もグッと来ると思っていないだろうなというのがあったのと、ほぼラストプレーかなという時間帯だったので、ちょっと無理するというか、意表を突くプレーをチョイスしました。前半は少しミスを恐れたプレーが多かったし、そういうところは感じながらやっていて、あそこまでルートが空くとは思わなかったですけど、相手もPKが怖くて止まってくれたところがあった。あそこまでをイメージしてやっていたわけではなかったですけど、うまく入ってくれて良かったです。 --この勝利の意味は?もちろんすごく大きいとは思いますけど、前節(・浦和戦)の引き分けもそうですけど、意味をつけていくのはこれからだと思う。しっかりと反省すべき点は多々あるので、しっかりと反省しつつ、この戦いを次につなげられるようにしていきたいと思います。