横浜FMは前節、アウェイで湘南と対戦。立ち上がりから主導権を握っていた中、27分にCKから湘南のファーストシュートで失点。それでも焦れずにゲームを進めると、53分にアンデルソン ロペスがゴールを奪って追いつく。67分、一瞬のスキを突かれて再びビハインドの立場に戻るも、89分に天野 純、90+4分にヤン マテウスがゴールを決めてひっくり返し、リーグ戦3戦連続逆転勝利での3連勝を飾った。
湘南戦から中2日で行われたAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第6節はCCマリナーズ(オーストラリア)と、遠く離れた南半球のアウェイで戦い、4-0で完勝。今節はその一戦から中4日と、年間で61試合の公式戦を戦うこととなった超ハードなシーズンらしい締めくくりとなる。今季途中から暫定的に指揮を執るジョン ハッチンソン監督はチームの現状についてこう語る。
「(15連戦だった9、10月は)個人的にもチームとしても負のループにハマっていた。ただ、抜け出す力があると信じた結果、(11月に入って)残り公式戦7試合になったとき、『ここからいくんだ』と6連勝を飾ることができた。最高の仲間で全員が良いパフォーマンスを続けているからこその連勝でもある。最終戦も勝って7連勝で今季を締めくくりたい」 CCマリナーズ戦でFKからゴラッソを挙げた天野も「ここに来てようやく本当の意味での一体感が出てきた」とチームは上げ潮ムード。いずれのタイトルにも届かず、この一戦で勝利を収めても心が晴れるわけではないが、ホーム最終戦に駆けつけてくれるサポーターのためにも勝利を届けなければならないだろう。
対する名古屋はルヴァンカップのタイトルこそ獲得したものの、10月以降、リーグ戦は5戦で1分4敗と未勝利が続く。ホーム最終戦となった前節もJ2降格が決まっている鳥栖に良いところなく0-3と完敗。「戦えるメンバーがたくさんいるわけではない。1人、2人欠けるとチーム力がガクッと落ちてしまう」と長谷川 健太監督。来季に良い形でつなげるためにも、このラストゲームはベストメンバーで臨むことが予想される。
両者ともに心に棘が刺さった状態で迎える最終盤。もちろん、勝ち負けの結果も重要ではあるが、両者ともにそれぞれのカラーをしっかり出し合う好内容の熱戦を期待したい。
[ 文:大林 洋平 ]

