決定打は出ず。注目のマッチアップはスコアレスドローに
ヴィッセル神戸
監督
ホームで勝点3が必要な試合ではあったんですけど、勝てなかったので本当に悔しいですし、応援してくれたサポーターの皆さんに申し訳ないなと思います。 試合に関しては、前半から自分たちらしさは出せましたし、特に前半の40分くらいまで自分たちが主導権を持って決定機を作って、圧力を掛け続けたと思っています。その良い時間帯で得点を取れれば良かったんですけど……。後半も仕切り直してというところで、もう一度良い入りをしてというところだったんですけど、少し前半のようにはいかなかったかなと思っています。ただ、試合を通して選手たちは勝ちたい気持ちを最後まで出してくれましたし、良いゲームだったと思います。本当に勝ちたかったんですけど、残り4試合何があるか分かりませんし、自分たちは勝ち続けていくだけです。 --前半は入りからいつも以上に迫力を持って押し込む展開が続きましたが、その要因について。また、1点が遠かったことは何が足りなかったのでしょうか。立ち上がりから自分たちがやることを整理して、徹底して押し込んでいこうということで数多くチャンスを作れたと思います。そこでのちょっとした精度、最後のところでの精度というのは足りなかったなとは思いますけど、選手たちはやりたいことを本当にピッチで出してくれたと思っています。 --酒井 高徳選手がメンバー外でした。彼の状況と、替わりで入った飯野 七聖選手の評価について。ケガの状況というのは言えないですけど、替わりに入った飯野は前に前に、アグレッシブにプレーしてくれましたし、高徳の代役ではなくて、自分の良さというのをたくさん出してくれたと思います。
鹿島アントラーズ
監督
アウェイの中で多くのサポーターが本当にチームを後押ししてくれたと思います。ゲームを見てもらえば分かるとおり、本当に前半から非常に圧力を掛けられた中、耐える時間がありましたけど、選手もそういった中で非常に我慢強く戦ってくれました。また、試合前から大きな声援で後押ししてくれたサポーターに本当に感謝したいと思います。最後まで集中力を切らさず、最後、自分たちが彼らのほうに向かってゴールを奪いにいく、そういう姿勢というのは最後の最後まで見せられたと思います。悔しい引き分けではありますけども、引き分けを狙っての引き分けではないですし、選手が本気で最後のリスクを負いながら勝ちにいっての引き分けなので、しっかりと次につなげたい思いでいます。 --「悔しさもある引き分け」だとおっしゃいましたが、今後のことを踏まえると非常に価値のある勝点1には違いないと思いますが?やっぱり目の前の相手に勝たなきゃいけない。その思いは変わらないです。(勝点が)近い相手というのは神戸だけではないですし、ほかのチームもあります。そういう意味で言うと次の京都もそうですけども、近い相手に引き分ければいいというものではなくて、やっぱり勝って、しっかりと自分たちの力で離していく。それが必要だと思っています。 本当に今日はタフなゲームだったと思います。そういう意味では選手が、この環境でよく(失点)ゼロで抑えたなというふうに思います。ただ、自分たちは今季、勝ち切るというところが目標というか、どこよりも勝つというところでスタートしていますので、そこ(今日勝てなかったこと)は次につなげたい思いでいます。 --長いボールを蹴り合う展開が続きましたけども、少しピッチの状態も踏まえた上での戦術になったのでしょうか。確認したところでは、もう少しボールを動かせそうかな、というふうに思いましたけども、やっぱり相手の長いボールでかなり苦しみました。正直、セカンドボールがなかなか拾えなかったり、あれだけ押し込まれると、(そこから)出ていく作業も非常に難しかった。ただ、そういった中でも相手の間延びしている場所とかをしっかりと見つけられれば良かったと思います。でもやっぱり2連覇しているチームだけあって、一人ひとりの圧力や迫力、そういうものが非常にあったと思います。ただ、そこはしっかりと時間とともに解決してくれていったかなというふうに思っています。 --30分頃まではかなりキツい時間でした。後半は押し込まれつつもそこまで決定機を与えなかったと思いますが、修正点は?それほど大きな修正というものではなかったですけども、かなりハイペースで来ていたので、時間とともに落ちてくるところもあるとは思っていました。ただ、プレスの行き方、ボールの拾い方とかそういうところ(の修正)が必要だったので、そこの説明はしました。ただそれよりも、しっかりといろんな状況の中で、選手が自分たちでしっかりと声をかけ合いながら解決していった。そういうところがここにきての成長ではないかなと、自分は思っています。
--負傷離脱からの復帰戦でした。思った以上に動けましたし、出たからには結果を残したかったなと思います。 --試合勘などの心配もあったと思いますが?もう自分は30歳ですし、若手じゃないのでそういうことは特にありません。 --難しい時間帯での途中出場でした。どのような意識で入りましたか?自分の持ち味であるクロス、攻撃的に勝ちたい一戦だったので、そこは意識してやりました。その中でも絶対1点を取られないようにと意識してやりました。 --神戸としてはやりたいことができている試合でしたが、勝つために足りなかったことは?決めるところで決めなきゃいけないですし、優勝した去年とかは、決めるところを決めることができていました。あとはもっとセットプレーで得点を取らないと。優勝するチームはセットプレーの得点が多いと思いますし、そこはもっとやっていかなきゃいけないなと思います。 --古巣の鹿島との大一番でしたが、特別な意識はありましたか?特にはないです。もう神戸の一員ですし、今日は相手が鹿島だからというより、古巣だからというより、1位と対戦して(勝点差を)詰める、そういう意識でやりました。 --勝点1という結果について。勝たなきゃいけなかったですけど、とりあえずそれ以上の差は開いていないですし、あと4試合、まだ終わっていないので。自分たちはもう全部勝たなきゃいけない。ほかがどうこうよりかは、目の前の一戦一戦を自分たちの戦い方で勝っていくことを意識したいです。
鹿島アントラーズ
--この結果をどう受け止めていますか?俺が決めていれば全部解決したことです。チームは前半から苦しい状況が続いていたので、なんとかやってやろうという気持ちではあったんですけど。まあ、悔しい、悔しいですね。 --裏が空いているということでの投入だったと思います。鬼木 達監督からはどんな指示がありましたか?いま言ってもらった感じですね。「裏が空いているので抜けろ」って。チームはやるべきことをやったと思います。 --次も大事な試合(今日の試合を終えた段階で3位の京都との対戦)があります。もう、入ったときの役割とか、やるべきことは分かっているし、ああいう場面というか、この先の試合でもああいう展開になることもあるだろうし、そういうときにチームを助けられるように練習からやっていきたいです。
--相手の戦い方はある程度分かっていた中でも、なかなかセカンドボールが拾えませんでした。そうですね。やっぱり精度は高かったですし、やることは分かっていましたけど、それよりも上回られた感じですね。ボランチとしてはセカンドをもっと拾えると思っていたんですけど、相手はすごくイヤなところに蹴ってきたし、セカンドボールも自分たちの頭を越えるような形が多かったので、中盤は90分を通してずっとボールが頭の上を通っていっているような感じでした。そこは割り切って、今日はセットプレーのマークだったり、自分のできることを怠らないように意識しながらやっていました。 --無失点で終えられたことについては?前半の入りとか危ないシーンも多かった中で、ハヤ(早川 友基)を含め、全員でゼロで抑えたことはプラスでしたけど、もうちょっと攻撃に転じたかったです。しっかり課題を持ち帰って、もうちょっと攻撃の精度を上げたいなと思います。
ヴィッセル神戸
DF 4
山川 哲史
--勝点1という結果について。やっぱり結果的には少し残念な形にはなりましたけど、もう終わったことは変わらないので、次の試合にしっかりフォーカスしたいと思います。 --神戸らしいサッカーをしていました。そうですね。特に前半は自分たちがやりたいことをやれたと思います。奪ってカウンターのところでかなりチャンスも作れていたので、そこに至るまではやっぱりポジティブかなと思います。 --ACLEや天皇杯もあります。リーグ戦にどう結びつけていきたいですか。次は韓国で試合(ACLEリーグステージ第3節・江原戦)がありますし、ずっと言っていますけど、全部(のタイトルを)獲りにいくためには全員の力が必要です。今日試合に出ていなかった選手だったり、ベンチ外の選手も本当に力になっていかないとリーグもACLEも天皇杯も獲れないと思いますし、そういった意味ではチーム力を上げるチャンスだと思うので、今日悔しかったぶん、その気持ちをACLEにチームとしてぶつけていきたいと思います。
GK 1
前川 黛也
--勝点1という結果について。勝たないといけなかったなと思います。でも、本当にピンチというピンチは最後のシュート1本ぐらいで、守備のところでは鹿島相手にほぼ完封できたので、そこは良かったと思います。ただ、自分たちの流れの中で決め切るところを決める、そこをやっていかないといまのリーグはすごく難しいです。その難しさというのを感じた試合でした。 --田川 亨介選手の至近距離からのシュートを止めました。あれを止めたことで今後へ向けても大事な勝点1につながりましたし、意味の大きいシュートストップでした。そう言ってもらえるのはうれしいですけど、残り試合を考えたら……鹿島には勝たないといけなかったとすごく思います。でも、やるしかないですね。 --立ち上がりからすさまじい攻めを仕掛けましたが、後ろのケアもしっかりと集中していました。やっぱりレオ セアラ選手や鈴木 優磨選手とか、それに途中から入ってくる選手もみんな得点力があります。ただ、それをほぼ完璧に抑えるという、本当に神戸の守備がリーグでナンバーワンだと証明できたと思いますし、残りの4試合も(失点)ゼロで終えられるように頑張っていきたいです。
DF 23
広瀬 陸斗