その川崎Fは今節でようやく7連戦が終わる。ACLEの影響で後ろ倒しとなっていたゲームや前倒しで開催されたゲームもあり、3月下旬から過密日程を強いられていたが、ここまでの6試合は2勝3分1敗で乗り越えてきた。ただ、2連勝でスタートした一方でその後は引き分けが3試合続き、16日に行われた明治安田J1第12節・神戸戦では1-2で敗戦。7試合ぶりの、今季二度目の黒星を喫した。
連戦の終盤を迎え、さすがに選手たちも疲労の色は隠せず、神戸戦では本来はあまり見られないミスを頻発。出足の鋭さやゴール前での集中力を欠き、2つの失点シーンを見ていると、選手たちは誰一人と連戦を言い訳にしないが、極限状態での戦いを強いられていることは伝わってきた。中3日で戦う今節で先発の顔ぶれが大きく入れ替わったとしても不思議ではなさそうだ。
神戸戦を振り返り、「大事なことは覚えていて、ほかのことは忘れて、切り替える」と話した長谷部 茂利監督は、今節に向けて決意を新たにした。
「このあとに控えているACLEとのつながりもあるが、それよりも目の前の試合に勝ちたい。リーグ戦では勝てていないので、ホームですし、ここで勝点3を取らないと(上位に)どんどん離されていっちゃう可能性もある。いまは団子状態だけど、なるべくトップグループについていって、また帰ってきたときに良い状態でそこの競争に入っていかないといけないので、どちらの大会も大事だけど、結局は目の前のゲームを大事にしたい」 とにもかくにも川崎Fにとってこのゲームで大事になるのは、勝点3。5試合ぶりに白星をつかみ、クラブ全体の士気を高めたい。
対する東京Vはミッドウィークには秋田の地に乗り込み、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦・秋田戦を戦った。先制される展開となったが、後半終了間際に追いつき、延長戦までもつれながらも逆転勝ちを飾り、3回戦へコマを進めた。
今節は中3日で長距離移動の難しさもある中でのゲームとなるが、これ以上勝点差を離されると上位浮上に向けて厳しい状況に追い込まれるだけに勝利を欲している状況だ。
東京Vはリーグ戦ここ4試合勝ちなしで、その期間に挙げたゴールは引き分けに終わった第8節・FC東京戦での2得点のみ。まずはリーグ戦3試合ぶりのゴールを奪い、勝利への扉をこじ開けたい。
[ 文:須賀 大輔 ]


