広島相手に3発快勝。横浜FM、残留に大きく前進
横浜F・マリノス
監督
広島が相手だったので、シンプルな攻防になるとは予想していました。その中で選手たちが一つひとつの局面や戦いで、体を張って魂を出して戦ったからこそ、得点が生まれたし、相手に点を取らせなかった試合になりました。あとはセットプレーでまた得点を取れたのは本当に大きかったです。危ないシーンもありましたが、最後まで失点ゼロで抑えられたのは、スタジアムの全員でゴールを守ったという気持ちです。大きな勝点3になりました。 --“非保持”のスタイルの手ごたえを聞かせてください。いまいる選手のキャラクターやいまの状況を踏まえて、非保持というよりはなるべく相手陣地でサッカーをしたい、自分たちのゴールからボールを遠ざけたい、相手陣地に入るビルドアップのリスクを極力下げたい意図でやっています。相手陣地に入れば、そこからはアクションを起こしながらポケットを取ってゴールを目指すサッカーは変わりません。その両方を合わせた戦い方を徹底して勝点を積み上げられているので、そこにはすごく満足しています。 --18位・横浜FCが敗れ、残留に一歩前進しました。今日、勝点3を取ったことで残留に前進はしましたが、まだ何も決まっていません。これまでと変わらずに一歩ずつ積み上げていく意識を絶対に忘れないようにやっていきたいです。 --以前課題に挙げられていた試合の入り方が改善し、2試合連続で15分までに先制点を奪っています。試合の入りが安定するのに苦労しましたが、先手をとって自分たちの勢いでゲームに入るのはとても重要です。前節(・浦和戦)もそうでしたが、今日もホームでしたし、アグレッシブに相手陣地でプレッシャーを掛ける姿勢が表れた得点になりました。本当に大きな1点になりました。
サンフレッチェ広島
監督
まずは横浜F・マリノス、今日の勝利おめでとうございます。最初の1点目は非常にアンラッキーだったと思います。前半は相手にとってチャンスはあの1回だけだったと思います。その1回のチャンスで0-1になりました。それから相手がしっかり引いて守ってきた。その相手に対して自分たちがどれだけ有効に崩すことができたかといったら、非常に苦労する場面が多かったと思います。引いて守ってロングボールを、という相手を崩すことができませんでした。 本当にJリーグは上から下まで均衡したチームだらけで、どの試合も均衡したゲームになると思っています。いまのわれわれはオフェンス面でのもう1つ、あと一歩というところが足りないと思っています。 --ケガをした選手の状況を確認したいのですが、脳震盪の疑いで交代したヴァレール ジェルマン選手の容体と、最後に担架で運ばれていたキム ジュソン選手の状態は?2人ともひどくなければいいなと思っています。ヴァレ(ジェルマン)に関して言えば、ハーフタイムに少し具合が悪いという状況だったので、代えました。ジュソンに関して言えば、最初のフィールド上でのドクターの見解では、ひねったわけではないと。ひざとひざ同士が当たって強度の打撲をしたと聞いています。 --来週末のルヴァンカップ決勝・柏戦に向けて、チームをどう立て直していきたいと思っていますか?次の試合まで少し時間があることをすごくうれしく思っています。本当にわれわれはここまでずっと連戦をしてきたので、非常に疲弊しているのが現状です。それからケガ人が戻ってきている部分もポジティブです。(田中)聡にしても、(東)俊希にしても。それから(中島)洋太朗とトルガイ(アルスラン)がこの1週間でメドが立てば、攻撃のアクセントになってチャンスをたくさん作ってくれることが期待できると思います。
サンフレッチェ広島
1失点目がちょっとゲームを難しくしたかなと思います。相手も裏に蹴ってきて自分たちも若干間延びをしている状態で、味方は僕が蹴ることを見越して前にかかったところで相手に引っかかって、相手にうまくスペースを使われたかなと思います。ああいう取られ方をすると、味方も少し意表を突かれて一瞬スキを作ってしまう。僕自身も止めないといけないシュートでしたけど、それ以前にあそこで引っかけなければと思います。 --前半からボールは持てても、チャンスが作れない状況が続いていました。自分たちも相手の守備が堅いのは分かっていた中で、自分が試合を難しくしたと思いますし、リスクを負っていかないといけなくなって3失点しましたし、そういったゲームプランのところを少し崩してしまったかなと思います。 --試合後にサポーターは拍手とコールで迎えてくれていました。前回のACLE(リーグステージ第3節・蔚山戦)のアウェイと今回のアウェイと、遠いところまで来てくれたサポーターに良い報告ができなかったことは自分たちの責任ですし、その中でも次のカップ戦に向けての声援だったと思うので、これをしっかり受けて、次につなげたいと思います。
横浜F・マリノス
MF 20
天野 純
--途中出場で1ゴール1アシストと大きな結果を残しました。PKを取ったシーンは誘った感じで、しっかりと足が引っかかっていたので、ファウルだと確信した中でVARの判定を待っていて、うまく決めることができたと思います。ジェイソン(キニョーネス)へのアシストは、彼がPKを少し蹴りたそうな顔をしていて、「俺が行くぞ」って蹴ったので、ギブアンドテイクではありませんが、彼にアシストできて良かったと思っています。 --どのような流れでPKを蹴ることが決まったのでしょうか。ジェイソンも練習しているし、なぜかジャン クルードも練習していて、なんか今日もジャンが「蹴りたい」と言ってきましたが、「お前はない」とは言いました(笑)。 --相手GKにコースは読まれていました。強いシュートを、と思ってはいましたが、PKはそんなに得意じゃありません(笑)。あと少し芝生が深く、軸足が滑るかなという不安があったので、思い切りは打てなかったのですが、決めることができて良かったです。
DF 22
角田 涼太朗
ここ数試合、流れの中からやられる場面は少なくなってきていると思います。それは自分たちDFだけではなく、前線からの守備だったり、コンパクトに陣形を保つことがつながっています。ただ、結局は自分たちDFがやらせないことが重要になります。ジェイソン(キニョーネス)だったり、自分やパギくん(朴 一圭)が最後だけはやらせない意識が強いので、それが良い意味で余裕につながっていると感じています。 --植中 朝日選手は前節・浦和戦の先制点につながったプレスからのアシストや4点目のゴール、今日のプレスからの得点と活躍しています。先日、「彼が取れば流れが変わる」と言っていましたが、そのとおりになっています。なんか決めたら決めたで腹が立ちますね(笑)。でも、浦和戦の1点目の場面で、ボールを奪ってアシストしたところから彼自身の流れが変わったのは確かですし、それがチームにも良い影響を及ぼしたと思います。もしかすると、数試合前だったら、今日の先制点の場面でシュートを打っていなかったかもしれません。別に上から言うつもりはありませんが、ここに来てチームの中心選手としての自覚がまた大きくなったと感じています。ファン・サポーターの方々からの期待も本当に高い。それは声援やチャントを聞いていれば分かることです。彼自身も思うところはあったと思いますし、それがようやく形になってきたのは良いことだと思います。 --次節・京都戦で勝利した上で18位・横浜FCが引き分け以下だと、残留が決まる状況となりました。自分たちがやることはこの2試合でもうハッキリしました。また次節まで少し空きますが、チームの中に落とし込んで精度を上げていきます。最後はもう誰かのためにやれるか、という気持ちだと思うので、遅いかもしれませんが、その気持ちが強くなってきているからこそ結果につながっていると思います。 --次で残留を決めると。はい。決めたいですね。