2024/7/14 (日) 18:33 KO
第23節
京都サンガF.C.
京都
0
-0
浦和レッズ
浦和
入場者数: 18,730人
天候: 曇|気温: 26.1℃|湿度: 90%
ともに粘り強さを発揮。サンガSの記録を更新した一戦はスコアレス
京都サンガF.C.
監督
今日は『祇園祭』の真っただ中で京都市内は京都の人だけでなく、世界中から人が集まっていますが、サンガスタジアムには史上最多のお客さんが集まってくれました。そういうときでもサッカーに目を向けてくださったことに感謝しています。 試合も浦和を倒すという気持ちが出せた試合ができただけに(引き分けは)非常に残念ですが、2カ月前にアウェイで悔しい思いをした(J1第14節/0●3)ところから、よくリバウンドメンタリティーを出して、ここまでの内容に持ってきてこれたなと思います。新加入の米本(拓司)やラファエル(エリアス)も非常に良い働きをしてくれました。ケガをしている選手もいますが、残り10数試合へサンガが向かう道筋がハッキリしました。ゴールカバーで二度かき出されたうちのどちらかが決まっていれば勝点3を取れたかなとも思いますが、(公式戦)ここ10試合で1敗しかしていないことや、天皇杯(3回戦・清水戦)を含めて連勝しているとはいえ「まだ甘くはないよ」と言われたようにも思います。 次はアウェイの磐田戦です。われわれはJ2の頃からアウェイで勝てていないので、そこへ向けて修正していかなければなりません。また、浦和にも大畑(歩夢)選手がいましたが、川﨑 颯太も今日しっかりと仕事をしてパリへと旅立ちます。彼は(U-23)日本代表として頑張ってくるし、サンガは残った選手で強くなるための努力をしていきたいです。今日は勝点1に終わりましたが、スタジアムの雰囲気は最高でした。それに呼応して選手が躍動してくれたという意味では、ショーとしては非常にレベルの高い試合だったと思います。 --前半は我慢の時間帯が続いたが、後半は攻撃に出る回数が増えて、ゴールに何度も迫ったが。浦和はどの試合でも6割近くボールを持つチームで、GKも含めてボールを扱う技術が高いです。われわれのプレスをもってしても外される場面が何度かあるだろうなと思っていました。その中で、前期の試合はそこを我慢し切れずに失点して、焦って追加点を奪われましたが、最近はそうした(プレスが外された)ときなりの戦い方ができるようになりました。後半になって浦和も連戦の疲労というよりはこの暑さで少し足が止まってきたとき、われわれは交代選手も含めて少し圧力を掛けられたと思います。今日はポゼッション率でたぶん4対6くらいで相手が持っていましたが、それよりマイナスにならないようにしたい。一時期出た、後半のガス欠のように言われていたことを、最近は払しょくできていると思います。 --交代出場で新戦力の米本選手とラファエル エリアス選手がデビューを果たしました。交代出場した佐藤 響や金子(大毅)や平賀(大空)も非常に良い働きをしてくれました。 足をつる選手がいなければ、もぅ少し早くラファエルを投入するつもりでしたが、少し代えづらかったです。ただ、(後半アディショナルタイムを含めて)10分ほどの時間で決定的な場面を作ってくれたことはチームにとって明るい材料ですし、ヨネ(米本)も京都で1~2年やっているかのようなリーダーシップを発揮してくれました。ここから良い競争をして、向かっていきたいです。競争の中で勝ち取った選手がピッチで躍動し、(外れた選手は)悔しい気持ちがありながらもチームメートと一緒に戦っていくチームが最後は勝つと思っています。目の前のものにこだわりながら、もっともっと強くなっていく努力をしていきたいです。自分たちの良いところを伸ばしながら、それだけでなく今日だと得点をどう取るのかという(課題の)ところにもこだわりながら、やっていくしかありません。 --さまざまな選手を起用しながら勝点を積み上げている。連敗時から積み上げてきたものは?5連敗をしたときはチームとして非常に苦しい時期でした。ただ、過去を見ても(公式戦)10試合で1試合しか負けていないのは今まで(自身就任後の4シーズンで)なかったと思います。また、今日出場した選手のうち、天皇杯2回戦・大宮戦で(当時の控え選手中心で)先発した選手が7名いました。誰が出ても自分たちの目指すものに近づく努力をすることが、われわれの一番の良さだと思います。その結果がいまです。われわれのいまの順位を見れば何も安心できる材料はありませんが、ここ最近の道筋の中で戦ってきた10試合を15試合に、15試合を20試合につなげていけるようなチームになってきたとは思います。
浦和レッズ
ここまで長くて、7カ月ぶりくらいのスタメンで、いろんな感情がこみ上げてきました。やれる自信と、試合勘が薄まっている中での自分はできるのかという不安が入り交ざった感情でしたが、この瞬間を待ってくれていた人たちに結果で応えたかったです。そういう意味で勝ちたかったという気持ちが大きいです。ただ、これもまた1つ自信になった試合でした。(浦和加入後)初スタメンが古巣との試合か……と思いました。でもピッチに入ればあっという間で、もっとやりたかったのに試合の感覚がなくて足をつっちゃいましたが、本当に純粋にサッカーが楽しかったです。 --良いプレーを見せていたが。良いお手本が、(アレクサンダー)ショルツとマリウス(ホイブラーテン)がいたし、(佐藤)瑶大も良いプレーをしていました。自分も負けていられないなと思ったし、「自信を持ってボールを持つことを怖がらない。ミスを恐れずにやってこい」と(興梠)慎三さんに言われたので、それをやった結果だと思います。前日もノブさん(池田 伸康コーチ)やサコさん(前迫 雅人コーチ)が練習を手伝ってくれたので、その人たちのためにも結果で応えたかったです。 --ここからがスタート?本当にいろんな感情があって、昨日の夜も寝られませんでした。でも逆にその思いが……ジョアン(ミレッGKコーチ)にも試合前に「頭は冷静に」と言われたんですが、ボールを触っていくうちに慣れていった感じでした。この瞬間を待ってくれていた人が何人もいたので、その人たちに感謝しています。まだ僕のことを知らない人のほうが多いと思うので、早くプレーで見せたかったし、「僕はこういう選手なんだよ」というのを今日は自己紹介というかあらためて見てもらえる機会でした。今後はさらに見てもらえるように取り組んでいきたいです。
前にパスをつけられるところはつけられていたけれど、ミドルシュートが少ないと感じていました。もう少し積極的に打ってもいいし、相手も前へ出てこない。相手も怖くないと思う。シュートやダイレクトパスは入れてもいいのかなと感じています。あとはサイドで簡単にクロスを上げても良かったのかもしれません。そこでセカンドボールの勝負というか、事故を誘発させるボールを入れてもいいのかなと。もちろん狙いを持ってクロスを入れるべきですが、そうしたクロスも使っていいのかなと思います。 --サミュエル グスタフソン選手の交代により、中盤の配置や役割に変化があったが。もともとはサミュエルがアンカーで、自分と(伊藤)敦樹くんがその前でした。交代後は最初は自分がアンカーの位置でしたが、後半は中盤の底が2枚で横並びという方向に変わっていきました。そちらのほうがボールのプレスへ行きやすかったです。ただ、もう少しボールを保持して動かしてもよかった。そのとき、自分がもっとボールに関わって、回りをラクにさせる動きが増えれば良かったのかなと思います。
浦和レッズ
監督
前半は悪くなかったと思います。後半に入ってから、クオリティーに少し波がありましたが、大きなチャンスを作ることができました。京都のペナルティーエリアに進入する機会が多かったと思います。 ここ最近のメディカルスタッフと選手の仕事に誇りを感じていますし、感謝しています。タカ(関根 貴大)、トモ(大久保 智明)、松尾(佑介)がメンバー入りすることができました。少し時間の制限はありましたが、ピッチに立てる状態になりました。それまでビルドアップで好調だったサミュエル(グスタフソン)が25分で交代せざるを得なかったのは残念です。 後半、さまざまな交代を行いました。クオリティーの部分は低下したかもしれませんが、しっかりと戦ってくれたと思います。本日のMOMは右CBの井上 黎生人だったと思います。守備のところと攻撃でのボールの扱い、素晴らしかったと思います。 先ほど、ロッカーで選手にも言いましたが、(大畑)歩夢が五輪へ向かいます。五輪で日本を代表して戦う彼を見ることを楽しみにしています。 もちろん勝つ可能性もあった試合でしたが、ここ最近4試合で3つ目のクリーンシートでした。夏のブレイクの前の(次節・)札幌戦へ向けて、良い練習を積んでいきたいです。 --選手の状態について。佐藤 瑶大選手がリザーブからも外れていることと、サミュエル グスタフソン選手の交代について。佐藤は昨日、今日と体調不良で発熱もあり、メンバー入りすることができませんでした。サミュエルは首のあたりを痛めて、われわれとしてはギャンブルはしたくないということで交代しました。 --井上選手の交代理由と、後半に行った二度の選手交代の狙いについて。まず黎生人に関しては足がつってしまいました。それまで非常に良いプレーができていたので、あのままプレーさせて悪化することを避けました。トモとタカについては試合前からプレーさせるのは60分以内と話し合っていました。右ウイングとして入った(二田)理央のスピードを見れば、試合を勝たせてくれる選手と感じました。左の松尾もそうです。最後の交代は黎生人の交代により、(伊藤)敦樹を最終ラインに下げました。また、松尾をFWで使うことで相手の背後への抜け出しを狙いました。
京都サンガF.C.
GK 94
ク ソンユン
両チームともに足が痙攣するほど最後まで勝利をあきらめずに走り切りましたし、両チームともに勝点3を取りたかったが、感動的な試合だったと思います。全体としては勝点3を取ることがベストでしたし、取れる内容の試合だったと思いますが、サッカーというのは内容が良くても結果がついてこないことがあるスポーツです。ポジティブに考えれば、(公式戦)10試合で一度しか負けていない。(次節・)磐田戦に対する準備をしっかりして、勝点3を取りたいです。 --過去最多の来場者となる18,730人が見守る中での熱戦だったが。試合前のウォーミングアップから、ファン・サポーターから力をもらっていました。そのおかげで良い試合ができました。京都サンガとして成長していくためには選手一人ひとりの成長が必要ですが、選手としては毎試合こういった雰囲気で戦うことができれば最高なので、引き続きお願いしたいです。
MF 7
川﨑 颯太
前半は少し相手にボールを回される時間帯、流れが良くない時間帯がありました。自分たちとしてはできる限り相手GKまで圧力を掛けたかったですが、やっぱり相手もうまさがある中で、前半は耐える形になりました。ただ、相手も(体力的に)キツそうなことは分かっていましたし、徐々にオープンな試合になっていったときに自分たちの距離感が生きてくると思っていました。後半はボールを奪ったときの仕掛けは評価できると思います。自分たちはそういう戦いに慣れていますし、相手はゆったりボールを持ちながら最後を仕掛けてきます。自分たちはゆったりさせる前に相手のボールを奪う、相手の長いボールを競ってセカンドボールを拾って攻めていく。自分たちのペース、相手のなるべくやりたくないことができたと思います。 --手ごたえを感じる試合だった?前半から(プレスを)ハメられるところではハメたかったのはありますが、チームの狙いどおりの試合だったかなと思います。あとは(京都の決定機で)相手のゴールギリギリでのクリアもありましたが、得点を取ることができればなというところです。自分たちは後半アディショナルタイムに失点したこともあるので、絶対にリスクマネジメントは怠らずに、その上で最後まで勝利を目指すという集中力を持った戦いができたと思います。途中からパパ(ラファエル エリアス)や米本(拓司)さんという新しい選手も入ってきましたが、その中での意思統一は曺さん(曺 貴裁監督)をはじめとするコーチングスタッフがしっかりとやってくれましたし、全員が1つのベクトルを持って戦えたと思います。 --試合前には大畑 歩夢選手とともに、パリ五輪へ挑むにあたって花束贈呈もあった。五輪前最後の試合だったが。周りの人からは「ケガをしないように」と言われていましたが、サンガが勝つために邪念ははねのけて、チームが勝つためだけにプレーしました。そこでケガをしても仕方がないな、というくらいの緊張感や圧力でできたと思うし、その中でチームを勝たせて代表へ行きたかったので満足はできませんが、持てる力は出せたと思います。自分は数試合抜けることになりますが、米本くんも入ってきてくれて、良い選手層になっていると思います。 --京都を離れてパリ五輪へ挑むが、サポーターへ向けてメッセージを。今日もいつも以上に応援してもらえたし、試合後に周回するときも「頑張ってくれよ」というメッセージをいただきました。皆さんの思いも背負って戦わなきゃいけないし、サンガを抜けて代表へ行くということで、責任を持って京都でやっていることを五輪でも出していきたいです。