今日は攻撃を仕掛けながらクローズ。浦和、連勝を『4』に伸ばす
浦和レッズ
監督
立ち上がりは広島のほうが良かったと思います。相手が最初の1分から良いプレーをしていて、われわれにとって少し問題と言える時間でした。しかし、組織的なローディフェンスで相手にチャンスを作られることはなかったですし、時間が経つにつれて前に行けるようになり、相手ハーフでボールを持てるようになりました。 そのあとは両チームとも非常に戦術的なプレーをしており、相手を抑えていたと思います。その流れの中で、われわれはより押し込めるようになっていきました。例えば、ボランチがファイナルサードに入っていく場面も増えていきました。(マテウス)サヴィオからサミュエル(グスタフソン)へのマイナスのボールは非常に惜しかったと思いますし、良いコンビネーションから(安居)海渡がペナルティーエリアに進入した場面もあと少しでチャンスになるところまで行きました。 後半も立ち上がりは広島のほうが強度が高かったと思いますが、われわれはカウンターの場面を増やしていきました。そのカウンターの1つで、サヴィオが素晴らしいプレーをして(金子)拓郎のチャンスになりました。そして非常に大事なゴールを決めてくれました。選手たちには、「きっ抗した試合になり1ゴールが大事になるだろう」と話していました。 そのあとはゲームコントロールをしようとする時間帯でしたが、少し守備の位置が深かったかもしれません。ただ、相手もあまり多くのチャンスを作ることはできず、最後にダニーロ(ボザ)がライン上でクリアした場面以外は抑えることができていたと思います。 今日は非常に高いレベルのチームワークを選手たちが見せてくれていましたので、ポジティブに捉えることができると思います。難しい時間帯のリアクションも良くなってきており、広島のような難しい相手にできたことは選手たちの自信につながると思います。 --試合内容はエキサイティングだったが、何度か自陣でミスがあった。より上を目指す意味でそうしたミスを減らしたいか。そのとおりで、ゾーン1でのミスが多過ぎたと思います。今日の試合の良くなかったところを挙げるとトップ3に入るところです。広島は開始から30分間、マンツーマンで非常に強度の高いプレスを掛けてくるので、特にゾーン1では気をつけてプレーしなければいけないと話していました。相手がもっとミスを生かしていればという場面もありましたので、幸運だったと思います。 --相手のやり方は、第3節、第4節で敗れた湘南や柏にも似ていたと思うが、うまく対応できるようなったのは成長では?湘南戦の前半は今季のワーストと言える時間だったと思います。相手の強度の高いプレスに対応し切れず、あきらめかけているような時間でした。戦おうとしていないような姿がありましたので、私にとって悲惨とも言えるものでした。それは避けたいと思っていました。 そこから何が改善していたかというと、ディフェンスラインと中盤、特に中央での関係性が良くなっていたと思います。中央が安定することは攻撃の選手にとっても良いことですし、攻から守への切り替えも非常に良くなっていると思います。特にウイングの拓郎とサヴィオが素晴らしい仕事を見せています。 もちろん、今後のゲームではよりリスクを冒しながら攻めることも行いたいですが、クラブワールドカップまでにできるだけ多くの勝点を取っていきたいと思います。 --金子選手について。拓郎にとって非常に大事な瞬間だったと思います。以前話したときに「まだ点を取れていない」と言っていましたので、ここで点が取れたことで、さらに落ち着いたプレーが出てくると思います。練習を見ていても常にハードワークする選手ですので、今日残した数字を大きくしていけると思います。
サンフレッチェ広島
サンフレッチェ広島
--今日は2トップでスタートした。初めての形で前半は何本か良い形もありましたけど、相手もやっぱり後ろは真ん中2枚が堅かったかなと思います。 --チャンスの手前まで行くシーンは増えたと思うが、そこからさらに深くまで行くために必要なことは?今日はけっこう入りからインテンシティーをいつも以上に高くということを意識してやっていた中で、相手陣内で引っかける回数も(前節・)名古屋戦に比べるとかなりあった。そのインテンシティーの中での質のところ。僕も何本かズレたりしたことがあったので、そこの質かなと思います。スピードが上がった中での1本1本のパスだったりトラップだったり連係の質ももっと必要かなと思います。あと、失点シーンは今年何回もやられている形なので、ファウルで止めることも自分たちはしっかり学ばないといけないと思いました。
監督
これまでの2戦はわれわれのゲームテンポでスタートできなかったこともあって、今日の試合は自分たちのテンポでスタートしようということでスタートしました。そういった意味では良いスタートが切れたと思います。ただ、前半の途中ぐらいからセカンドボールが拾えなくなって相手にチャンスを少し与えてしまったんですけど、途中からうまくセカンドボールも拾えるようになりました。ただ、もう1個最後の踏み込みところで深くまで行き切れなかったことと、最近カウンターから入れられているところをちょっと繰り返してしまった。ただ、選手たちは前向きに最後まで粘り強くやってくれたと思います。 --2トップにして川辺 駿選手をトップ下にした布陣の狙いと成果について。これまでのゲームは前めの選手の距離感が少し離れている部分があった。もう1個は得点を取るためにゴール前に人を増やすという意味でも、そういう形をとりました。つなぎめのところは前節(・名古屋戦)に井上 潮音が入って人と人との距離のつなぎめになってくれたので、そこをつなぎにしながら前に人を多く、距離感を近く、という狙いを持ってやっていきました。ある程度のところで距離感を保てたと思うのですけど、もう1個深いところに何回か踏み込んでいけたらなと思いました。いつも以上に最後のところも中を通すことでいけた部分もありますけど、もう1個深いところまで行けたら良かったなと思います。 --ミヒャエル スキッベ監督が不在の中、試合前、試合中はどういうふうに進めていったのか?またウイングバックに起用した中村 草太選手の評価について。監督とのコミュニケーションに関しては、試合前までの準備の段階で狙いも含めてコミュニケーションをとっていたままゲームを進めていきました。すべてゲームの前に終わっていたというのが現状です。中村に関しては、もちろん中でもスピードというところはあったと思いますけど、今日に関しては加藤(陸次樹)とジャーメイン(良)の2人プラス、川辺 駿がいて真ん中の距離感を良くすることを狙っていた部分があって、距離感が良くできるとサイドのスペースもより多くできると思うので、前半からサイドの突破も含めて狙いがうまく出せていた部分があったと思います。
浦和レッズ
MF 77
金子 拓郎
正直かなり焦りもあって、焦りがある中でプレーするのは良くない状況だと思っていたので、なるべく早く点を取りたいと思って毎試合やっていました。初ゴールを取れてホッとしています。 --前半、松尾 佑介選手のパスからシュートを打てそうなシーンがあった。左足で打ちたかったんですけど、思ったよりボールが右足に来てしまったので、もう1回返して松尾がダイレクトで打つイメージで折り返しました。もう少し緩いボールだったら左で打てた感覚もありましたけど、あそこでもう少し打てる位置に顔を出すことも必要かなと思います。 --ゴールシーンはGKをかわしにいく判断をした。大迫(敬介)選手がけっこう出てきていたので、ドリブルで抜くスペースがあるなと思いました。かわして落ち着いて決めることができました。抜いたあとが一番緊張しましたね(笑)。 --得点後は感情を爆発させているようだった。やっぱり焦りがあったので、ああいうふうになったと思います。爆発させたのであまり覚えていないですけど、うれしかったです。 --自陣ゴール前からかなりの距離を走って走力を見せた。スプリントしてゴール前に顔を出さないと来るチャンスも来ないなと思っていたので、信じて走ることが大事だなというのを再認識したゴールになったと思います。前に佐々木(翔)選手がいて、これを追い越せばいけるなという感覚があったので、あとは(マテウス)サヴィオ選手を信じて走りました。
DF 4
石原 広教
いまは守備からリズムを作るという感じなので、(ボールを)持たれることは想定していて、去年(の対戦)もそういう展開でした。でも想定していたので落ち着いてやれていたし、いつか自分たちのチャンスや時間帯、流れが来るのは分かっていたので我慢してやれていました。 --流れが来るまで耐えられている、流れを渡し切っていない要因は?チーム全体がサボらないし、セカンドボールを拾われる時間もありましたけど、それは相手の長所なので。そのあとのリアクションや、戻るところを戻る、誰か出たところを埋めるというのを集中してやれているのが崩れない要因かなと思います。 --得点は相手CKのカウンターからだったが、逆にCKからのカウンターを許さなかった。セットプレーの練習から「カウンターが速い」とサコさん(前迫 雅人コーチ)から言われていたので、何回かはあるだろうなと思っていました。そこでみんな飛び込まずにしっかり帰ってきていたし、帰陣はウチの選手たちのほうが速かったと思います。遅らせられれば前の選手が帰ってきてくれますし、(渡邊)凌磨くんや(金子)拓郎くんも帰ってきて遅らせてくれていたので、安心感がありました。 --切り替えを早くすることはずっと言われていると思うが、良くなってきた要因は?前の2人の選手(松尾 佑介、渡邊)のプレスの掛け方がハッキリしているぶん、反応しやすいし、間を閉めて外に出させてウインガーが出てというところの整理がいまはかなりハッキリしていると思います。前からの制限の仕方が整理されている印象です。 --中盤やDFの選手が狙いやすくなっているのでは?ただ行くじゃなくてかなりけん制してくれているので、ウインガーもハッキリ出られると思うし、SBもついていって後ろがスライドするのもハッキリしています。(J1第10節・)町田戦でみんな自信がついたと思うし、ハッキリ行けるので怖さはないですね。