FC東京は明治安田J1開幕戦で横浜FCに1-0で競り勝ち、松橋 力蔵新監督の船出を白星でスタートした。ホーム開幕戦となる今節は、味の素スタジアムに町田を迎える。元プロレスラーでタレントの長州 力さんが来場し、『MIXI Dayで“リキ”さんが飛ぶぞ!』と題してさまざまなイベントが開催される。『京王電鉄=FC東京』、『小田急電鉄=町田』で“電鉄ダービー”としても注目が集まっているが、昨季の直接対決では町田が2-1、3-0で勝利しており、FC東京としては松橋 力蔵監督体制でリベンジを果たしたいところだ。
「緊張感はありましたし、試合に慣れるまでに30分はかかりました。ピッチもすごく乾いていて、ボールが滑らない状態での開幕戦だったので、少し慎重になったところはあったかなと思います」と白井 康介が開幕戦を振り返るように、前半は横浜FCのペースに押され、ロングボールを多用するサッカーを展開してマルセロ ヒアンにボールを集めるが、連係不足からチャンスをつかめずにいた。後半は白井 康介のスローインを起点に、小泉 慶、高 宇洋、俵積田 晃太とつないで、最後はゴール前に走り込んだ白井 康介がゴールを奪取。61分に挙げたこの1点を守り切り、開幕戦での勝利をつかみ取った。
「まずは勝利が大前提ですけど、その中でも練習で積み上げてきた、自分たちでボールを握っていくことを町田戦は大事にしていきたい」と意気込む白井 康介の連続得点に期待が高まるとともに、開幕戦は不完全燃焼だった新エース候補、マルセロ ヒアンの加入後初得点が生まれるかにも注目だ。2016年途中に育成型期限付き移籍をして町田でプレーした仲川 輝人も、古巣との戦いで今季初得点を狙いたい。
対する町田は開幕戦で広島と対戦。26分に相馬 勇紀が個人突破から左足を振り抜くスーパーゴールで先制するが、前半のうちに退くこととなった岡村 大八に続き、53分に菊池 流帆も負傷交代を余儀なくされたことが響き、1-2で逆転負け。悔しい黒星スタートを余儀なくされた。
2人のケガに関して詳細は明らかになっていないが、復帰に時間を要することが予想される中、日本代表経験のある西村 拓真、昌子 源、中山 雄太、相馬 勇紀といった経験豊かな選手たちの活躍が今季初勝利のためには必要となってくる。特に相馬 勇紀、中山 雄太は、町田で世界基準のパフォーマンスを常に示さなければ日本代表での活躍の道も開けてこないはずだ。また、昨季J1初挑戦で3位と旋風を巻き起こした黒田 剛監督の采配にも期待がかかる。今季の目標勝点を昨季に得た『66』に設定しただけに、連敗は避けたいところだ。
松橋 力蔵新監督体制となったFC東京が昨季のリベンジなるか。それとも町田がFC東京戦3連勝を飾るか。開幕戦で浮かび上がった課題を改善できたチームにおのずと勝点3は近づいてくるはずだ。
[ 文:匂坂 俊之 ]
