町田がライバル相手にウノゼロ。決勝点を決めたのは期待の新戦力
FC町田ゼルビア
--加入後初勝利です。心境はいかがでしょうか。1-0で勝てたことは大きかったです。前節の広島戦は、僕がケガをしたことで前半のうちに交代カードを切ることになりましたし、僕のせいで負けたと言っても過言ではないほど、チームに迷惑をかけてしまいました。本当にチームに迷惑をかけていたので、この試合に懸ける気持ちも大きかったです。その中でみんなの力でつかみ取った1-0での勝利だと思います。 --この1週間はどんな準備をしてきたのでしょうか。打撲で当たりどころも悪くて、けっこう痛かったので、広島戦の翌日から回復に努める1週間でした。100%ではありませんが、自分でいま出せる最大限のパフォーマンスを発揮できた中で、相手のFWを抑えることもできましたし、まだまだコンディションは上げられると思います。
DF 19
--決勝点のアシストという形でチームに貢献しました。ゴールシーンに関しては、僕の特長プラス、チームとしての決まり事を信じて、(西村)拓真がゴール前に入ってきてくれた成果です。僕としてはクロスを入れて、ゴール前まで拓真が入ってきてくれることはとても助かります。キャンプから拓真とのラインは常に意識していたことなので、結果的に実を結んで良かったです。 --プレシーズンでの試行錯誤の跡がうかがえるような試合をできたのでは?FC東京さんもけっこう良い守備から入ろうという形が見えた中で、自分たちでボールを保持していく形は、昨季からの反省点でキャンプから取り組んできたことです。チームでうまくマネジメントをしながら、機を見て戦う展開に持ち込むことができました。
FC東京
監督
結果としては非常に残念なものでした。ただ、ゲームの中でのトライとエラーが見えた試合ですし、前節の横浜FC戦よりはチャレンジする気持ちを表現できました。なんとか次につながるではなく、次につなげなければならないと思っています。 --ビルドアップに関して、さまざまな工夫が見られました。準備期間の中ではビルドアップを強調してきました。トライしてくれたことが勝利につながれば良かったですが、トライできたことは良かった点の1つです。ゴールに対して中央から圧力を掛けて、サイドに展開して攻略していくとか、サイドを使って、逆に手薄になった中央を突くとか、ボールを動かしながらそういう展開に持ち込むことは難しいですが、崩すことが目的であるため、やはりシュートを打たなければなりません。アタッキングエリアに入っていく厚みを出せませんでしたし、少し単調だったかなと。 単調になった理由はセカンドボールへの回収率が良くなかったり、つなげなければならない場面でつなげず相手にボールを渡してしまうことで矢印が変わり、自陣にボールを戻されるケースが増えていました。ボールを失った瞬間に戻らなくてもいいところに戻されてしまい、そこから出ていくとなると、体力的な問題も出てきます。時間が進むにつれて、その厚みを出せなくなった印象です。 --失点シーンをどう捉えていますか。勝負は一瞬で決まります。選手交代の検討をしていたので、失点シーンの確認はあらためてしますが、詰めなければなりません。ただ、選手の中でも意識がないわけではないので、精度を出せるように求めていきたいと思います。
FC町田ゼルビア
監督
開幕節の広島戦の前半は良い戦いをしながらも、後半は自滅気味にやるべきことができなくなりましたし、選手間のつながりという意味でも、間延びしていました。また、やるべきことがあべこべになった中で相手にスキを突かれたため、そういったことをなくして、無失点で相手のスキを突いていくことを意図していました。選手たちが声をかけながらやるべきことをやってくれましたし、無失点で進められたからこそ、最後にゴールを仕留める展開に持ち込むことができました。また、決勝点を決めた西村(拓真)はゴール前に入っていける素晴らしい能力の持ち主です。FC町田ゼルビアは失点をせずに、自分たちのペースに持ち込むことが根底にあります。今日良かった点を維持、継続できるように、今後に向けた準備をしていきたいです。 --後半の早い段階でオ セフン選手に代えて藤尾 翔太選手を送り出し、西村 拓真選手をセンターFWのポジションに配置換えしました。セフンには警告が出ていましたし、セフンは相手のCBにがんじがらめになる形でストレスを抱えていたため、そこから解放するためにも交代させました。前後左右に動き回れる態勢を整えたほうが、相手のディフェンス陣に的を絞られにくい展開を作れるだろうと。後半の早い段階でしたが、勝負を仕掛けた形です。藤尾はどんどん背後に走れる選手ですし、プレスのスイッチを入れる役割もできる選手であるため、1つギアを入れ直すことも含めて交代しました。 --今日の試合は序盤からオ セフン選手にロングボールを入れる形よりも、自分たちでボールを保持するサッカーにトライしていた印象です。試合を通しての評価はいかがでしょうか。われわれの狙いではありましたが、昨季は知らず知らずのうちにオ セフン一辺倒になりがちになっていた中で、ボールを持てる時間帯は保持していこうと、プレシーズンからトライしてきました。背後を狙いつつ、セフンの高さを生かすことも踏まえながら、いろいろなバリエーションの中で攻撃をしていきたいという考え方をプレシーズンの時期から取り組んできました。選手たちはブレずにやってくれました。
FC東京
DF 3
森重 真人
--唯一の失点シーンを振り返って。迷いがありましたし、クリアをしておけば何も問題なかったなと。ちょっと(ほかの選手に)任せてしまいました。ただ、失点シーン以外は何も問題がなかったですし、前半の終盤は少しクロスを上げさせ過ぎましたが、守備の破たんはなかったかなと思います。 --前節・横浜FC戦を糧に、下でボールをつなぐ形を作れていました。前半からストレスなくやれました。自分たちの低い位置でのビルドアップは問題なかったですが、1つ前のエリアに行ったときにどこでスピードアップするのか。そこからのアイディアや速い攻撃は、改善の余地はあります。うまく相手を押し込む段階までは行っているので、あとは相手のイヤがるプレーを増やしていければと思います。また安パイにボールを下げてしまう場面もありましたし、ゴール前でもっと怖いプレーを選択していければ、良かったかなと思います。それでも前節に比べて攻撃はスムーズにできていたと思います。 --次節・名古屋戦に向けての修正点は?もう継続してやっていくしかないですし、少しずつ良くなっている部分もあると感じています。あとは今日のように、一瞬のスキを突かれないようにやるべきことを継続してやっていきたいです。
MF 8
高 宇洋
--前半から相手はボールを保持する展開で試合を進めてきました。まずはセカンドボールを拾うことを意識している中で、最初は後ろに少し重くなった印象はありましたが、前半途中から修正して、コンパクトに戦うことができたかなと思います。 --きっ抗した状況を打開するには?もう少し相手にとって怖いところに入っていくことや、相手を押し込む時間帯をもっと増やさないといけないです。今日は下からボールを動かす形をある程度チャレンジしながら戦った中で、良い部分もあります。ただ、イージーミスが多いですし、チームの流れやチャンスになりかける場面が途切れてしまうと思うので、もっとこだわってやらなければいけません。失点シーンに関しても、最後まで勝負にこだわるところが町田さんに傾いたかなと思っています。