うまく試合を進めた名古屋。未勝利から抜け出し、今季を締める
横浜F・マリノス
監督
正直、良いゲームではありませんでした。相手はローブロックでロングボールを多用し、難しい試合になりました。選手たちに疲れも見えましたが、すべてを出し切ってくれました。 自分としては暫定的に監督をやらしていただいたことは最高の経験でした。良いときも悪いときも選手たちと一緒に進んできました。スケジュールもタフで移動が多く、ケガ人も出て、先制したり、先制されたり、逆転したり、逆転されたり、さまざまな試合がありました。今季、優勝できなかったのは本当に残念です。何1つタイトルを獲れませんでした。このクラブで仕事をさせてもらい、最高の仲間に出会いました。クラブ、選手たちのこれからの飛躍を願っています。 --名古屋のマンツーマン守備に苦しみました。来季に持ち越す課題や横浜FMが強くなるために必要なものは何でしょうか?名古屋のようにマンツーマンで来る相手は簡単ではありません。前に進めたシーンもありましたが、名古屋はボールを奪えば、長いボールを蹴るサッカーでした。自分はつないでゴールに向かうサッカーのほうが美しいと思いますし、それを好んでいます。ただ、ゴール前の落ち着きは改善が必要です。そこは次の監督が改善してくれるのではないでしょうか。うまくできた部分はありましたが、ゴール前の質は上げないといけません。 --今季は公式戦を61試合戦った中、来季につながる学びを教えてください。夏の親善試合を含めると、62試合です。ニューカッスル戦はサマーブレイク中にあり、ほかのチームは休める中、自分たちは練習し、ニューカッスル戦を戦いました。来季については、自分が監督ではないので何も言うことはありません。ただ、自分は今日まですべてをささげてきました。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の初戦(・光州戦)は3-7で敗れましたが、現時点では首位です。監督を引き受けてから、(ACLEでは)ほかのどのチームよりも得点を奪いました。それらの評価と来季に向けてはクラブの判断に委ねます。今季、良いパフォーマンスも多くあったと思います。連敗や大敗があり、難しかった中でも、もう一度戦うためにスタッフ、選手がすべてを出し切ってくれました。 すべてを戦い終えて自分がどれだけ疲れているかは、皆さまには分からないかもしれませんが、正直とても疲れています。いろいろと思うところはありますし、自分が次にどこで仕事をするかもハッキリしていませんが、この経験を次につなげていきたいです。自分はいったん、オーストラリアに帰国しますが、また何かの機会で仕事をできることを望んでいます。今日という日を終え、とにかく疲れました。
名古屋グランパス
監督
アウェイにたくさんのサポーター・ファミリーが応援に駆けつけてくれました。多分ミッチ(ランゲラック)の出場を期待して集まってくれたと思いますが、ぎっくり腰ということで残念な形になってしまいました。その中で選手たちが、サポーターの皆さんの気持ちを汲んでしっかり勝利で終わることができたのは、ささやかですが、ホーム最終戦(前節・鳥栖戦)で勝利できなかったフラストレーションを晴らすような勝利だったと思います。今日マリノスに勝てたのは、90分間全員が戦った結果だったと思っています。 --攻撃の出来について教えてください。メンバーがそろうと点が入るというか、まさしくそういう試合になったと思っています。前半に(和泉)竜司が良い形で取ってくれて、それ以外にもビッグチャンスがあったので、1本決めてほしかったと思いますが、(山岸)祐也が貴重な追加点を取って良い形で終えることができたと思っています。 --来季に向けてどういうスタイルを構築していきたいですか?しっかりと今季を振り返って、来季の方向性を考えたい。シーズン当初に比べたらだいぶマシになったと思うので、さらに積み上げていけたらと思っています。
名古屋グランパス
--納得のいくパフォーマンスが出せたと思います。チームとしても戦えていたし、球際や、そこを上回れたこその結果だと思うので。個人もそうですけど、本当にチーム全員で勝ち取ったと思います。これを基準というかベースにしていかないといけないとあらためて感じました。 --ご自身の得点場面を振り返ってください。相手はしっかりボールサイドに寄ってくるので、うまく変えたり中を使ったりしていました。空いたウイングバックからのクロスで、1個目は僕も入っていける距離ではなかったので、セカンドのところで、マイナスのボールかこぼれ球を狙っていて、そこに良い形でこぼれてきてくれました。流れとしても相手のイヤがるところを突きながら、しっかりゴールにつなげられたし、ああいう形をもっと増やしていけるようにしたいと思います。
横浜F・マリノス
GK 21
飯倉 大樹
--長かった今季を振り返ってください。決して良いシーズンではありませんでした。最後になってみると、降格もなく、タイトルもないシーズンでしたね。来年、新しいチームになって、新しいマリノスが作り上げられれば良いと思います。今年を反省して来年につながるかと言われれば、監督も変われば、選手も変わり、サッカーも変わります。ただ、大事なことはクラブがどのような人間を残してマリノスの伝統を若い人につなげていくか。自分はタイトルを獲っていませんが、アンジェ ポステコグルー元監督が就任し、タイトルを獲り、マリノスと言えば、“アタッキングフットボール”のイメージがつきました。その経験をつなげていくために誰をチョイスするかは大切です。ここ数年、マリノスが弱くなってきた理由はそこでもあるので、誰を残すかはクラブが考えないといけません。 --特に今季後半、多くの出場機会がありました。個人的には38歳のGKが試合に出て結果を出したことは、みんなに証明できたと思います。ただ、38歳の選手がフィジカル的に落ちてくるのは目に見えています。普通に生活をしていても、30代後半の体の辛さは感じると思います。クラブの育成やクラブの行く末を考えれば、来季は(木村)凌也が加入しますが、20代の選手がどんどんうまくなり、その中でタイトルを獲ったり、フィロソフィーを持って成長してくことが大事です。 --今季ご自身がいなければ、より大変な状況になったかもしれません。それが自分に与えられた役割だったんだろうし、自分でもそう思います。チームが降格などすごく悪い方向に行かないことを止めるのが自分の役割でした。その中で結果を出せたのは周りの選手やスタッフのサポートがあったからこそですし、個人的には結果を出せてうれしいです。クラブが今季のプレーを見て評価してくれれば、クラブに残りますが、それは自分が決めることではなく、クラブが決めることです。
DF 27
松原 健
マンツーマンで来る相手に対し、後ろが重くなってしまった部分もありました。もう少し背後の狙いも織り交ぜながらやっていくべきだったと思います。 --公式戦を61試合戦ったシーズンを振り返ってください。もちろん経験のないことですし、シーズンを通して成績が振るわなかったのは本当に悔しい。タイトルを獲れるチャンスはあった中、自分たちの実力が伴っていなかったのは痛感したシーズンでした。一方、タイトルの手前まで行けた実力は間違いなくついています。それを切らさず、続けていきたいですね。そして、やはり休息は必要です。連戦が続いていくことが分かった中、よりリアクションで動くのではなく、アクションで動くゲーム展開にもっていくべきでした。チームとして、それができなかったので、今後の成長につなげていきたいです。 --今季はキャプテンマークを巻く機会が多く、チームを引っ張る姿が目立ちました。そこは意識していました。キャプテンマークの重みを感じていましたし、スターティングメンバーの11人に選んでもらい、試合に出るからには責任を持って戦わないといけません。それでも負ける試合が多く、チームを引っ張れなかった責任を感じています。そこをポジティブに捉えれば、伸びシロだと思っているので、人としてもプレーヤーとしても成長していきたいです。 --右足の状態はいかがですか。まだ完治していないのではないでしょうか?医学がスゴイことを痛感しています(笑)。少し痛みがあってもプレーできる状態ではありました。出られるうちが華なので、出られる状態であれば、自分もやりたかった。最後までプレーできたのは良かったです。