2024/9/22 (日) 19:03 KO
第31節
京都サンガF.C.
京都
2
-2
ガンバ大阪
G大阪
入場者数: 20,323人
天候: 曇|気温: 23.5℃|湿度: 74%
最後の最後まで白熱。関西勢対決、雌雄決せず
京都サンガF.C.
監督
京都を指揮して4年を迎える中、満員御礼の2万人を超える方々に来てもらい、今日の90分プラスアディショナルタイムは監督でありながら1つのショーを見ているような、そんな雰囲気の試合でした。われわれのインテンシティーの高さと、G大阪さんの技術の高さやそれを伴ったボールの動かし方が相まみえて、観ている人はすごく面白い試合だったんじゃないかなと思います。何より、お互いに上を目指す中で、関西勢同士の対戦ということもあって意地やファイティングスピリットがぶつかり合ったし、何度かVARが入ったことも含めて僅差の試合でした。 G大阪さんの今日のインテンシティーの高さは、ここ最近の試合の中でも突出していましたし、おそらくスプリントも多かったと感じています。非常にエキサイティングで、1つのミスが相手のシュートにつながる、目が離せない試合でした。戦略的な狙いも含めてわれわれの良さが出た時間もありましたが、相手のゴール前での精度は非常に高かったです。今日の引き分けは、一度逆転したので勝点2を失ったという見方もできますが、「引き分けは妥当な結果かな、ある意味で勝点1を取れて良かったな」と感じています。 このチームで戦える試合は、天皇杯も含めて最大で10試合です。起承転結の“転”はもう過ぎているので、最後の結末をどうするのか。この試合からいろいろと学んで、次につなげたいです。 今日スタジアムへ来てくださった方々には、この場を借りて「ありがとうございます」とお伝えしたいです。選手にも伝えましたが、これだけの人が入るのは当たり前じゃない。自分たちは苦しんで、サンガとしても長い時間があった中で、これだけの人が来てくれた思いに応えようということでいうと、そういった思いが勝点1につながったと思います。そして、満員のホームゲームで指揮を執らせてもらうことに幸せを感じました。こんな瞬間に立ち会えることは、人生の中でそう何度もないなと感じていました。
ガンバ大阪
監督
フットボールの良い試合をしたのかな、と思っています。京都の瞬間もありましたが、私たちガンバ大阪のほうが上回ったのかなと自分自身では思っています。1失点目は自分たちのエラーだったのでダメージがありましたが、それでも後半はしっかりと姿勢を示して、チームを爆発させてくれました。チーム自体は良い瞬間がありましたし、京都さんもその中でやっていたんですが、私の見方としてはガンバのほうが素晴らしい試合をしてくれたのかなと思っています。 --先制点の場面のように、今日の試合はウイングを外に張らせるやり方でした。従来のやり方に戻したのか、それとも対京都としてのやり方だったのでしょうか。京都さんは人に出てくる、プレッシャーを掛けてくるので、私たちはピッチ全体を使うことを今日は意識しました。そして相手が出てきたところの背後を狙っていく。特に(宇佐美)貴史と(山田)康太のポジショニングをライン間のところでしっかりと組んで、相手のCBを引っ張り出して、その背後も突いていきたいという思いがありました。
--ウェルトン選手とのマッチアップでしたが。まずは前を向かせないことを意識しました。向こうが体を当ててきても、重心を崩さない。もし前を向かれても、スピードに乗らせないようにしました。対応の優先順位を常に考えながら、マッチアップしていました。 --相手が中央に入らずにワイドに張ってくるやり方を最近はやっていませんでしたが、意外でしたか?意外ではなかったです。サイドにウェルトン選手と山下(諒也)選手という強力なドリブラーがいることは分かっていたし、いくらポゼッションをしていても、どこかで1対1の場面は訪れます。チームとしても、そこを仕掛けさせてくるだろうなと思っていました。そこへの準備は自分の中ではできているつもりでした。 --サンガスタジアム by KYOCERAの最多入場者数を更新する2万人以上の観客の中での試合でした。ウォーミングアップのときからたくさん人が入っていることを感じていました。僕がサンガに来て、2万人以上の皆さんに囲まれてサッカーをすることがこれまでなかったので、すごく気持ちも入りました。関西のチーム同士の対決で負けられなかったし、サンガが世間的にG大阪より下に見られていることも悔しいので、そこを覆すためにも今日の試合を戦いました。2-1までは自分たちのペースで良かったですが、最後はG大阪の底力みたいなものを感じましたし、僕の中では今季で一番タフな試合だったと感じています。結果的に2-2なので、自分たちとしては良くないです。ポジティブな部分もありますが、ネガティブな部分のほうが多かったかなという気はしています。
ガンバ大阪
--ご自身の得点シーンについて。ディフェンスと逆のことというか、足を止めないことは大事にしているので、それが攻撃で生きました。本音を言えば、あそこで僕が決めるんじゃなくてストライカーがいれば、たぶん僕じゃない選手が取っていると思います。 --終盤に猛攻を仕掛けながら勝利できませんでした。納得がいくか、いかないかで言えば納得はいかないですけれど、ああなる前に自分たちが仕留めなきゃいけなかった。京都があれだけ前に出てくる中で先制点を取って、その後のゲームコントロールも含めて課題はあったし、チャンスがあった中で決め切れていないので……実力不足だなと思います。 --チームの士気を高めるきっかけになる試合でしたか?そうですね。京都が火をつけてくれたような感じがしています。今日は本当に全員で戦ったし、見ている人にも熱さが伝わったと思います。こういう試合を続けていければ次につながります。ここ数試合のガンバには熱さが足りていなかった。アグレッシブさに欠けていたけれど、今日はそれがすごく出たと思います。
持ち味は出せましたけれど、チームが勝っていません。まだまだできたところがあったし、もっとやらなきゃいけないなと思います。うまくやろうとは考えていなくて、自分の持ち味を全部出そう、一生懸命やろうと思って試合へ入りました。球際の部分だとか、ちょっとはがす部分などで負けないようにというのは意識していました。持ち味が出せた部分はあるし、負けた部分もありました。自信になったわけではないけれど、やれるなという感触はあります。周りの評価は分かりませんが、本当にこの半年間ずっとうまくいかなかったので、それよりはできているなという感覚です。 --リーグ戦初先発が、育成年代で過ごした京都との試合でした。育ててもらったクラブであり、初めて挫折を味わったクラブでもあります。ジュニアユース(U-15)からユース(U-18)に上がれなくてすごく悔しい思いをしました。ここで活躍して勝ちたいという思いはありましたが……まだまだですね。 --出場機会を重ねて、良くなってきているのでは?そうですね。ずっと焦っていたのが、だんだんと慣れてきて、できることも増えてきました。攻撃のつなぎの部分でも見えてきているので、そういうところでは余裕が出てきました。(先制点の場面でゴール前まで走り込んでいたのも)「空いていたら飛び込め」というのは言われています。(前節・)浦和戦でクロスから得点が取れなかった中で、あそこはチャンスだなと思いました。触れませんでしたけれど、自分がニアサイドでつぶれて、ファーサイドに(山田)康太くんがいて押し込んでくれたので良かったです。
京都サンガF.C.
GK 94
ク ソンユン
もちろん良いセーブは出たんですけれど、例えば自分のキックミスでチームの流れがちょっと切れちゃったりする場面もありました。そういう細かい部分を直していくことでチームを良い方向に導いていけるので、また来週から良い準備をして、良い結果へ結びつけるようにしたいです。 --最も手ごたえのあったセーブは?後半の宇佐美(貴史)選手のシュートです。体が自然と動きましたね。練習のときからGKコーチの富永(康博)さんや監督の曺(貴裁)さんが、自分に対して良い言葉をかけてくださって、勇気を持ってプレーできるので、それがおのずと試合につながっているんじゃないかなと思っています。 --試合の結果について。皆さんがサンガについてどう思っているのかは分かりませんが、このように勝てる試合、勝点3を取れる試合を逃してしまえば上位には行けませんし、いつまでも残留争いをしているチームだという感覚にもなってしまいます。勝点3を取れる試合は取っていかないといけないと思っています。 --チームとして今日みたいにGKのプレーで勝点を取れたことは大きいと思いますが、ご自身は今後どんなGKを目指したいですか?毎試合(GKまで)ボールが来ない、そういう試合が良いです。そうするためには、もっとコーチングをしないといけません。いまよりも、もっと日本語の勉強もしないといけない。自分がビッグセーブをして勝つ試合よりも、自分が何もしない、例えばラファ(ラファエル エリアス)や(原)大智とか(マルコ)トゥーリオがゴールを決めて勝てるような、そういう試合へ持っていければいいんじゃないかなと思います。
FW 99
ラファエル エリアス
チームに貢献できたこと、2得点を取れたことをうれしく思いますし、それ以上にチームがこのリーグで活躍できるんだということを全体で見せることができたと思います。そこが本当に良かったなと思います。2-1の状況から最後に1失点してしまい、引き分けになってしまいましたが、前半から素晴らしいサッカーができたことは、われわれのチームとしての力がまだまだ伸びていく、もっと良いサッカーをこのリーグで見せていけるんじゃないでしょうか。少し残念なところもありましたが、良いところも多くあった試合だと思います。 --1点目はあきらめずに詰めたことが実りましたが?まさにわれわれが毎日の練習から取り組んでいることです。プレッシングからのゴールでしたし、自分だけでなくチームメートもプレスを掛ける。日々やっていることですし、そこからああいうゴールが生まれたのは良かったです。 --8試合で9得点という数字については?ゴールというのは日々の仕事をしっかりこなした上でついてくるものだと思っています。選手はみんなそうですし、監督やコーチも含めて、いまはサンガとして良いチームを作ろうとしています。そこへゴールで貢献できていると思います。自分が京都に加入したときもそうでしたが、残留というのはまず最初に成し遂げなければならないことです。そこから順位を上げていくこと、そして天皇杯もまだ勝ち残っています。さらに貢献できることがあるし、そこへチャレンジしていきたいです。
DF 2
福田 心之助