“吉田采配”ズバリ的中!神戸が打ち合いを制し、6連勝
ヴィッセル神戸
京都サンガF.C.
監督
前半の自分たち、後半の自分たち。相手コートに入れない前半、それが一新された後半。表と裏というよりも、相手の圧力がそこまで強くないのに(前半は)可能性の低いプレーを選択していました。(後半は)神戸さんのACLEの疲れもあったのかもしれませんが、そういう両極端な試合をさせてしまった反省はあります。 その中でも2-2に追いついてから逆転する、もしくは少なくとも同点で終える、前半を1失点で抑えるようなメンタリティーを作れなかったことは、監督として非常にマネジメントに乏しいなと感じています。 試合後に選手たちに「京都は関西のJ1クラブの中で一番後ろで、経験もないし、仕方ないよねということを心のどこかに残してプレーするのか。それとも強くなって上位へ行きたいから、エラーを起こすプレーをしちゃいけないという気持ちで練習するのか。それは選手の思い1つだし、自分はもっと(選手たちが)うまくなれると思っている。今日の試合でも、それを確信した。それなのに見えているハードルをジャンプしないのは、それをやりたくてもできない人に対して失礼だ」という話をしました。それくらい彼らの可能性を感じているし、ここ3年間で神戸さんを相手にようやくあそこまで押し込める展開に持っていけたことは、その期間の彼らの取り組みは評価してあげたいです。同時に、チャンピオンを目指す、チャンピオンとしての誇りを持つチームとメンタリティーの差があることは、まだ否めないのかなということも感じています。 僕が一番チームの近くにいますし、彼らのメンタリティーや取り組みやプレーは知っているつもりです。今日の試合で残り試合への火がつくようにしたいです。
ヴィッセル神戸
監督
結果的には苦しいゲームでした。前半は自分たちのプランどおりに進めて決定機をたくさん作れて、良い形で折り返したんですけど、後半、相手のハイプレスのところでの入り方が……。ハイプレスに捕まってしまってそこから失点して相手の雰囲気になり、悪い時間帯が続いたかなと思います。そんな中、途中交代で少し押し返したいなというのがあり、結果的には(交代で入った)ジェアン(パトリッキ)が取ってくれて、自分たちの時間というのも出てきたかなと思います。 --最後に菊池 流帆選手らを入れたのは守り切るというメッセージでしょうか?相手には前線に高い選手がたくさんいたので、そこで最後クロスとかロングボールとかが多くなると思った。菊池の高さというのも必要だなと思ったし、何本かはね返してくれて、チームを救ってくれたというか、チームの勝利に貢献してくれたと思います。 --最後に勝ち切ることへのこだわりについて。こだわりというか、少ない時間だろうと出た選手が活躍するというのは選手みんなが良い準備をできていると思う。自分の采配とかそういうのではなく、トレーニングでみんなが良い準備をできているのと、「俺もやってやろう」という選手がたくさんいて、チーム内での競争が結果につながっているのかなと思います。
--決勝ゴールを決めました。自分のゴールももちろんうれしいですけど、それよりもわれわれが目指しているタイトルへ勝ち続けるしかない。昨日も取材の機会があり話をしましたが、それは僕だけが思っているのではなく、みんなが思っています。ここに来た選手も来れなかった選手もみんながそう思っています。今日戦った選手たちはその責任を背負って、90分+アディショナルタイムを戦って勝つことができて、それだけがうれしいです。 --前日の会見で「チームに貢献できる準備ができている」と話していました。その自信はどこから?自分はいつも信仰心を忘れずに過ごす人間ですので、何かあったときにはやはりまず神様と向き合って話します。今回自分がケガをしたタイミングというのは自分が一番調子が良いときで、個人的にはショックだったんですが、これでこの時間で僕ができること、1日でも早く治してさらに強くなってチームに一番良いタイミングで、チームが必要とするタイミングで僕は戻るんだと。戻ってチームを助けるんだと、それだけを信じて祈りながら来ました。 --ご自身のゴールシーンについて。自分の立ち位置からしてボールがこぼれてくるのをまず準備していたし、誰かに当たってズレて来るか、誰かのシュートがそのまま来るか、そういうシチュエーションになったんですけど、手にだけは当たってはいけないと、そこだけは気をつけました。
--2アシスト。いずれもファーサイドに送りました。チャンスがあればああやって上がってクロスを上げることは意識していたし、相手の3トップが残ってプレーするということで自分がオーバーラップすれば2対1になるなと試合前から思っていた。最初はGKとDFの間に速いボールを入れようかなと思ったんですけど、サコ君(大迫 勇也)がすごく良い動き出しをしてくれたので、そこにピンポイントに合わせられたと思うし、よっち君(武藤 嘉紀)のゴールかなと思いましたけど、アシストになって良かったかなと思う。 --扇原 貴宏選手や井手口 陽介選手らもセットプレーのキックから得点を生み出している。良い競争になっていますか?チームで1人しか蹴れないセットプレーですし、陽介君にしてもタカ君(扇原)にしても良いボールを蹴れるキッカーだと思うので、自分も責任を持ってやらないといけないと思っていた。(武藤のゴールをCKでアシストした前節・)浦和戦でもそうでしたけど、こういう(シーズン)終盤になるとセットプレーが大事になってくると思いますし、そこは意識してできたのかなと思う。 --今日は負傷離脱している主将・山口 蛍選手の誕生日。良い報告ができますか?そうですね。蛍くんはヴィッセルがタイトルを獲るにあたって一番目くらいに貢献した選手だと思う。蛍くんもサッカーをしたいだろうし、蛍くんが帰ってくる頃には自分たちは良い位置でいることが大事。必ず蛍くんが戻ってきてくれると思うので、自分たちは本当に目の前の試合を勝ち続けるしかない。やり続けるしかないので、自分もダメだったところをしっかり修正できればなと思う。
京都サンガF.C.
MF 10
福岡 慎平
奪ったボールやCBのクリアボールに対して、自分たちがポジションを取るのが少し遅かったです。怖がっているわけじゃないけれど、周りからはそうとられてもおかしくないような立ち位置でした。僕がボールを持ったときもパスコースがなかったりと、みんなの距離感が前半は少し遠かったです。2失点目も前半終了間際で、あそこは絶対にやられちゃいけないタイミングでした。自分も含めて、もっとセットプレーへの温度を上げなきゃいけないのは感じています。 その中でも後半はみんなで気持ちを切り替えて、距離感も良くして、(平戸)太貴くんが入ってパスコースも増えました。同点に追いつけたことはチームとして自信にしていいと思いますが、3失点目もセットプレーからやられています。1試合で二度もやられるのはあり得ない。そこは厳しく言っていかなきゃいけません。 --後半の早い時間で1点を返せたことが、流れを変える後押しになった?そうですね。「もう一度、前からプレスに行こう!」というところで、自分たちの守備からボールを奪って、1本のパスからゴールにつながりました。自分もあそこは(パスカットを)狙っていましたし、前線の選手を見て、パスをハファ(ラファエル エリアス)につけて、うまく決めてくれました。開始5分以内に決まったことは心理面も含めて、試合運びをする上でかなり大きかったです。 --特に前半、相手の強度がすごかったが。僕もそうですし、(川﨑)颯太たちも含めてデュエルのところで負けていたのは事実です。あそこで自分たちが勝たないとチームに勢いが出ないし、僕たちの課題です。ただ、後半に切り替えて2点を取れたのは自信にしていいと思います。
DF 50
鈴木 義宜
前半は2失点しましたが、後半は自分たちの距離感を良くして、つなぐところと割り切るところを判断しながら、良い形で2点取れたのは良かったです。 --前半の戦いについて。相手がいる中で、自分たちのやりたいことだけをできる保証はないのがサッカーです。相手のリズムだとしたら守るべきところは守って、無失点や1失点で(ハーフタイムのロッカーまで)帰ってくることをやりたかった。我慢していれば、後半のように自分たちの狙いとするサッカーもできるわけです。分析はある中で、全員が与えられたことだけじゃなくて、もっと臨機応変に試合の中でやっていくべきかなと思います。 --前半は攻撃の組み立てに苦労したが。相手は、前線3枚のプレッシングを外せば、ある程度はリトリートして守ってきます。その1つ、2つをはがす立ち位置や距離を作ることができませんでした。