鳥栖が先制も、FC東京の猛攻を前に粘れず。両チームにとって痛い勝点1
FC東京
監督
両チームが結果に向けて戦った、エンターテイメント性の高いフットボールの戦いだったと思います。鳥栖さんも良いゲームをしたと思いますし、彼らがこういった形で戦ってくることは予期していました。相手の走るところや取り組みのところに自分たちもしっかりと戦わなければいけない状況の中で、前半20分ぐらいまでは鳥栖さんに流れが来ていて、自分たちがゲームから離されないようにしていかなければいけない状況にありました。そのまま鳥栖さんに流れが来ている中で、自分たちのゲームをしっかりと作っていかなければいけない状況で戦い抜きながら、前半の終盤にかけて、自分たちの良いリズム、良い流れがつかめるようになっていったと思います。 後半に入って、自分たちが攻撃の部分で改善していかなければいけない点、前半と比べて、前への意識、前への飛び出しというのをもっと増やしていかなければいけない状況でした。それをやることによって、自分たちがもっとコントロールできるようになって、自分たちの流れがつかめるゲームになっていったと思います。自分たちがやってきたことを積み上げながら、パフォーマンスをしっかりとつなげていくこと。そして、ハーフタイムで話した「攻撃の部分を改善しよう」という点が出ていました。 残念な点は、鳥栖さんに簡単なゴールを与えてしまったところ、シンプルなゴールを与えてしまったところです。そこは全員が悔しく思っています。ただ、そこからの反応、そして自分たちの姿勢や信念を持ちながら良い反応をしてくれたと思います。 そして戦い続けて1-1にすることができました。終盤に向けて強い戦い方ができたと思いますし、交代で出てきた選手たちが非常に良いインパクトを残してくれたと思っています。 ただ、決勝点を取るまでの時間がなくなってしまいました。 ファン・サポーターに勝点3を届けて帰すことができずに悔しく思っております。 --残り5試合となり、3位とは勝点11差です。残りのシーズンに向けてモチベーションはどう保っていきますか?モチベーションは自分たちが毎週毎週、しっかりと改善していくこと。そして、どのチームよりも強くシーズンを終えるように戦っていくことです。先を見過ぎずに、一試合一試合を大事に見ていきたいと思います。今日の試合も良い部分はありましたし、ただもっと自分たちがシャープに戦っていかなければいけない部分もあったと思います。そういった部分を行いながら、もっと強いチームに、そしてこういう試合に勝てるチームにしていきたいと思います。選手たちは非常にハードワークをしてくれたと思います。こういったことを継続しながらやれるようにまずはしていきたいと思います。まず、しっかりリカバーをしながら、 戦術的、身体的、テクニック的にも、しっかりと自分たちが成長できるようにしていきたいと思います。
サガン鳥栖
監督
--右ウイングバックでの起用は意外でした。FC東京のウイングが強力なだけに守備で意識することも多かったと思いますが、どのようなイメージで試合に入ったのでしょうか?まずはウイングバックでのプレーが人生初でした。景色はウイングをやっているときよりは低いですけど、そこまで違いはなかったので、すんなりやれたかなというところはあったと思います。意識としては相手のウイングが強力なので、まずは守備から入って好き勝手にやらせないようにすることは意識しつつ、自分たちの時間では攻撃的にいきたいなというのはありましたし、それもあってあのポジションでの起用になったと思います。 --守備の局面では駆け引きをするというより、まずは低い位置まで戻るということを優先していたのでしょうか?戦術的なところになってしまうので、そこについてはあまり言えないのですが、駆け引きというか、ボールの状況も考慮しながらというか。今回は後ろが5枚になるというか、必然的に自分が相手のウイングと対峙するシーンが多くなったかなと思います。 --強力なFC東京のウイングに対して、1対1の局面で意識していたことは?後半に二度ほどやられてしまったのですが、縦の推進力があるのでそこを消すことを意識していたし、前半そこについてはある程度消せたかなと思います。ただ、後半は駆け引きのところでまだまだなところがありました。あれくらい深い位置までもぐられてしまうとチームとしてもイヤだったし、あそこはやらせたくないなと思いながらプレーしていました。 --高い位置に行ったときには見慣れた景色というか、ひさびさの外側で幅を取れるので、やりやすさもあったのではないでしょうか?やれた部分もありますけど、そんなに自分たちの時間がなく、難しい状況もありました。結果も勝利にはつながっていないですし、もっとやれたのではないかなという思いのほうが強いです。
--リーグ戦では初出場になりました。このチーム状況だったので、なんとか勝利に結びつけたかったという思いがあると思います。勝ちにつなげたかった。それだけですね。 --中原 輝選手のマイナスのパスから立て続けに二度シュートを打つ、際どい場面を作りました。ゴールを決めたいなとはずっと思っていて。今までずっと出場機会をつかめていなかったし、自分の立ち位置を変えるにはゴールという結果が一番、手っ取り早いなと思っていたので、ずっとゴールのことは考えていました。それだけにチャンスがあったことを振り返ると余計に悔しいのですが、試合後にすぐに映像を見返してみても、森重(真人)さん、木本(恭生)さん、長友(佑都)さんが体を投げ出してブロックに来ていて、冷静に見てみると意外とコースがなくて、どこに打てば良かったのだろうというのはいまだに分からないです。ただ、もうちょっと面を作って当てることはできたはずなので、そこは反省点だなと思います。 --残留が懸かっている中でチーム優先という意識が働くのが一般的かもしれませんが、自分の立ち位置を変えたいという思いも強かったということでしょうか?自分の中で最近、「もし、試合に出たら」とか考えることがあって、いまチームとしてはすごく厳しい状況ですけど、負けようが引き分けようが正直あまり変わらないというか、勝点3しかいらない状況なので。だったらリスクを負ってでも前に出るということは意識してやっていました。その中でチームにフォーカスするだけではもう残留というのはできないと思うし、個人、一人ひとりが突き抜けて何かをしないと残留はできないと思うので、個人というところは自分の中で意識はしました。 --リードする状況が木谷 公亮監督就任後、初めてでした。どうしても守りたいという意識が働くような状況だったと思いますが、ピッチ上ではどう感じていましたか?リードしたあとに守りたいと思うのは分かりますけど、それだとつまらないので、個人的には攻めにいきたいと思っていました。ただ、ダブルボランチに変更したり、そういう部分もあったので、みんなが全体的に守備に対して強い意識になったのかなとは思います。もう1つ欲を言えば、(マルセロ)ヒアンがいたのもあるので分かるのですが、もうちょっと下でつなぐこともできたのではないかなと思うし、そこはFC東京さんとの差だったのではないかなと思います。
われわれにとっては勝点3を取らなくてはいけない試合だったので、そういう意味では勝点1ですごく悔しいです。ただ、選手たちは90分間、今まで積み上げてきた部分とこの試合のために準備してきた部分をピッチの中でしっかりと出してくれたと思います。1点を取ったあとにどうやって最後、(試合を)終わらせるのか。その辺が僕を含めて、少し足りなかった。そういう印象です。 --久保 藤次郎選手が欠場という中で右サイドに中原 輝選手を起用しました。ウイングが強力なFC東京に対して、守備に特長があるとは言えない中原選手をぶつける形になった中で守備はどのように担保しようとしたのでしょうか?その部分は当然、輝の良い部分を残したいというのがありましたし、プレッシングの掛け方によって守備一辺倒にならないやり方をできると思ったので、あの位置で起用しました。 --失点の場面は山﨑 浩介選手が治療で外に出ているタイミングという不運もありましたが、監督交代後、初めてリードする展開になった中でリードした状態での試合運びという部分についてはどのように振り返っていますか?交代も含めてですが、あのタイミングで交代しようとしていたところもありました。当然、負傷で1人、外に出ていた部分もありましたし、結果論ですが、あのときに交代で誰を入れるかというところも含めて、誰を残してあのセットプレーを迎えるかというところも考えていました。結果的にやられてしまったので、それが合っていたかどうかは分からないです。 --初ゴールのヴィキンタス スリヴカ選手の評価と、厳しい状況ですが、次節・京都戦に向けての意気込みをお願いします。ヴィキ(ヴィキンタス スリヴカ)に関しては今週、たくさん要求もしましたし、できるだけ前でプレーするポジショニングの話もしました。プレッシングのところでも、できるだけ彼が前向きにできるような形を準備しました。そういう意味ではゴールに迫る回数も多かったと思うので、満足しています。 チームはもちろん、しんどい状況ではあると思います。ただ、ここで下を向いてやめてしまったら今まで積み重ねてきたものがなくなってしまうので、次の試合に向けて、全員が前を向いて、勝点3が取れるように良い準備をしていきたいなと思います。
FC東京
MF 8
高 宇洋
ゲームの入りが少し緩かったですね。鳥栖さんに対してのやりづらさもあったので、どこで中に入っていくのか、守備で言えば鳥栖はウチの左サイドに人数をかけてきていた。インサイドの選手の見方は準備も含めて、中でもっと早く修正したかったですね。それが運動量なのか、ピッチ上での修正なのか、そこはもっと細かく突き詰めながらやっていく必要があるので、自分たち主導で凌駕できるようにやっていきたいですね。 --同点に追いつき、リバウンドメンタリティーはついてきたと思います。あそこで追いつけたことは大きかったです。ラスト10分は逆転できるチャンスや雰囲気は皆さんも感じてくれていたと思うし、僕らもそれを感じながらやれていました。だからこそ、決め切れないといけないと思いました。 --ご自身のゴールについて。まずはしっかりと抑えて枠に飛ばすことを意識しながら、今週は練習からシュートに良い感触があったので、少し寝かせながら蹴りました。
FW 38
安斎 颯馬
--ご自身にとって、久しぶりの先発となりました。勝たないといけない試合だったので、勝てなかったことが悔しいですね。自分としても気持ちは入っていましたけど、チャンスもありましたし、勝てなくて悔しい部分も大きいです。残り5試合は1つでも順位を上げられるように、この5試合を無駄にせずに、必ず来季につながると思うので、一試合一試合を大切にしたいと思います。 --なかなか前線からのプレスがハマらない時間もありました。前半の初めのほうは押し込まれる時間が長くて、中で声をかけて中盤の人数を増やしました。徐々に押し込めるようにもなりましたけど、後半を含めて押し込んだときに崩し切れなかったことが課題なのかなと思います。 --相手に構えられたときのクロスに課題が残ったように映りました。ここ何試合かは相手も前から来るチームでオープンスペースがある試合が続いていたけど、こうやって押し込んだ相手をどう崩すか、クロスを上げる側としてもどこに上げるのかが定まっていないので、押し込んだ相手をどう崩していくのかチームで合わせないといけないと思いましたね。 --相手もそろっており、味方も立って待っていると難しいですか?相手が5枚で守っていると、もっとアクションにアクションを重ねないと崩れていかない。そのまま動き出しを増やしていかないといけないですね。