劣勢から挽回した浦和。しかし、逆転には至らず
浦和レッズ
監督
非常に良いサッカーの試合だったと思います。2つの良いチームの対戦でした。 前半は相手に簡単にボールを渡してしまう場面が多く、攻撃のところで苦しみました。そうなると、相手のCKやFKも増えてしまいます。それで失点しましたが、ハーフタイムには「流れを変えよう、逆転しよう」と選手たちに伝えました。 後半は、立ち上がりから非常に良い攻撃ができたと思います。テンポも上がっていました。ボールホルダーの前へのランニングも増えて、それによりスペースも生まれました。そして(中島)翔哉の素晴らしいゴールが生まれました。もっと点を取っていてもおかしくなかったと思います。 (前節・)町田戦、神戸戦と続きましたが、「チームとしてわれわれが良くなってきているところが見れた」と選手たちにも話しました。何日かオフを与えますが、木曜日に再度合流して練習することが楽しみです。本日、選手たちが見せた姿勢やアグレッシブさはわれわれが求めているものです。後半はファンとともに戦って、もう少しで逆転というところまでいけたのは良かったです。 これからはより練習の時間が確保できますし、ケガで苦しんでいた選手たちも復帰すれば、 このチームはさらに良くなると思います。 --後半は素晴らしかったが 前半はすべての面で相手に上回られていたように見えた。あれだけ流れが変わったのは、もっと具体的な指示もあったのでは?神戸のようなチームと対戦すると、プレスを掛けてくることで同時にスペースも空いています。ハーフタイムで映像も見せながら、「1枚はがせば大きなチャンスがある」と話しました。ボールを持ったときのクオリティーも非常に大事になります。 --ハーフタイムで2人交代して、オラ ソルバッケン選手を右サイドに移した。右のほうがスムーズにプレーできていたと思うが。また、スタートで左で起用したのは、中島の状態もあったか。良いポイントだと思います。彼はクラブでも代表でも、基本的に右サイドを好みます。カットインして左足を使うこともできます。例えば、右サイドにいればSBから遠い左足でキープすることができます。ボールをより多く持つことができ、コンビネーションも増えたと思います。 翔哉は離脱していた時期もあり、本日は最長で45分という考えでメンバー入りしました。翔哉やオラなどボールをしっかりとキープできる選手がいれば、SBも上がりやすいと思います。 --前半を失点ゼロで耐えられていれば、勝利できていた可能性も高かったと思う。厳しい時間帯を耐え抜くために向上していかなければいけない点は?町田戦と本日の後半を比較すると、攻撃が良くなっていると思います。ゲームというのは通常、前半のほうがタイトなものです。簡単にロストしないで、相手を走らせることを前半にしなければいけません。しっかりと判断していけばチャンスになりそうな場面で、7、8回ロストがありました。サッカーはそこまで複雑ではなく、前半はそれが問題でした。後半に入ってからはカウンターも増え、カウンターが仕掛けられないときはサイドチェンジしてボールをキープすることもできていました。
ヴィッセル神戸
監督
ヴィッセル神戸
--前半は理想的な試合運びだったと思うが。自分たちで話した中でも、前半はすごく手ごたえのある内容だったし、素晴らしい前半だったと思います。あれだけ決定機がある中で、(2点目を奪って)仕留めないといけなかったですが、内容を含めて、前半を1-0で折り返したところまでは自分たちが理想とするゲーム内容だったと思います。 --後半は相手にボールを握られる展開になった。あそこをどうしのぐのか、前から行くのかしっかりブロックを組むのかというところで、少し間延びするシーンが多かったなと思います。自分たちが前につけるシーンでパスミスやズレがあって、距離感も遠くなっていましたし、失点シーンも、自分たちが前向きに拾ったところからの縦パスでショートカウンターだったので。(試合が終わって)みんなで話しましたが、押し込まれて取って、出ていこうとして取られてショートカウンターというシーンが多かったので、攻め切るのか時間を作るのかというところは、今後の課題でもあるのかなと思います。
前半は良い形で決定機があったので、まずはそこで仕留めないといけなかったですし、今日の試合に関しては、自分たちで自分たちの首を絞めてしまったと思います。1点取ったあとに、チーム全体で引いてしまって、前に行くパワーを失ったのが事実なので。 やっぱり、僕らの持ち味は前から行くところですし、1点取ったあとの試合の進め方を大事にしたいです。僕ら前の人間が横に揺さぶられ過ぎて、前半でかなり消耗してしまったので、そこは確実に修正しなければいけないと思います。 --後半は押し込まれる時間が続いた。前半を1-0で終えて、そこで良しとしてしまった自分たちが良くなかったと思います。前からもっと行けたと思いますし、事実、同点にされてからは前から追って自分たちのペースにもできたので、相手がイヤがるプレーをするべきだったし、経験のある僕らがもっと先頭に立って伝えていかないといけなかったと思います。ただ、前半は2本、点を取るチャンスが僕自身にもあったので、そこは反省して決められるようにまた練習します。
前半と後半で、少し流れが違ったなと思います。 前半は自分たちのリズムでできて、得点も生まれました。相手に多少(ボールを)持たれても、そんなにピンチはなかったかなと思います。 後半は相手も負けている中で前に前に来て、後半の入りから少し、会場の雰囲気にも呑まれたのかなと。奪ったボールをロストして、そのままカウンターされて会場も乗っていく中で、少しリトリートのような守備になってしまったかなと思います。 ただ、この勝点1をポジティブに捉えて、また切り替えてやっていきたいと思います。 --後半は押し込まれる場面がずっと続いてしまったが、会場の雰囲気以外に要因があったか。先ほども言いましたが、奪ったボールの1個目のパスがミスになることが3回くらい続いて、そこから実際に失点もしました。奪ってから相手陣内に一気に攻めていくのか、押し込むのかと、カウンターを食らって自陣まで戻らなきゃいけないのかというところが1つの原因でした。もしかすると、ハーフタイムに「コンパクト」ということを伝えていたので、そこで相手のバックパスに対してラインを上げていくことができなかったのではないかと悔やんでいます。 --CBの菊池 流帆選手を投入して最終ラインを変更した意図は?負けている状況でもなかったですし、CBで途中から入るのは難しいのですが、まずCB2人ともがイエローをもらっていました。あとは、セットプレーを含めて、菊池の高さがチャンスになるんじゃないかなというところも含めての交代でした。 --前節・東京V戦から左サイドの3人を替えた意図は?前節、後半ビハインドでもう少しパワーアップしたい状況で、そこまでできなかったのも踏まえて、今回は宮代(大聖)をジョーカーというか、流れを変える役割としてベンチに置きました。 (広瀬)陸斗にしても、前節は非常に良くて落ち着きをもたらせる選手ではあるのですが、 今日は佐々木(大樹)のフィジカルをとりました。 --序盤で先制した試合はこれまで勝ちにつながっていた。前半で追加点を取れなかったことは影響したか。前半はリードで折り返せましたし、もちろん追加点を奪えれば良かったですが、その影響というよりも、先ほど言ったいくつかの原因で押し込まれたことのほうが同点になった原因かなと思います。
浦和レッズ
MF 10
中島 翔哉
--後半から途中出場する際、ペア マティアス ヘグモ監督からどのような指示があったか。また、自身は何を意識して入ったか。いろいろあって、あまり時間がなかったので。とにかく、まずは1点取り返そうと思っていました。 --ゴールシーンを振り返って。オラ(ソルバッケン)からすごく良いパスが来て、たまたまうまくトラップできて、シュートコースはちょっと甘いのかなと思いましたが入ったので、入らないよりは良かったです。良いスピードでパスが来ましたし、海外でやっていたのでああいうパスには慣れています。シュートチャンスもFKもあったので、僕がもう1点取れれば良かったのですが、次に向けてまたやっていきたいと思います。 --後半、流れが変わったのは自身の存在も大きかったと思うが。1試合を通して、ずっと相手の流れということはないので、状況を見ながらこっちに流れが来たときに得点することが大事だと思います。 --次節・C大阪戦に向けて。アウェイですし、向こうもすごく良いチームなので、しっかりと良いサッカーをして勝利できるように頑張りたいと思います。
DF 4
石原 広教
--失点シーンについて。2回、3回とポンポンとなったところではね返せれば良かったですし、自分も最後は滑るの(が良かったのかどう)か。一応、ファーのコースを消して詰めたつもりで、切り返しもあると思ったので滑るのは危ないと思いました。シュウ君(西川 周作)とも話して「あれでいい」とは言ってもらいましたが、もっとボールにアタックするべきだったのかなとも思いました。 --後半から中島 翔哉選手が入って、オラ ソルバッケン選手が右に回った。うまく回っていたと思うが。誰が出てもやることは変わらないですが、オラと翔哉くんがボールを持てる選手なので、そこで時間を作って相手を押し込むことが後半頭からしっかりできました。サミュエル(グスタフソン)もしっかりゲームに入ってくれて、常に「ボールをくれ」と言ってくれるので、自分としてもありがたいです。交代でこれだけ押し込めるのは選手層の厚さだと思います。 --オラ ソルバッケン選手との連係は?(試合では)今日初めて組みましたけど、オラも人を見て動けるので、自分も見ながら、外を取ったら中に入ってと、お互いがうまくやれていたのかなと思います。得点につながったのもそういうシーンだったと思うので、回数をもっと重ねて連係をもっと詰めたいです。
DF 5
マリウス ホイブラーテン
前半も、後半のようなエネルギーで行くべきだったと思います。後半は良かったと思います。 --前半を0-0で折り返せていたらより良かったと思うが。対人のところで、かなり相手が上回っていました。あとはもう少し、後半に見せたような自信を持ってプレーすることが必要だったと思います。後半で見せたようなポテンシャルがわれわれにあることは分かっていたので、最初から表現できていればと思います。 --前半はかなり押されていたので、後半でここまで変わったことに驚いた。後半は何も失うものがなく、0-1で負けている状況だったので、前半よりも攻撃的に行く以外にありませんでした。ボールをシャープに扱い、効率よくプレーできていたと思いますし、まったく違うマインドセットで後半は立ち向かいました。 --自身のボール運びが向上していると思うが。ショレ(アレクサンダー ショルツ)から学んだ部分もあります。自分の中で満足せず、チームを助けるためにチャレンジ精神を持って続けています。 --チーム全体としても、自陣でプレッシャーを受けてもあまり慌てなくなってきていると思うが。相手陣内に全体で攻撃を仕掛ける回数が多くなっていると思います。ボールを支配することで相手をイライラさせ、攻撃的な意識を持ってプレーするところが違いを生んでいると思います。