横浜FMは前節、アウェイに乗り込んで福岡と対戦。前々節・札幌戦から先発7人を変更して臨んだ中、ポジショニングと流動性がマッチし、福岡を押し込んでいく。しかし20分、自陣でのミスから与えたCKで失点。1点を追う後半は福岡のプレスに苦しむと、エドゥアルドが自陣深くから出したパスをインターセプトされたところから追加点を許す。83分に天野 純の今季初ゴールで1点差に迫るが、反撃もここまで。今季初の3連勝を逃した。福岡戦について、天野はこう振り返る。
「前半から自分たちのサッカーができていたと思う。だけど、やっぱり後半になるとトーンダウンしてしまうことがここまでのシーズンで多い。自分とヤン(マテウス)が入ったところでもう1つギアを上げたかったが、失点をしてしまった。しっかりとしたコンビネーションで崩すシーンをもう少し見せたかったけれども、結果的に流れを変えることができなかった」 今季の横浜FMは先制したあとの試合運びや後半の選手交代後のギアアップに課題を抱えている。事実、前半戦だけで四度もの逆転負けを喫している。その上、五度の引き分けのうち、スコアレスだった明治安田J1第6節・川崎F戦を除く4試合はいずれも追いつかれている。一方、福岡戦のように先制された試合でも2失点目を喫してしまい、ゲーム運びを難しくしており、後ろが踏ん張り切れていないのは一因にある。
解決策としては、大きく守備陣が踏ん張り切るのか、攻撃陣が追加点を奪うかの2択となる。もちろん攻守がかみ合えば、強い横浜FMを取り戻せるのだが、今季のこれまでの戦いを見る限り、それは容易ではない。現実的には攻撃陣、守備陣が互いを助け合いながらしぶとく勝点を積み上げるのが最善だろう。今節、どのようなゲーム展開になるかは分からないが、攻守がバラバラにならず、まずは一体感を持って戦わなければならない。
対する東京Vの6月の戦績はここまで2勝2敗。1-0で勝利した前々節・名古屋戦から中3日で臨んだ前節は、アウェイで磐田に0-3の完敗を喫した。磐田戦では大きなターンオーバーを行っておらず、中2日となる今節は城福 浩監督がどのような起用法を選択するかが注目となる。
1993年のJリーグ開幕カードであるこのカードは、東京Vが16年ぶりに昇格した今季J1の開幕節でのカードだった。その一戦では東京Vが88分まで1-0でリードしていたにもかかわらず、終盤に連続失点しての逆転負け。悔しさが残るゲームとなっただけにリベンジに燃えるのは想像に難くなく、東京Vの意地にも注目したい。
[ 文:大林 洋平 ]

