悔しさ募る決戦から――。横浜FM、沈んだ空気を振り払う
横浜F・マリノス
監督
素晴らしいパフォーマンスを繰り広げてくれた試合になりました。先日のビッグゲームで結果がついてこず、悔しさはもちろんあったと思います。選手はリアクション、強さを見せてくれました。(日本時間26日未明のACL決勝第2戦・アルアイン戦後)すぐに飛行機での移動があり、タイトなスケジュールながら素晴らしい働きをしてくれました。特に前半は相手陣地でボールを支配する場面が多く見られました。ただ、柏も前への強さ、カウンターは出たと思います。後半は難しい時間帯はありましたが、大きなチャンスを作れました。一人ひとりが持っている力を出すことで、今日のパフォーマンスにつながりました。 そして(アンデルソン)ロペスがハットトリックしました。彼はこのチームのために立ち上がり、その結果、ゴールがたくさん生まれました。彼のことを誇りに思います。もう1人、小さなころからこのクラブのエンブレムをつけ、250試合出場した選手がいます。喜田(拓也)です(5月3日のJ1第11節・磐田戦でJ1通算250試合出場達成)。彼もチームのために戦ってくれた1人です。このチームがやってきたことは素晴らしいものがありますし、最高のチームだと感じています。 --選手たちには何を伝えて試合に臨んだのでしょうか。特別なメッセージを送ったわけではありません。今夜は素晴らしいサッカーをしてくれました。1つのパスにしても周りが動き、柏を苦しめたのではないでしょうか。ボールも人も動くことで柏の選手を動かし、終盤は彼らの疲れは相当なものだったはずです。 選手たちにはACL決勝第2戦後、このクラブでプレーする意味をもう一度考えさせ、整理させました。結果を出せなかったことは本当に辛かった。特にファン・サポーターの皆さまにはクラブが成し遂げたことのない景色を見せることができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。言い訳に聞こえてしまうかもしれませんが、多くの長い移動があった中、大変さがありました。ただ、ここで喜ぶのはまだ早い。土曜日にはまたタフな試合(J1第17節・鹿島戦)が控えています。止まることなく、続けていくことが大事だと思っています。
柏レイソル
監督
マリノスさんはACL決勝の敗戦から戻ってこられてからの試合だったので、その悔しさをJリーグにぶつけてくることを想定し、それに負けず、良い形で入ろうとはしました。しかしながら、マリノスさんのスピードやパワーに後ろ重心になってしまい、強度の高い守備ができませんでした。それはもちろん私の責任です。試合の入り(の悪さ)が結果につながったと思っています。4失点は今季最多失点です。マリノスさんのゴール前のスピード、決定力は認めざるを得ません。後半はゴール前に行くシーンは作れましたが、最後の質、決定力の足りなさがより顕著に表れてしまいました。この敗戦を次のゲームにぶつけていくしかありません。中3日の(J1第17節・)福岡戦ではしっかりと修正して、この悔しさをホームゲームで晴らせるように準備します。 --ハーフタイムにどのような修正を図ったのでしょうか。前半は(アンカーの)喜田(拓也)選手を意識し過ぎ、2トップの限定やプレスの迫力が足りませんでした。ビハインドで前から行かないと点が取れないということで、プレッシングの強度を高くし、ある程度修正できました。良い形でボールを奪い、チャンスを作れたとは思っています。
柏レイソル
DF 32
自分たちの左サイドで縦に流れた天野(純)選手にずっと起点を作られました。(マテウス)サヴィオが縦を消すだったり、何か手を打たないといけなかった。緩過ぎて何回もポイントを作られて、裏返されることの繰り返しでした。そこを早く修正できれば良かったのですが、自分は右サイドなので遠くて伝わらず、難しかったです。あとはシンプルにヤン マテウスの個の能力があり、1枚はがされると局面は変わってしまいます。そこが前半はハマらなかった要因だと思います。 --一方、右サイドは優位に立てたのではないでしょうか。少し言いにくいのですが、前半の相手選手のポジショニングが良くなかったので守りやすかったです。相手がイライラしているのも分かったので、優位に立てている思いはありました。僕とタクくん(島村 拓弥)のコンビネーションはチームの武器になっているので、もっとポイントを作れれば良かったです。ただ、相手にポイントを作らせなかったので、そこは良かったです。 --試合後に涙しました。シンプルに悔しかったです。最後のFKの場面でももっと早くリスタートしたいし、勝ちたい気持ちを出さないと上には行けません。チームとしてもパフォーマンスは良くなかったし、プロに入ってから0-4の大差は初めて。悔しかったですね。
横浜F・マリノス
GK 21
飯倉 大樹
(途中出場の)準備はしていませんでした。もちろん汗1つかいてない状態で入るのは難しいです。特に疲れてくる時間帯でしたし、相手はマンマーク気味に来ていたので、アジャストするまでに2、3本ミスしてしまった。でも、キー坊(喜田 拓也)とナベ(渡辺 皓太)と話して、アンカーだと相手のプレスにハマってしまう形だったのでインサイドハーフを下ろしました。そこからはスペースが空いてきたからやりやすかった。CBから良い縦パスが入ったし、SBで回せる時間帯も増えたので良かったです。 --79分の武藤 雄樹選手のシュートに対してのファインセーブも大きかったです。点差が離れていたので、難しくなかったし、プレッシャーが掛かる感じもなかったです。ファーに少し早く動いてしまったのですが、足が残っていて良かったです(笑)。やっぱりベテラン選手。ギリギリでコースをニアに変えてきた。彼はJリーグで長くプレーしてきているし、すごく細かいけど、良い駆け引きがあった中、足を残せて良かったです。 --チームとしてリスタートの一戦でした。ACLファイナルで大敗し、ここからやり直して積み上げていかないといけないリスタートだったから、久しぶりに4点取れて良かった。
DF 5
エドゥアルド
良いパフォーマンスができ、ACLで敗れた悔しさをぶつけて勝点3を取ることができました。まだリーグ戦の試合は多く残っているので、引き続き頑張っていきたいです。ピッチ上で見せるしかありませんでした。ボール支配を高め、ビルドアップなどのマリノスらしさを意識しました。それを続けることで、もっともっと勝てると思います。 --昨日、「言葉の壁はあるかもしれないが、鼓舞したい」と話されていました。ACLを獲りたいと思っていましたが、Jリーグで負けていたのは良くありませんでした。チームメートと話し合って、「リーグを獲ろう」と一丸になりました。 --中2日で重要な鹿島戦が控えています。まずはしっかりと休むことが大事です。鹿島は2位と好調の相手ですが、強度の高さやマリノスらしさを出したいですね。