23年ぶりにJ1で4連勝。京都、冷や汗のち大量得点
京都サンガF.C.
監督
今週は岡山さんの特徴を出させず、自分たちの特徴を出すことを踏まえて練習してきました。これから残り11試合、決勝戦のつもりでやっていこうというところで、今日は本当に決勝戦にふさわしいような試合ができたと思います。 今年のこれまでの試合であった“得点を取って、下がって、追いつかれて”といった展開から学ぶ気持ちがありますが、今日は試合運びも含めて、得点の取り方も含めて、理想的な展開でした。(岡山との)開幕戦で非常に悔しい思いをしたことがいまにつながっているとも言えますが、あのときは勝ちにいって完敗でした。サッカーは置かれた状況や、そこで何をしたかが問われます。決してわれわれだけが良かったわけじゃないですけれど、そういうものをあらためて感じました。 ただ、5-0で勝ったのは素晴らしかったですけれど、それで勝点が(3より)増えるわけじゃありません。目の前の試合、残り10試合のファイナルをしっかり戦っていく覚悟を持って戦いたいです。 監督をしていて、想像以上のパフォーマンスが出る試合というのはなかなかないんですが、僕の基準というか、選手に求めるレベルもさらに上げていって、もっともっとそこに近づくようなアプローチをしていかなきゃいけないと思いました。今日はすべての局面で、われわれらしさが出ていました。 --途中出場選手たちの熱意や気迫が見えたが、彼らの意識はどう感じているか。データを見ないと分からないんですが、中野(瑠馬と奥川 雅也)が得点を取ったので、おそらく交代選手のゴールが8点から10点になったと思います。選手は得点を取ることだけが仕事ではありませんが、エネルギーのある選手がベンチにいることは、このJ1の中でも高いレベルにあると思っています。今日はケガや体調不良でやれなかった選手もいますし、競争が激しい中で試合に出た選手が責任を持ってプレーするというサイクル自体が、われわれにとっては一番の戦術なので、そこはこれからも続けていきたいです。
ファジアーノ岡山
監督
結果としては非常に悔しい、かなりシュートを入れられてしまった悔しい敗戦になりました。選手たちには言いましたけど、フットボールでは時々起こることです。だけど、自分たちに矢印を向けるところはしっかり向けて、相手の素晴らしかったところはしっかり認めたい。残り10試合なので、マラソンで言えばもう35キロ過ぎたぐらいになるかなと思うので、最後にもう一粘りして、リーグ戦を終えていけるように努力していきたいなと思います。 --前半の先制点の取り消しから、潮目が変わったような印象もあるが。VARが入ったので、そこはもう、どうこう言えないかなと思います。でも、立ち上がりは本当に良かったです。本当に良い立ち上がりをして、狙いどおりのゴールが取れました。だけど、その後の最初の攻撃でゴールを奪われたので、そこは自分たちに矢印を向けるべきです。もちろん、一瞬マークがズレたところを外されて、一振りが入っちゃうような質が京都にはあります。そこを防げる、防げない、というところに関しては、なかなか難しい点もあります。 でも、今日の勝負が決まったのは、2失点目と3失点目が連続で入ったところだったと思います。そういうときでも、自分たちの流れにもう1回持っていくために、粘り強く1失点で抑えていくことなどは必要だったと思います。 前半で正直、勝負は決まったようなものだったので、そこは非常に悔しいです。また、みんなで努力をしたいなと思います。
ファジアーノ岡山
これが首位チームの勢いなのか、というのは非常に感じました。試合前にそこは警戒はしていたんですけれど、それを上回られたというか。VARで得点を取り消されても動揺はしなかったんですけれど、勢いがこっちに傾くかなというところで、それがなくなってしまった。逆に相手にワンチャンスで決められて、勢いに呑まれてしまったなと感じています。 --相手は強かったが、それを阻止する術もあったのではないか?ルカオへ向けて起点を作るためのロングボールが多くなる中で、そこではね返されて、中盤のところでもはね返されて、自分たちがなかなか押し上げられませんでした。その中で相手の前線の選手に良い状態で収められてしまい、京都の勢いある、前に湧き出てくるような攻撃を出されていました。後半はリスク管理のところをしっかりできるところがありましたけれど、(試合全体では)まだまだでした。 --残り10試合、幸いにも次節まで少し日が空くが、どう立て直していくのか。試合が終わったあとはみんな下を向いていたというか、この結果をしっかりと受け止めていました。これをしっかりと受け止めて、次へ進むためのパワーに変えようとしていると思います。休みを挟んで、自分たちが崩れないようにしっかりと立て直していきたいなと思います。
取り消しになったゴールが入っていれば、また違う結果になったと思うので、本当に自分の責任だと思います。自分のせいで試合を壊してしまったなと、反省しています。相手に入られる前に体を寄せて、自分がクロスへ入っていくところを空けようとしたんですが、当たりが強かったのかなと思います。自分が悪いです。 --木山 隆之監督は「試合の入り方がすごく良かった」と言っていた。負けましたけれど、試合の入り方は悪くなかったです。CKを取ったり、スローインで押し込んだりできていました。あの先制点が入っていれば多分、また違う結果になったと思います。得点取り消しで流れが変わってしまって、相手の攻撃の連続で、連続ゴールで、流れが相手に行ってしまいました。ただ、大敗はしましたけれど、下を向かずに切り替えるだけだと、試合後にみんなで話をしていました。 --試合の流れを岡山へ戻せなかった?自分たちの良さである前から強くプレスすることが、なかなかうまくできませんでした。相手も分析してきて、回避された場面がたくさんありましたし、自分たちの背後を(ラファエル)エリアス選手を中心に取られたことが、自分たちとしては痛かったです。
京都サンガF.C.
FW 14
原 大智
得点はアクシデント的なところもあったんですけれど、感覚的に「ボールが流れそうだな」と感じて走ることをやめなかったのが良かったです。(GKとの)1対1も、冷静にサイドが見えたので流し込めました。 --原選手の折り返しから3点目が決まった。クロスを入れたら(ゴール前に)怖い選手がいますし、僕のアシストがすごいというより、本当に決めたハファ(ラファエル エリアス)のゴールというイメージです。3点目もハファ個人のところですが、ああいう怖いところ、ディフェンスの裏などを意思疎通できて狙えたことは良かったです。 --開幕戦の岡山戦は京都の持ち味を出せずに敗れたが、今日はどんなことを意識して戦ったのか。守備陣がよく言っていたのは、(開幕戦は)クリアボールを拾われていたので、今日はしっかり、ハッキリしようということです。あとはシンプルに気持ちで、絶対に悔しさはこっちのほうがあるから、絶対にやり返そうということを話していました。 --この暑い中で走行距離が11キロを超えて、スプリントも15回あった。全然、疲れはない?疲れてます(笑)。まあ暑さはありますが、こういう試合展開なので、いつもより走れるのかなと思います。(前半終了前にあった二度追い、三度追いも)曺さん(曺 貴裁監督)が必要としているところでもありますし、いまの京都がそれをやめたらサンガじゃなくなっちゃうので、続けていきたいです。
DF 24
宮本 優太
上位チームを数々と倒してきている相手だし、僕たちも開幕戦でやられました。すごく苦い思い出を持ちながら「自分たちの良さをしっかり出そう」ということに重点を置いて臨んだ試合でした。前の選手は攻撃だけじゃなくて、いつもどおり守備も頑張ってハードワークしてくれていました。守備陣も個の力がある相手に対して1人だけで戦わず、みんなで力を合わせて戦えていました。 --立ち上がりにネットを揺らされましたが、どう修正しましたか?悪い形でボールを失ってしまいました。あれ以降は、ハッキリやろうという形をみんなで作って戦えたことは良かったのかなと思います。
MF 48
中野 瑠馬
前節のFC東京戦は3-0のスコアで交代出場して、押し込まれることが多かったです。今日も同じ展開で試合に出て、やっぱり引くだけじゃなくて、前へ出ていくことが大事だと思っていました。そういう意味では、2得点を追加して勝てたのは大きかったのかなと思います。 --自身のゴールはJリーグ初得点でした。めっちゃフリーのところに、ボールがこぼれてきました。あんなにフリーだと思わなくて……細かいことは覚えていないんですけれど、うれしかったです。残り10試合、上を目指していくために、これからが本当に大事だと思います。もっとチームの力になれるように、毎日頑張りたいです。 --途中出場選手が終盤にダメ押しとなるゴールを決めたことも大きかったが。誰が出ても勝てるチームが強いチームだし、そういうところは自分たちがしっかり表現しないといけないと思います。先発する選手は、自分たちがやらなきゃいけないことを前半から徹底してやっていました。そこへ交代選手が入って、さらに勢いをつけることが必要だということは思っていました。