2024/6/1 (土) 15:03 KO
第17節
入場者数: 52,860人
天候: 晴|気温: 25.2℃|湿度: 52%
好調ぶりを示す逆転勝利。鹿島が首位・町田と勝点で並ぶ
鹿島アントラーズ
監督
まず、結果に関して非常に満足しています。結果だけでなく、内容に関してもわれわれが準備してきたもの、積み上げてきたものが出せた試合だったと思います。そして何より、これだけ多くのサポーターの皆さんに足を運んでいただいて、素晴らしい雰囲気を作っていただきました。今日も間違いなく、苦しいときに背中を押してくれたのは彼らの力だったと思います。そして、彼らの大声援に応えるプレーを選手たちがピッチで見せてくれたと思いますし、一体感を出せた戦いだったと思います。 前半に関して言えば、プレーが悪かったというよりも、ほかのところに問題があったと思います。それがどういうことかと言うと、相手は戦術的なファウルが非常に多かったと思いますし、流れを切ってくることでわれわれがやりたいことを出せなかった部分がありました。 私はハーフタイムに、ピッチ外のことでナーバスにならず、レフェリーのジャッジや相手のプレー、言動に惑わされず、自分たちのやるべきことに集中しよう、やるべきことにフォーカスしよう、と言ってピッチに送り出しました。私も感情を露わにするタイプですし、日本の皆さんには激し過ぎると思われるところもあるかもしれませんが、私は他者へのリスペクトは常に欠いていないつもりです。だから、お互いにリスペクトを忘れず、相手チームやレフェリーも含めて、試合を進めていくべきだと思っています。今日の試合に関しては、そういう部分がうまくいっていたのかと言われると、そうではなかったかもしれません。 例えば、われわれにとって不利なジャッジであったり、納得のいかない判定があったとしても、それを引きずるだとか、それがわれわれのやるべきことに影響してはいけないと選手たちには話しましたし、それに対してわれわれが見せていかなければいけない答えというのは、われわれのプレーを攻守において見せて、相手を上回って、同点に追いついて、追加点を奪って逆転する。それがわれわれのできる答えだということも選手たちに話しました。 前半にわれわれのやりたいことがすべてできなかった要因の1つとして、相手のほうがよりアグレッシブに、そしてどん欲に戦えていました。そこでわれわれが相手に合わせて戦ってしまったところがあったと思います。そこがわれわれのサッカーを推し進めていくにあたって、前半は足りなかったところだと思います。ハーフウェーラインでボールを失ったり、その後もしっかりパスをつなぐことができる場面なのに、また相手に奪われてしまう場面がありました。 マリノスと戦う上で、ウチとして一番やらせたくないのはカットインからのシュートでした。中を切って外に追いやって、ということをチームで徹底して考えていたのですが、あの場面(1失点目)では中に入られてシュートを打たれてしまいました。相手に上回られたというよりは、自分たちの判断ミスからの失点だと思います。 そして、攻撃の面ではゴール前での冷静さを少し欠いていた部分があり、フィニッシュの精度につながっていかなかった印象です。ビッグチャンスは作れているのですが、そこで慌ててしまって精度を欠いたプレーが3つか4つ、前半だけでありました。ヘディングでゴールを決めたシーンもありましたが、オフサイドでノーゴールになりました。ゴール前で落ち着いて決定機を仕留めていれば2点、3点と決められたと思いますが、その落ち着きが前半は足りなかったと思います。 ピッチ外のことや判定でイライラすることが、ゴール前での冷静さを欠くことにつながってくるので、ハーフタイムには、まず冷静になって自分たちの取り組みをしよう、という話をしました。 後半はボールの動かし方も良くなりましたし、良い形で相手の背後を取れていたと思います。1本、危険なシーンがあったと思いますが、GKの早川(友基)がビッグセーブをしてくれて、そこからウチも自分たちのプレーで盛り返して同じように決定機を作れたと思います。 やるべきこと、準備してきたこと、積み上げてきたことをしっかり見せている時間帯は、レベルの高いものを見せられたと思いますし、非常に良かったと思います。非常にタフな試合だったと思いますし、押し込まれる時間帯もありました。苦しい時間帯ももちろんあったのですが、そのときに力を与えてくれたのは大声援、大観衆、われわれのサポーターの皆さんの声が力になってくれたことは間違いないと思います。ウチの選手も力を出し切って戦ってくれたと思いますし、よく戦ってくれたと思います。
--加入後ベストパフォーマンスと言える出来だったのではないでしょうか。(直近のJ1第9節・)柏戦は前半だけで代えられてふがいないプレーでした。ただ、カツくん(永戸 勝也)やエドゥ(エドゥアルド)と左で組むのは柏戦が初めてでした。ぶっつけ本番なところでうまくいかず、昨日、カツくんと2時間くらい試合を見直して、自分の思っていることを話し、カツくんからアドバイスをもらいました。それが大きかったです。すべてそのとおりに動いたわけではありませんが、カツくんが打ち明けてくれてアドバイスをくれたことが大きかったです。 --どのようなアドバイスだったのでしょうか?駆け引きやなぜボールが出てこないのか。トラップが浮いたミスにしても、技術的ではなく、メンタル的に「相手が来ている」と焦ってしまうことが原因であるとかです。ビルドアップの場面で何をしなければならないかもハッキリさせてくれました。動き方を事細かに教えてもらい、ポジショニングや駆け引きでどこを見ればいいのかが整理できました。 --先制点につながったシュートシーンを振り返ってください。本当は縦に行きたかったのですが、縦は警戒されていると思いました。あそこはボス(ハリー キューウェル監督)からも「振っていけ」と言われているので、強気の選択ができたことは良かったです。 --タイトなスケジュールが続き、難しさはありましたか?みんな表には出しませんでしたが、肉体的にも精神的にもキツかったと思います。自分は(ACL決勝第2戦・アルアイン戦に)出ていなかったので、手助けしたい思いがありました。同点ゴール(1失点目)の場面は、[4-4-2]のブロックを作ったとき、自分が外に食いつき過ぎて中を通されてフリックされてしまいました。カツくんからも前日に言われていたので、自分のせいで失点してしまったと思います。
横浜F・マリノス
監督
この結果に関しては悔しい思いでいっぱいです。自分たちのチームは一人ひとりがハードワークしていますし、疲れが出ていることはありません。しっかりとした姿を見せられました。良いレベルでプレーできている自負もあります。一方、自分たちと戦う相手の傾向として、ロングボールが多い印象があります。それは自分たちを怖がっているからではないかと感じています。しっかりとパスサッカーで立ち向かってきてくれれば、受けて立ちます。私たちのやるべきことは間違っていませんし、そのやるべきことを続ければ、結果を残していける思いもあります。今日対戦した鹿島は伝統のある強いチームです。彼らの強みが出ていた部分はもちろんありました。負けたからといって、自分たちは変わらず、やっていくだけです。とにかく、今日の結果に対しては悔しい思いでいっぱいです。
鹿島アントラーズ
FW 40
鈴木 優磨
--自身の得点場面でのシュートの狙いは?上はもうなかったので、いかに下を狙うか。あとは正直かなり運もあったんですけど、下でなんとか相手の股を抜けてくれて、良いところに行きました。でも、今日は前半から「なんかいけるな」という気がしていた。 --ここから中断期間。もう1段階上げるには何が必要?本当にいまやっていることの精度を上げて、そこの強度を上げて、ということを積み上げていくしかない。相手がどこっていうのは本当に関係なくて、自分たちのやっているサッカーをしっかり出せるか出せないかというのが、今後につながってくると思う。そういう中で、やっぱり個人個人でも、なかなかうまくいかないなってなったときに、判断を変えられるところにきていると思う。今日に関しては良い勝ちだったと思います。
DF 32
濃野 公人
(自身の得点場面は)チームとしての形が見えたワンシーンなのかなと思う。左でああやってタメを作って右にボールが流れてきてっていうのが鹿島の形としてある。自分としては「前のスペースにどんどん出ていけ」って話をもらっていた中で、名古(新太郎)くんがダイアゴナルに走って相手DFを引きつけてくれて、僕の前にスペースがめっちゃ空いた。僕は信じて入って思い切り振ったら入ったので、良かったと思います。 --相手が警戒している感じはありましたか?自分としてはあまり感じなかったですし、逆にサイドハーフはけっこう攻め残りするんだな、というのは前半にめちゃくちゃ感じていました。そのぶん、自分が上がったら遅れて守備せざるを得ないなというのは感じたので、それのやり合いになるなと。後半は少しギアを上げて攻めることを意識しましたし、人が交代してから、前半で出ていた選手よりちょっと守備意識が薄いなというのを感じたので、思い切り上がっていったらフリーになれるなと考えていました。