内容でも示した差。柏が4連勝で首位肉薄
横浜F・マリノス
監督
前半はいくつか良い部分を出せましたし、多くのトライをしてくれました。良いところを続けて出せるかが1つ目安となる中、後半はハーフチャンスを作ったり、良い部分が多かった展開でした。日々の成長を大事にしていきたいのですが、時間が限られている中、多くを落とし込むことは難しい。多くの情報を与え過ぎても頭がパンクしてしまうので、少しずつ落とし込んでいるところです。一試合一試合しっかりと成長していくことが大切ですし、(直近のJ1第16節・)C大阪戦よりも今日、今日の試合よりも次の試合に良い部分を出していくことが大切だと考えています。 --短い期間で何に最も変化を加えようと働きかけたのでしょうか。短い準備期間で特にこのチームに足りず、上げないといけないと考えたのはフィジカルです。以前は走り切れなかった部分がありましたが、徐々に良くなってきています。練習からハードワークすることで、フィジカルはおのずと上がってきます。フィジカルだけでなく、戦術を落とし込んでいきながらの作業になるので、一気にすべてを変えることは難しいとも感じています。 --その変化は今日、見られましたか。この2試合の変化として、前からプレッシャーを掛けられていると感じています。そのプレスをどれだけ長く続けられるかが大事になりますし、アグレッシブさは見えてきています。それらはこの4カ月間なかった部分で、選手たちはトライしてくれています。もちろん完璧ではありません。失敗もありますし、タイミングを間違えてしまう場面もありましたが、トライする姿勢はあったので続けていきたいです。
柏レイソル
監督
今日はあらためて選手たちは素晴らしい試合をしてくれました。プランどおりに攻守にわたって選手たちはプレーを表現してくれていたと思います。試合もしっかりとできていましたし、そして前半に決定的なチャンスを作れていました。にもかかわらず、それをゴールにつなげられなかったところが残念でした。けれども、後半も引き続き同じように試合を支配しようと、そしてゴールを目指そうというメッセージを伝えた上で後半に臨み、(小泉)佳穂が先制点を、試合を決める追加点を(木下)康介が取ることができて、このスタジアムで勝利を収められたことを、とてもうれしく思っています。 --ハーフタイムで小屋松 知哉選手に代えてジエゴ選手を投入しましたが、狙いを教えてください。前半、チームとしては良いプレーができていました。ただ、相手の背後を狙う、ゴールに向かうというところが若干左サイドで足りないという部分もあり、前半の間にも修正を加えようとしました。それと同時に、やはり小屋松のほうがプレー時間も重ねていますから疲労もあり、ジエゴはよりフレッシュで、小屋松と同じようにゴールに向かう意識があります。そういう意味で、ジエゴを投入してゴールに向かう、背後を狙うというところを狙いました。 --開幕して約3カ月で完成度の高いチームを作れているのは、選手たちの戦術理解度の高さも要因としてあると思います。選手たちのIQの高さや理解度の高さをどのように感じていますか。まさしく私が目指すスタイルというのは、やはり戦術的に賢い選手が必要です。そういう意味でも、そのような賢い選手がそろってくれていると思っています。 いまチームの完成度がここまで高くなっている要因はたくさんありますけれども、1つはプレシーズンを良い形でスタートできたというのがあります。選手一人ひとりが高いモチベーションと、良いフィジカルコンディションでプレシーズンをスタートしてくれました。そういう意味では、早い段階で積極的なトレーニングをスタートできましたし、プレシーズンの間も選手たちがしっかりと集中してトレーニングに臨み、私が攻撃や守備で求めるものを深く理解した上で、それをトレーニングを重ねるごとに習得してくれたというのがあります。 そして、開幕後も試合を重ねるごとに出てきた課題というものを、ミーティングやトレーニングを含めて試合を重ねるごとに選手たちが集中力とともに意欲的に学んでくれたことが、このチームの完成度の高さにつながっていると思います。
柏レイソル
--ご自身の得点シーンは狙いどおりの形だったのでしょうか。1つトウジ(久保 藤次郎)のタイミングが遅れたので、それで逆に動き直して、もう1回自分の空間を作るように左にフェイクをかけました。あそこまで(久保が)えぐってくれたらこっちのものかなと思います。 --課題だった追加点を奪えるようになった要因は何なのでしょうか。ゴールに向かうプレーが前より多くなったなと思います。クロスだったり、そこは僕も言っていますけど、監督も言っているし、様子を見てつなぐところとゴールに向かうところのバランスが前よりも良くなってきました。ラフでもボールを上げたら、それによって(相手の)ラインは下がるし、そうしたら2列目のマイナスが空いてくるというのが、チーム全体で共有でき始めていると思います。
--クリーンシートが続いていますが、手ごたえはいかがですか。そこはチームとしていま意識をできているからこそ結果につながっていると思いますし、もちろん攻撃にフォーカスされるチームだと思うのですけど、守備のところで失点をゼロにしていくことで、また攻撃も際立っていくと思います。僕はGKというポジションなぶん、守備を意識してプレーしています。 --追加点が取れている中で、やはり1-0と2-0では守るときの精神状態は違いますよね。違いますね。1-0で守る状況だと特に守備というところに重きを置き過ぎてしまって、最初ラインが下がり過ぎてしまうという現象も起きやすいと思います。やはり2点目を取れることによって攻撃的な守備というか、受け身にならない守備ができるので。1-0のときも、ちょっとしたバックパスなんかにもこまめにラインを上げるというのはチームとして共有できています。だからこそここ最近の試合でも乗り切れているのかなと思います。
横浜F・マリノス
GK 21
飯倉 大樹
--苦しい状況の中、何を意識してプレーし、何を感じましたか。とにかく(直近のJ1第16節・)C大阪戦以前はガムシャラさがありませんでした。そこに関してみんなハードワークしているし、走る距離やインテンシティーも以前よりかは上がっているのではないかな、と後ろから見ていて感じます。でも、それは本当に最低限やるべきこと。今までできていなかったのかがよく分からないぐらい、ここ2試合、戦うという意味ではできているとは思いますし、それを出したかった。 今日に関しては、もちろん相手のクオリティーは高く、それに比べるとウチのクオリティーはなかったわけじゃないけど、明らかに劣ってはいました。後ろでボールを回しても結局、出口やその先があまり見つけられなかったのは課題だと感じています。 --それでも今季序盤の学びとして、バラバラにならずに続けることが大事になります。こういったチーム状況だと、ワンプレーで失点したり、ワンプレーのミスが失点につながることが、みんな恐怖になっていると思います。そこをあえて、後ろの選手が強い気持ちを持ってプレーするのが一番大事じゃないかなと。逃げ、逃げのパス回しをして誰かがハマって苦しい思いをするのであれば、最初にハマらないようにしていくべきです。僕やCBが怖がらずにプレーしていくことがいま、大事なことです。悪いときは安パイをとってしまいがちだし、周りの人も安パイはOKな雰囲気になるけど、どこかでリスクをとらないとチームのためにはならない、と試合をやりながら特に感じていました。 --厳しい日程ですが、このあとの3連戦の肝は何でしょうか。もう責任です。どの選手が出ても、自分が良いプレーをすればいいとか、そういったレベルの話じゃなく、ミスして負けようが、それが良いプレーになって勝つこともある。それは表裏一体です。ただ、自分だけ良いプレーをしようとすると、絶対に歪みというか、ツケが誰かに回ります。とにかく責任を持って、みんながチームのためにプレーする。当たり前のことなのですが、この当たり前のことがみんなできないから、勝てないのです。誰かのために、次の人のために、みんなが責任を持ってプレーすることが何よりも大事だと今日、あらためて感じました。
FW 7
エウベル
今季に入ってから出場機会に恵まれず、監督が代わってもそれが続いているのはとても残念です。でも選手の立場としては、練習からアピールするしかない。監督が使ってくれるときのために、日々準備はできていますし、少ない時間でもアピールしたいです。指揮官が代わって公式戦4試合連続で勝てないのは残念だし、うまくいってほしいですが、現状は苦しいです。 --先発から出られれば、もっとできる自信はあると。そうですね。今日の試合がどうなっていたかは分かりませんが、前の監督は僕を最初から出すオプションはありませんでしたし、その理由も分かりませんでした。いまの体制になってもなかなかスタートから使われませんが、先ほど言ったように、僕はチャンスを待つしかないですし、日々アピールするしかありません。ただ、僕の気持ちとしては、僕自身の質を分かっています。僕がピッチに立てば、チームのために全力を尽くすと約束できます。 --エウベル選手が来て最も厳しい状況です。どう浮上させるかは、選手の立場では言うべきではありませんし、監督が決めることです。ただ、聞かれたので答えますと、選手目線では質の高い選手がそろっています。前線には(アンデルソン)ロペスやヤン(マテウス)、(遠野)大弥、(植中)朝日だったり、宮市(亮)選手もいます。その一人ひとりの質を最大限、引き出すことが大事だと思います。以前のように攻撃的に、前に、前にというサッカーをしたいと思います。 前監督が解任になったときにはすでに降格圏内にいました。そのやり方がうまくいっていないということは、次の指揮を執る方は何か違うことに取り組み、違いを出さないといけません。同じことを続ければ、同じ結果になってしまうかもしれません。すごく楽しい昔のサッカーを取り戻したいのが僕の気持ちです。