横浜FMは準々決勝で札幌と対戦。ホームでの第1戦を6-1で大勝して大きなアドバンテージを得る。アウェイでの第2戦では前半に先制したが、後半だけで3失点を喫して1-3の逆転負け。2戦合計では7-4と上回ったものの、後味の悪さが残る中での勝ち上がりとなった。そして、この第2戦を起点に公式戦4連敗。現状も天皇杯準々決勝・山口戦やAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第2節・蔚山(韓国)戦では大勝がある一方、リーグ戦は4連敗中と「大きな好不調の波がある」(ジョン ハッチンソン監督)。
5日の明治安田J1第33節・柏戦で敗れたことにより、リーグ優勝の可能性が完全に消滅した。今季、タイトル獲得の可能性があるのはこのルヴァンカップと準決勝に進出した天皇杯の2つのコンペティション。「まだタイトルを獲るチャンスが残っているので、前を向いて次に向かっていく」(ジョン ハッチンソン監督)とこのルヴァンカップへのモチベーションは高い。
柏戦から中3日となる第1戦は1週間前に快勝した蔚山戦の先発が中心となる。そして、指揮官はこう意気込む。「ファン・サポーターにとっても重要な試合になる。(準々決勝の)札幌戦ではホームで戦った1stレグで6点を取りました。この名古屋戦で同じ点数を取れるかというと、そう簡単にはいかないが、1stレグで決着をつけるぐらいの戦いをして2ndレグに向かいたい」。もくろむのは先手必勝である。
対する名古屋は準々決勝で広島と対戦。ホームでの第1戦を0-1で落としたものの、アウェイでの第2戦では前半開始早々にパトリックのゴールで先制し、2戦合計1-1として勝負を振り出しに戻す。90分では決着がつかずに延長戦へ突入した中、一度は勝ち越しゴールを許したものの、112分にオウンゴールで追いつく。PK戦にもつれ込んだ末、GKランゲラックが2本を止める活躍で2年連続となるセミファイナル進出を果たした。
リーグ戦では4日に行われたJ1第33節・福岡戦は0-1で敗れたものの、それまでは3連勝と好調。その3連勝中の期間では7得点無失点と攻守がかみ合っていた。一方、敗れた福岡戦は「前半から多くのチャンスを作って狙いどおりのサッカーができていた。ただ、残り30分から新しいメンバーを入れてパワーアップしたかったが、逆に停滞してしまった」と長谷川 健太監督。中4日とはいえ、その後中3日で第2戦が控えるだけに、先発と控えをうまく融合させながら質を保つことがポイントになりそうだ。
[ 文:大林 洋平 ]

