代表初招集の久保藤次郎がゴールを奪って。柏が“奪首”
柏レイソル
監督
今日のFC東京さんとの試合は難しくなることを予想していました。そしてその予想どおり、試合のスタートのところではFC東京さんのほうが良いスタートを切っていたと思います。最初は苦しい時間帯が続きました。そのあと若干落ち着いた時間帯もありましたけども、前半に関してはなかなか明確なチャンスも作れず、逆にFC東京さんにいくつかチャンスを作られたというのがありました。ハーフタイムにチーム全体の立ち位置のところを整理しました。それも機能して、後半は前半よりも良いプレーができていたと思いますし、そこから先制点につながったと思います。東京のカウンターアタックがとても危険なので、それに対するリスク管理のところも整理をしました。いくつか危険な状況もありましたけれども、先制点を入れたあとにわれわれも追加点を決めて、そして試合を終わらせるトドメを刺すというチャンスも作れていました。ただ、それを決めることができず、試合終盤まで難しい展開が続きましたが、とても価値のある勝点3を取れたことを、とてもうれしく思っています。 --今節の勝利で首位に立ちましたが、どのように捉えていますか。もちろん首位に立てたことをうれしく思います。われわれは常に首位に立つことを目指して戦ってきましたし、そういう意味では今節首位に立てたことはやはりうれしく思っているというのはあります。ただ、ここから首位の座を譲ることなく、一試合一試合戦い続けることこそ重要です。そういう意味でも別の機会にコメントしたとおり、順位表というのは重要ではなく、一試合一試合素晴らしいパフォーマンスを個人として、そしてチームとして表現し続ける、そして首位の座を譲らないというのが重要になってきます。まずは次の試合、鹿島戦があります。そしてその後も(J1第25節・)湘南戦とどんどん続きます。その一試合一試合を大切にして、個人として、そしてチームとして素晴らしいパフォーマンスを表現し続けることが重要かと思います。 --ここから中断期間に入りますが、どのように過ごしていきたいですか。日本代表のほうに4人が行きます。彼らにはそこでの時間を満喫して、そして成長した形で戻ってきてほしいと思います。そして残ったわれわれは、まずは新加入選手たちがうまくチームの戦術に飛び込めるように、この2週間を生かしたいと思います。それプラス、なかなか今までプレー機会に恵まれていなかった選手たちがよりチームの戦力になるように、底上げといいますか、全体のレベルアップにこの2週間を使いたいと思います。今日もプレーしましたけれども、中川(敦瑛)が素晴らしいパフォーマンスをここ最近表現してくれていますけれども、シーズン頭からはなかなかプレー機会はありませんでした。この間は(戸嶋)祥郎が、そして今日の終盤に投入しました小見(洋太)も素晴らしいパフォーマンスをしていました。シーズンの終盤になればなるほど、いまプレーしていない選手たち、プレー機会に恵まれていない選手たちの戦力というのが重要になってきます。ですので、その選手たちのレベルアップや底上げのところにこの2週間をうまく生かしていければと思っています。
FC東京
監督
FC東京
われわれも多く良いチャンスを、良いプレーをできたとは思うのですけど、最後のところでクオリティーを欠いてしまったなと思います。相手が1本のクロスから点を取ったというような試合だったと思います。 --1点の差で勝敗が分かれましたが、クオリティーの差についてどのように思われますか。1本、2本、3本、4本とパスをつなぎながら良いシーンを作ることはできたと思います。最終的に試合はわれわれのほうには転がってはこなかったんですけど、柏はすごくいま調子の良いチームなので、非常に難しい試合でした。 --1失点は喫しましたが、よく守れたゲームだったと思います。私もそのように思います。コンパクトで良い守備ができていたと思います。ただ、試合が終わってみれば、本当に言葉がないというか、そういったゲームになりました。
--ハーフタイムにはどのような指示をしたのでしょうか。少し攻撃のところでの時間の作り方であったり(で指示をした)。われわれの良さはやはりショートカウンターで、相手もやはりすごく前がかりに出てくるチームなので、スペースさえしっかりと確保できればショートカウンターが打てるというのはありますが、それ一辺倒になってしまって1つの攻撃が1回で終わってしまうところ。あとはやはり常に守備の時間が長くなってしまうというところがあるので。柏さんにボールを渡すとなかなか(自分たちに)渡してくれない。そこをやっぱり自分たちでもう少しイニシアチブをとっていくためには、どんなときでも攻撃のジャッジというものをもう少し厳密にやっていくと。そういう部分での流れというのは後半は出せたかなと思います。 --キム スンギュ選手が出場しましたが、彼の起用について教えてください。われわれのクラブに来てから時間も十分、トレーニングをする時間も十分積み上げてきています。それでとても良いと思っていますし、今日見ていただくと非常に良い状態であるというのが起用の理由です。 --リーグ戦は少々休みに入りますが、日本代表に選出された2人に一言と、その期間中にどのようなトレーニングや方向性を持って臨むというのはありますか。まず、2人にはいまも「ぜひ頑張ってほしい」と伝えました。 この期間はもちろん時間もありますし、気候の問題もありますけどもしっかりと良い状態で行えるように時間の設定もしながら、もう一度、自分たちがやろうとしていることに対してのポジションであったり、個人であったりに対しての僕からの要求であったり、そういうものの積み上げというのはチーム全体としてやはりやっていきたいなというふうには思っています。
柏レイソル
DF 4
古賀 太陽
守備のところだったり、トランジションのところでもう少しできたなと思いますけど、暑さもあってなかなかテンポを上げられませんでした。コンディションに関係なく常に速いテンポでボールを動かせるようにしたいですし、課題が見えた試合だったんじゃないかなと思います。 前半ちょっと攻撃も少し後ろに停滞していたところはありましたし、そのぶん、自分が回収するという回数を多く増やすのと、どれだけ良い守備の準備をできるかってところが課題として挙がったと思います。相手も前の選手は先発(の選手)も途中からの選手もスピードが武器な選手も多かったので、そこのカウンターというのは意識してピッチで戦っていました。何回か危ないシーンもあった中で自分だけの問題じゃないと思うのですけど、あのところはもう少し精度を上げないといけないです。
MF 24
久保 藤次郎
本当に前半はけっこう厳しい戦いになっていましたけど、後半は相手も体力が落ちて多少は緩くなるだろうなとは思っていましたし、前半もその中でコヤくん(小屋松 知哉)のところだけは質的優位をしっかり作れていたので、コヤくんがしっかり(クロスを)上げてくれることを信じて自分はあそこに入って、抜いたタイミングでしっかり相手の前に入ろうと思ったら、やっぱりちゃんとコヤくんが上げてきてくれたので、あと合わせるだけでした。本当にコヤくんのおかげかなと思います。 --J1第20節・東京V戦でも小屋松選手のアシストから得点を決めています。そうですね、コヤくんからはすごく良いボールをもらって、自分が点を決めさせてもらっているので、逆に次は自分がコヤくんにお膳立てしないといけないなと思っています。 --日本代表合流前とあって注目も集まった中でしたが、気負いなどはあったのでしょうか。気負いかどうか分からないですけど、前半のプレーは相当自分の中ではひどかったと思いますし、正直代表に選ばれている選手がこれかみたいな感じで思われている人もいるんじゃないかというぐらいのレベルだったと思います。それでも点を取れた。やっぱり点というのは評価されるところではあるので、それは良かったですけど、プレーのところでこれからは見られ方というのも違うと思うので、多少は意識してやらないといけないなと思います。