2025/11/9 (日) 14:03 KO
第36節
87'
入場者数: 46,838人
天候: 雨のち曇|気温: 15.8℃|湿度: 76%
“前哨戦”を制したのはFC東京。87分、カウンターから安斎颯馬
FC東京
--終了間際の決勝点で町田戦初勝利を成し遂げました。相手は勢いがあるチームですし、フィジカルも強く、能力の高い選手も多いです。難しい試合にはなりましたが、みんなで守り切ることができましたし、狙っていたカウンターの形でゴールを仕留めることができて良かったです。最近のチームはGKのキム スンギュを含めた最終ラインの4枚が、相手に押し込まれたとしても、最後の部分はやらせない経験値を発揮できています。これまでは押し込まれた中でポロッとやられる試合も多かったですが、いまは守備の堅さを証明できていますし、チームの武器になりつつあります。 --マッチアップした相馬 勇紀選手を封じていました。非常に良い選手ですし、彼からの攻撃が町田の攻撃の80%、90%を占める中で、自分のタスクとして集中して対応できました。今日は良かったとは思いますが、一瞬たりとも気の抜けない天皇杯の準決勝が控えているので、また集中して臨みたいです。
FC町田ゼルビア
監督
リーグ優勝がなくなった状況で迎えたFC東京さんとの試合は、われわれが(FC東京に対して)3連勝中でもあることを踏まえて、相手はモチベーションが上がった状況で臨んでくるだろうと思っていました。また、国立での対戦である上に、“東京対決”ということで、われわれも奮起しようと臨みました。 さまざまな対策を講じた中で迎えた試合でしたが、ほぼゲームプランどおりに試合が進んでいました。ただ、従来から課題として抱えている決め切るという部分に関しては、改善されなかったことが無念でなりません。足を振り抜きながらも、クロスバーの上を越えるシュートや、クロスを相手に当ててしまうことは、個人のスキルに尽きると思います。J1のトップクラスに到達するようなスキルに達していかないと、われわれがJ1で首位争いをするのは難しくなってしまいます。練習を通じてシュートのスキルを上げていくことを選手たちに厳しく求めていきながら、スキルの向上は日々の鍛錬でしか補えません。FC東京さんも身を挺して守備をするゲームをされていましたし、チャンスは多くあった中で決められないということに尽きるゲームになりました。来週の天皇杯(準決勝)、FC東京さんと同じ舞台の国立で対戦できることは、われわれにとってポジティブな要素です。天皇杯でリベンジを果たせるような準備をしていきたいです。 --中山 雄太選手のボランチ起用と望月 ヘンリー海輝選手をCBに配置した意図を聞かせてください。望月の起用法に関しては、身体能力やスピードが生きると考えた中での3CB起用でした。CBのケガ人に関しては、過去経験がないぐらいの離脱者がいる中で、逆にチャレンジするという形に置き換えながら臨みました。その中で選手たちはチャレンジしたことをまっとうしてくれましたし、何かひずみが生じたり、ネガティブな要素があったとは思いません。まだまだ公式戦が続く中で、相手に脅威を与えられるような展開に持ち込めるように準備をしていきたいです。ケガ人も復帰し、新たなスタートを切ることができればいいのですが、いまは我慢のときだと捉えながら、日々の鍛錬に臨み、チームを成長させたいと思います。 --試合を通じて11本のCKを獲得しました。それだけ相手を押し込めたことを示す1つのデータだと思いますが、残念ながら得点にはつながりませんでした。ゴールにつながらないのは、CBのケガ人が出ていることも影響しています。リーグ戦で8連勝をしていた時期は、セットプレーからのゴールが多かったという背景もあります。いまはなかなか得点に結びついていないですが、致し方ない部分もあります。ただ、11本もCKがあれば、1つや2つの決定機を作れると思いますし、攻撃は水物とは言いますが、チャンスをモノにするために練習をしていかなければなりません。ケガ人が多い現状ですが、ないものねだりはできませんし、いまいる選手たちで戦える形を模索しています。それでも一歩一歩進んでいますし、われわれが意図するステージに進めるように、また気を引き締めて、国立での天皇杯を頑張りたいと思います。
FC東京
監督
--気持ちのこもった守備もされていた中で、無失点での勝利となりました。町田さんの戦い方は分かっていました。ロングボールを多用し、フィジカルも強いですし、良い選手もそろったチームが相手ですから、想定していたとおりの試合展開になりました。われわれにもう少し質があれば、もっと良いゲームができたかもしれませんが、こういった試合ではコンパクトに戦うことが大事ですし、カウンターで仕留めることが重要である中で、しっかりと決め切って勝てたことをうれしく思います。チーム全員で戦うことができましたし、われわれが持っているチームのスピリットを発揮できる試合になりました。今日のような試合展開になっても落ち着いてプレーできましたが、また来週(の町田との天皇杯準決勝)はどんな結果になるのか、ぜひ見守ってください。 --後半の素晴らしいシュートブロックが最後の決勝点につながったのでは?最初は私がデュエルで負けてしまった中で、森重(真人)選手がカバーしてくれました。自分はボールを見ずにスペースを埋めることだけを考えながら次のプレーに移っていました。時にスライディングは運を必要とするプレーですが、今回はラッキーにも止めることができました。
90分を通して難しい試合となりましたが、その中でチャンスをモノにする形で勝ち切れたことは素晴らしかったです。選手たちの頑張りに感謝しています。 --相手が圧力を掛けてくる中で、守備陣が最後まではね返していたことが勝利につながったのでは?これまでは失点が重なっていた中で、時崎 悠コーチを中心に守備のセッションを繰り返しやってきたことを成果として発揮できたことが結果につながりました。あとは今日良かった部分をどれだけ続けていけるかは、今後の試合のポイントになると思っています。 --決勝点を挙げた安斎 颯馬選手を投入するタイミングや、評価についてはいかがでしょうか。本来は右SBを主戦場とする選手ですが、攻撃力の高い選手ですし、前線からの守備も兼ね備えた選手です。前からのプレスがうまくいかず、自陣に引き込むことになることもある中で、彼を前で起用することによって、守備を安定させる意味でも大きな役割を果たしてくれる選手です。攻撃の部分でも思い切って飛び出していくことや冷静さを併せ持った選手ですが、この短いプレータイムの中でもしっかりと彼が持つ力を発揮してくれたことをうれしく思います。いつ送り出すかというタイミングに関しては、相手の出方も見ながら、コーチ陣とかなり迷った中で決断しました。
FC町田ゼルビア
MF 6
望月 ヘンリー海輝
--今節は久しぶりに3CBの一角で起用されました。どんなことを意識して臨みましたか。後ろにはGKしかいないような状況だったので、相手に入れ替わられることがないようにすることは意識していました。ただ、後半は相手に抜かれるような場面を作られたことは反省点です。自分のオプションを増やせるように、ポジティブな気持ちで臨みました。 --翌週には同じFC東京と天皇杯の準決勝で対戦します。試合内容に関しては悪くはなかったので、良かった部分は継続すること。良くなかった部分は改善していきたいです。最近は勝てない試合も多いので、点を取る部分にフォーカスしながら、守備では無失点に抑えることを目指したいと思います。
MF 88
中村 帆高
--FC東京との初めての古巣戦を終えて、どんな心境でしょうか。個人的には勝ちたかった試合を落とした残念な気持ちはありますが、決してネガティブな敗戦ではないです。ありがたいことに1週間後、またリベンジできる舞台があるので、そこで結果を残せるように頑張りたいです。 --古巣戦に向けて、どんな気持ちで臨んだのでしょうか。古巣であることを考え過ぎないようにしていましたが、元チームメートやクラブのスタッフ、ファン・サポーターの皆さんを見ると、込み上げるものがありました。でも、いまの僕は町田の一員なので、チームに貢献することや成長する姿を見せたいという気持ちでプレーしていました。 --ピッチを叩いて悔しがる場面は印象的でした。マッチアップした選手が(室屋)成くんでした。成くんはずっと追いかけてきた憧れの先輩でしたから、絶対に負けたくない気持ちの表れです。