“頂上対決”、互いに一歩も譲らず
ヴィッセル神戸
監督
勝点3が欲しかったんですけど、ゲームの内容的にはお互い締まりのあるゲームというか、その中でもチャンスはいくつかあったんですけど、ただ大きいチャンスというのはお互いにそんなになかったのかなとは思います。なんとかホームで勝点3を取りたかったんですけど、ポジティブにこの『1』を考えて、また次の試合に臨みたいなと思います。 --勝点3に届かなかった要因についてどう考えますか。チャンスというチャンスは作れているけど、そこから大チャンスというか、最後のところの決定機というのはそこまでなかったと思うので、やはり決定機をどんどん作っていくことが大事かなと思う。ただ、決してネガティブではなくて、90分間全員が集中して戦ってくれたと思います。 --球際やセカンドボールの回収などで上回っていた印象でした。相手の戦術などを考えれば、球際やセカンドボールは大事になってくる。そのあたりはみんな意識してやってくれたと思います。 --大迫 勇也選手がベンチスタートでした。中3日というのも当然ありますし、ゲームプランとして途中で運動量が落ちてきたときにパワーアップしてもらうことも考えていますし、いろいろなことを考えての選択ではありました。
FC町田ゼルビア
監督
この神戸の地まで約300名のファン・サポーターの皆さんがナイトゲームにもかかわらず駆けつけてくださったことに感謝しています。上位対決で失点につながらないように試合が進みましたし、お互いに絶対に1-0でも勝ってやろう、あるいは失点をしないぞという厳しい攻防が前後半ともに繰り広げられた印象です。神戸さんの迫力のある空中戦や球際の攻防に、多少振り回された感はありますが、選手たちは守備陣を中心に頑張って戦ってくれました。上位対決は簡単に勝たせてくれるような試合ではないですし、いろいろな課題が見つかる試合でもあります。まずはこの3日間、クオリティーを詰める形で次のG大阪戦に向けての調整をできれば、と思っています。 --J1デビュー戦となった桑山 侃士選手の起用理由とプレーの評価を教えてください。多くのケガ人を抱える中での後半戦のスタートになりましたが、その中で桑山は大学4年生ながらも、東海大の協力をいただいて出場する機会を作れました。感謝の気持ちを東海大の皆さんへ伝えさせてください。神戸さんを相手に、彼の身体能力や高さで優位性を持つことができましたし、素晴らしいJリーグデビューが今後の勢いや迫力につながればと思います。練習の時間を多くとれたわけではないですが、彼が持つポテンシャルを確認できる試合になりました。 --0-0で推移した試合展開は問題なかったとは思いますが、点を取るためのスイッチをどこで入れようかとタイミングを計っていたのでしょうか。欲を言えば、セカンドボールをもっと拾えればという展開でしたし、サイドまで行った中でも、手数がかかってしまい、ボールロストにつながる場面もありました。カウンターを与えるシチュエーションを多く作ってしまったことが反省点です。多くのケガ人がいる中で、われわれの持ち味であるショートカウンターをどれだけ発動できるか。その部分での成長を図っていかなければなりません。難しい後半戦のスタートになりましたが、いろいろな選手を試しながら、いまはいる選手たちでどれだけ結果を出せるか。そのあたりに焦点を絞ってマネジメントをしていきたいです。
FC町田ゼルビア
--序盤は試合に入り切れていなかった印象ですが、立ち上がりからの自身のパフォーマンスを振り返ってください。少し先発の試合から遠ざかっていたこともあってか、試合勘は少しフィットしないなという感触でした。そうならないように準備しなければならないと思いましたし、それを言い訳にしては、まだまだという選手で終わってしまいます。チームとしては勝点1を取れたことをポジティブに捉えて、個人としては準備の仕方を変えなければいけないと思いました。 --1点でも相手を刺せれば、という展開でしたが、その展開になかなか持ち込めなかった原因について。相手の切り替えの早さや圧力はあったと思いますが、自分たちの単純なミスも多かったですし、そのあたりの精度はチームとしての課題です。優勝を目指すためには、乗り越えないといけないことです。ボールを奪ったあとの攻撃につなげる場面で、言葉は難しいですが、うまくいかなかったと感じています。すぐに改善されるかは難しいことですが、少しずつでも改善していかなければなりません。ただ、勝負のアヤを一人ひとりが感じて、チームとして責任を持って戦えれば、次第にフィットしてくると思います。
--途中出場でのJ1デビューおめでとうございます。チームのケガ人が多い中でターゲットマンとしての役割を期待されていたと思いますし、その期待に応えようと思ってプレーしました。ヘディングで勝つことと、守備でのプレッシャーの掛け方の指示などを受けてピッチに入りました。試合に出るまではどうなるかな……と思っていましたが、意外にやれるなという手ごたえはありましたし、楽しくプレーできました。 --JFA・Jリーグ特別指定選手としてJ1デビューを果たしたことを、どのように今後につなげていきたいですか。こうして試合に出られたのも、東海大学の今川 正浩総監督や浅田 忠亮監督、そして黒田 剛監督の協力があればこそです。皆さんの協力に感謝していますし、僕個人としてはやっとスタートラインに立てたので、次は結果を残していきたいです。
ヴィッセル神戸
DF 81
菊池 流帆
--久しぶりの先発出場でも、試合勘などの問題なくプレーしている印象でした。今まで以上に気合いが入っていましたし、相手が町田で、(青森山田高時代の恩師・黒田 剛)監督ということもありますし(笑)。その中でずっと悔しい気持ちを抱えていたので、ここでやれなかったら今までの自分じゃないですし、ここで結果を出してきたのは自分だってずっと信じてきたので、自分を信じて入りました。 --サイドのカバーも、エリキ選手の裏抜けも見事に止めていました。そこは自分の強みでもあるし、どんなに速い選手が来てもそこは負けないようにやってきたので、それが今日も出せて良かったです。 --神戸ペースで試合を進めていました。後ろにポジションを取りながら何を意識していましたか?1点が欲しかった状況で、守備はどういう状況でも(失点)ゼロでいかないといけないですし、そこは「集中を切らさないでいこう」と(最終ラインの)4人で話していました。
FW 9
宮代 大聖
--トップに入った佐々木 大樹選手らと好連係を見せていました。大樹くんと出たときはいつも良い関係性でできていますし、そこはいつもどおりできました。あとはゴールというところかなと思います。 --下でつなぐときは中盤に顔を出し、高い位置では佐々木選手のサポートをしていました。「自由にやろう」と大樹くんとも話していました。空いているところに入っていって、出ていってという連動性がすごく大事だと思っていました。それをうまくできたと思いますし、ジェアン(パトリッキ)とも良い距離感で動き出しを含めてできたと思うので、そこは徐々に良くなってきているなと思う。
GK 1
前川 黛也
いつもと違うメンバーですり合わせて臨んだ町田戦でしたが、すごくフレッシュな感じでいけていましたし、町田に対してボールを握る時間帯も多く、ただ握るだけじゃなくて前を目指す形で相手を走らせることができて、本当に手ごたえのある試合でした。失点もゼロで終われましたし、また得点をできるように良い準備ができたらと思う。 --神戸はライン設定が高いですが、エリキ選手など速い選手がいる中で、ラインコントロールをどう意識していましたか。前からプレスに行くには、間延びしたり、ラインが低いとプレスは掛けられません。僕自身も裏のケアをしていますし、裏に行かれてもそこを防ぎ切れるようなDF陣がいます。神戸の守備は細かいところができているからこそ継続できていると思う。 --立ち上がりから圧力を掛けることで、相手が前からプレスを掛けてこられないような状況を作った印象でした。相手も前からの守備をしたかったと思うけど、セカンドボールだったり、僕たちがボールを握る時間帯(の長さ)やカウンターで押し込むことで、相手が戻ったり、すごく体力を削れたからこそ前から行くのをやめて少し引いたところから、というのもあったと思う。引いたブロックに対しても、いつもならロングボールもあったところを新しい選手をうまく使いながら組み立てもできた。すべてにおいて良い手ごたえはありました。