土壇場で光ったマテウス・サヴィオの技術。チームに勝点1をもたらす
京都サンガF.C.
監督
今日から後期リーグが始まるということで、気持ちを新たにして勝点3を得るべく準備をしてきました。理想的な点の取り方をして、今までピッチに立つことの少なかった選手が得点に絡んで、チームとしても上向きになった要素が大きかっただけに、最後のアディショナルタイムの失点は本当に……。(マテウス)サヴィオ選手の非常に素晴らしい個人技に軍配が上がったなというシュートでした。 順位以上の力がある柏さんを相手に球際やセカンドボールの奪い合いや、後半にリードした中で押された時間帯も我慢するところと行くところができていました。相手コートに入ってシュートチャンスを作ったり、途中交代の選手が盛り上げてくれたりと、良い要素がたくさんあっただけに悔しく思います。ただ、ホームで勝点3を取って、次の湘南戦で体たらくな試合をして勝点ゼロで帰ってきたら意味がない。われわれは来年のJ1の切符を取るという明確な目標も定めてあるので、それに向かってチーム全体で向かっていくだけです。本当にクリーンにファイトしてくれた選手たちには感謝したいなと思います。 --三竿 雄斗選手について。見事な直接FKを決めて、攻撃でも貢献していたが。彼も出場機会が少ない中で苦しい思いをしていたと思いますが、今日は自信を持って送り出しました。今季リーグ戦では3試合目の先発ですが、また新しい形が攻撃でも守備でもできたなと思います。FKを決めたのも素晴らしいゴールでしたし、それ以外でもチームにとってプラスになるプレーが非常に多かったと思います。 --最後に追いつかれましたが、現状でのやれることは出し切ったような印象もあります。あのタイミングでサヴィオ選手がボール持ったときに、選手も中に来るのは分かっていたところで、シュートフェイントで2回3回とかわされて、そこしかないコースに打たれました。やはり相手の技術、あの時間帯であれを出せる技術と判断力などが一枚上手だなと認めざるを得ませんでした。 ただ、前半から流れの中で非常に苦しい展開になっても我慢しながら、われわれの得意な形で点を取れたのは1つの成長です。2-1のまま推移できれば、この会見ももっと明るくなったと思いますが、結果だけに引っ張られてネガティブになるのではなく、自分たちが越えられるハードルは3日間でしっかり越えて、次の湘南戦に準備したいです。
柏レイソル
監督
今日から後半戦のスタートということで、連敗中ではありますが後半戦のスタートを良い形で切ろうとゲームへ入りました。選手は非常にアグレッシブに戦ってくれたと思います。素晴らしいFKで先に失点しましたが、前半のうちに追いつきました。後半も最初の時間帯で失点したところは自分たちの甘さですし、私の甘さだと思います。そういうところでゲームを少し難しくしてしまいました。最後に追いついて勝点1を取れたのはポジティブに捉えたいと思いますが、内容的にはわれわれのゲームだったのではないかなと思っていますので、そこはもう一度しっかりと反省もして、中3日での(次節・)鳥栖戦へ準備していきたいです。 --2得点について、それぞれ振り返ってください。細谷(真大)はしばらくゴールから遠ざかっていましたが、今日はゴール前での決定力を発揮してくれました。シュートをある程度はストライカーとして強引に狙っていくというところは、今日は見せてくれていたのかなと思います。最後の(マテウス)サヴィオのゴールはドリブルからの個の力というものもありますが、全員の思いというのが乗り移ったゴールだったのかなと思います。 --終了間際に同点ゴールを決めたマテウス サヴィオ選手について。サヴィオがチャンスクリエイトの部分では、いつも大きな力を発揮してくれています。彼に頼るところもありますし、最後の時間帯であれを決め切る決定力というものを発揮してくれたと思います。この試合だけではなく、どの試合でも本当に勝利のために全力を尽くしてくれる選手です。 --「自分たちのゲームだった」というのはどのあたりを評価してでしょうか。京都の長いボールや、そのセカンドボール争いを想定していたところもありますし、その中でピンチも少なからずありましたが、自分たちはそれを想定内として、攻撃のところで相手陣内へ押し込んでゴールへ迫っていく時間帯も作れていたと思います。京都が後半に得点を挙げたことで、よりわれわれが押し込んで得点を取りにいかないといけない、京都はしっかりと守備を固めるという展開になりましたが、その中で自分たちの攻撃の形というのは多く作れたんじゃないかなと思っています。そういうところで、全体を見て自分たちのゲームだったのかなと思います。ただし、後半早々の失点などは、まだ自分たちに力がない、甘さがある部分なのかなと思っています。
自分たちのプレスが掛かる前に相手がロングボールを使ってくるのはある程度分かっていましたし、そういう特徴の相手でした。どれだけセカンドボールを拾って、攻撃につなげられるかという試合でした。しっかりと守りながら、セカンドボールの攻防も戦いながら、攻撃につなげて二度、三度と攻めることもある程度できていました。セットプレーでもチャンスがあったし、勝ち切れなかったことが本当に悔しいです。 --終盤の戦いについて。僕が交代したときに自分たちの形も変わって、少し守りに入り過ぎてしまった感はありました。最後のところもマテウス サヴィオ選手の右足が危険なのは分かっている中で引き過ぎてしまって、人数がいるにもかかわらずシュートを打たれてしまったのはもったいなかったです。あそこで守り切らないといけない場面でした。 --後半戦のスタートで、今日の結果をどう捉えているか。勝てたゲームだと思うので、勝点2を失ってしまったと思います。ただ負けてはいないし、中3日ですぐに試合もあります。どの試合も落とせないゲームなので、目の前の試合へ向かって、(次節・)湘南戦に勝つことだけを考えて切り替えていきたいです。
柏レイソル
得点はあまりよく覚えていないんですが、相手がクリアミスしたのが見えたので、そのスキを突いて決めることができました。 ハーフタイムで後半の入り方の重要性は全員で話していたんですが、その中で失点したところはどこかに甘さがあるんだと思います。勝つために、そこは本当に徹底していかなければいけません。 --リーグ後半戦の初戦で得点を決めて、良い入り方ができたのでは?この試合から後半戦がスタートということもあり、結果が欲しかったので得点が取れたことは良かったですが、チームが上へ行くためにはもう1点というものが必要になってくると思います。チャンスは多く作っているので、その中で前線の選手が決められなかったことが(ここ最近は)結果に表れていました。なんとしてもゴールが欲しかったし、どんどんシュートを打っていこうと思っていました。 --今日はロングボールを蹴って、それに反応するという仕事も多かったが。そこは徹底していたところではありました。前半は良い入り方もできたので、そこで点が欲しかったですね。
後ろからしっかりパスをつなぐというよりは、今日は相手の背後を突くことが狙いとしてありました。ただ、ボールが落ち着いたときにもっともっと顔を出して、前へボールをつなぎたかったです。中継役になりたかったけれど、相手の圧力も強かったので、そこをかいくぐれなかったなという反省があります。お互いにボールが空中にある時間のほうが長かった中で、セカンドボールを狙うところも含めて、自分たちでボールをつなぐところとのバランスが個人的にはうまくとれなくて、チームをノッキングさせてしまったのは反省点です。アバウトに蹴り返すのか、多少無理をしてもつなぐのか、そこのバランスですね。 自分が出ていた時間帯は負けていたので、最後に追いついてくれた、なんとかこじ開けてくれた仲間に感謝したいです。勝点ゼロと『1』ではまったく違いますし、追いつけたことをポジティブに捉えたいです。この勝点1を次へつなげたいです。一方で、相手に先行される試合が続いています。良い時間帯を作れているからこそ、自分たちが先に得点できるようにしたいです。 --2失点目について。僕のクリアミスがすべてなので、今日で一番痛いシーンでした。自分のところで(ミスを)起こしてしまったのが申し訳ないです。横からのクロスを処理し切れませんでした。悔しいです。
京都サンガF.C.
MF 7
川﨑 颯太
我慢を強いられた時間が長かったかなと思います。前に(細谷)真大や(マテウス)サヴィオ選手がいて、ジエゴ選手も攻め上がってくる。一発を持っている相手で、少し後ろがかりになってしまう、自分が後ろに吸収されてしまう時間がどうしても長くなってしまいました。そのせいで、高嶺(朋樹)選手や戸嶋(祥郎)選手に時間を与えてしまったところもあります。それでも、なんとか最少失点で抑えていましたけれど、最後に5バックにしても漏れが出てしまったのかなという印象です。人数はそろっていたのでサヴィオ選手についていくのは難しかったかもしれませんが、最後はシュートコースに何人も入っていました。あと一歩、誰かが寄せることができればなという印象です。 --自身の得点について。みんなで「後半の最初に絶対にチャンスがあるから」と話していてギアが上がった中で、僕のゴールも一発でキレイに決まったわけではなく、何度もクロスなど波状攻撃の中で、最後に自分が普段なら打たなかったかもしれないけれど、ギアを上げた中で思いっ切り打てたことが良かったのかなと思っています。 --後半戦のスタートで勝点1に終わったことをどう捉えるか?(柏との)開幕戦は逆に自分たちがギリギリのところで追いつきました。痛み分けというか、悔しい気持ちがあります。あまりネガティブに捉え過ぎず、すぐに(次節・)湘南戦なので、フレッシュに挑みたいです。修正はしますが、「またやられるんじゃないか」というような気持ちでいけば絶対にやられてしまうので、今日の良かったところも携えていきたいです。
DF 6
三竿 雄斗
けっこうオープンな、お互いにロングボールが多くて、セカンドボールが勝負になる試合でした。良い形でボールを奪えたシーンもありましたが、もう少しビルドアップのところや押し込まれたときのゴール前の守備をチームとして整理しなきゃいけない部分もあったと思います。勝ち切るためには、そういうところをおろそかにしちゃいけないし、そこはもっと高めていきたいです。左サイドからも何度か良い形で攻めることができました。自分がタメを作って、FWの選手が動き出す時間を作ることもできましたが、まだまだ相手にとってイヤな攻撃とまではできていません。そこは良くしていきたいです。 --先制点は直接FKから、見事な左足でした。平戸(太貴)選手と相談しながら、どちらが蹴るのかを決めました。(FKの位置が)ゴールより右側だったし、左利きの自分のゾーンかなとは思っていました。ここ最近、FKの練習をする中で感覚が本当に良かったので、自信を持って無心で蹴ることができました。キックもイメージどおりでした。 --加入後初ゴールでしたが。そうですね。京都に来てから、サポーターや仲間の信頼をまだそんなに得られていないと思うので、このゴールをきっかけにもっとチームの勝利に貢献して、信頼というものを得ていきたいです。
MF 39
平戸 太貴