終わってみれば快勝。町田、セットプレーから3発
名古屋グランパス
--町田との差で感じたことは?僕たちがセットプレーを含めてスキを作ってしまった一方で、町田さんはスキを作らずに要所を締めてきたことに相手との違いを感じています。 --PKを決めたことで2ケタ得点に到達しました。自分の中では大きな大きなシーズン10得点です。もちろんPKでのゴールも多かったですが、PKを沈め切ることも含めて、こだわってきた中で1つの形にできて良かったです。長谷川 健太監督が、僕がPKキッカーとして向いていることを見いだして、キッカーとして指名していただいたおかげでもあります。監督の期待に応えられたという意味でもうれしい結果です。 --シーズン序盤の得点のペースを踏まえると、もう少し数字を伸ばせたんじゃないかという感覚はありますか。そんなに簡単ではないです。良いテンポでずっといければ良かったですが、ましてや僕はFWではなく、自分ではどうしようもない要素も多く含まれているので、我慢強くやってきました。
FC町田ゼルビア
監督
今節のホーム最終戦には町田を支えてくださっている方々にたくさんお越しいただきました。「スタジアムまで観に来てくださった方々に今季の集大成を見せよう、今季の応援に対する感謝の気持ちとして、結果で応えて、笑顔を届けよう」と選手たちに伝えて試合に入りました。 立ち上がりから長いボールが多い展開の中で硬さが多少目立ちましたし、相手にセカンドボールを回収される形になりました。また多くのCKを与えながらも、首の皮一枚で失点を防ぎ、後半はやり方を整理して臨みました。われわれの強みを生かすこと、そして相手の出方に対して柔軟に対応していこうということが選手たちの中に浸透したと思います。交代出場の選手たちも素晴らしい活躍をしてくれましたし、今日の勝利で天皇杯の準決勝(・FC東京戦)から公式戦で4連勝を達成する形になりました。PK以外の失点を防ぐことができましたし、良い形でリーグ戦のホームゲームを締めくくることができました。リーグ戦はあと1試合、ACLEはあと1試合の合計2試合を残していますが、最終的には天皇杯の覇者は強かったと示すことができるような結果を残せたらいいと思います。また今季のリーグ戦でのホームゲームにたくさんの方々がお越しいただいたことに対する感謝の気持ちも述べさせてください。ありがとうございました。 --セットプレーからゴールを決めた中村 帆高選手のここまでの道のりをどのように見てきましたか。キャンプでケガをしたあと、復帰できそうなタイミングで再受傷することもあったため、精神的にキツい時期を過ごしてきたと思います。シーズン最終盤まで彼の特長を発揮できないまま時間が過ぎていった中で、復帰したあとは動きの量、スピードなどを生かして、チームの歯車として奮闘しています。また前への推進力に加え、守備でも決してサボらない適応力が随所に見られました。この4試合の(中での)奮闘がチームの結果につながっていると思っています。ファン・サポーターの方々は彼の本来の力を目の当たりにしていると思います。
名古屋グランパス
監督
内容的には良いサッカーをできたと思いますが、良いサッカーと強いサッカーは違います。今季は詰めの部分が甘かったです。セットプレー3発で決着がつくのもサッカーですし、守るべき場面では守り切る強さを身につけないと上位には行けません。そういった話はロッカー(ルーム)でもしてきました。来季は新監督の下、細かい部分にこだわって、名古屋が上位に行くようなシーズンにつなげていくためにも、最終戦は勝負にこだわったサッカーをホームで実践していけるような準備をしていきます。 --戦前は試合勘の話をされていたように、リアクションの部分で後手に回った印象を受けました。まったくそうは思わなかったです。(ミッチェル)デューク選手のヘディングでのゴールに関しては、GKのリアクションが遅かったかもしれません。ボールを蹴られたあとにワンテンポ遅れて出るような形になったことで間に合わなかったと思います。今季のタケ(武田 洋平)は難しいゲームでも頑張ってくれていましたし、彼を責めることはできません。ただ、防げる失点ではあったと思っています。 --和泉 竜司選手と永井 謙佑選手が負傷交代となりました。現時点で分かっている状態は?竜司はこめかみを切りました。永井に関してもすねが裂傷しています。状態を見つつですが、竜司もあがってくるときは「大丈夫です」という話をしていました。ただ、頭部なので、慎重に判断をしていきたいと思います。
--途中出場でのJ1初出場、おめでとうございます。自分のプレーに対する手ごたえは残っていますか。最初のワンプレーは絶対に仕掛けることは決めていました。最初はボールロストしてしまいましたが、その後は1対1で相手の脅威になれたと思っています。ドレシェヴィッチ選手や望月 ヘンリー海輝選手に対しても抜くことはできましたが、相手の足の長さや体感したことのないぐらい相手の戻りが早かったので、良い勉強になりました。どうスピードアップして、どう減速させるのか、また練習の中で取り組むヒントをいただきました。 --ドレシェヴィッチ選手に果敢に仕掛けて、一度失ってもボールを取り返す執念を見せました。出るからにはなんらかの爪痕を残さないといけないと思っていました。ガムシャラにやることは意識しましたが、数字につなげられなかったことは僕の力不足です。
FC町田ゼルビア
MF 88
中村 帆高
--チーム2点目は加入後初ゴールとなりました。1人の力ではケガからピッチに戻ってくることはできなかったので、ここまで支えてくださった方々にささげたいゴールになりました。 --ホーム最終戦で勝てたことの価値は?勝てたこと自体は良かったですが、チームとしても、個人としても、通過点に過ぎません。次の柏戦で負けていたらこの勝利の意味がありません。勝てたからこそ続けて勝てるような準備をしていきたいです。 --ご自身が起用された際はどんなことを意識していますか。最近はヘンリー(望月 ヘンリー海輝)と僕で組むことが多い中で、守備では相手のことを封じて、水漏れをさせないこと。またチャンスの場面では槍になって相手に攻め込んでいくことを意識しています。
MF 8
仙頭 啓矢
--チームとしては、リーグ戦での今季ホーム最終戦を勝利で飾りました。天皇杯で優勝して、ACLEの試合も勝利していた中でリーグ戦のホーム最終戦に勝って終わりたいという気持ちはチームで共有していました。PKでの失点はありましたが、勝って終えることができてホッとしています。 --チーム3点目のゴールシーンを振り返ってください。反転をしてシュートを打った中で、ゴールに入るまでの軌道が見えていたので、自分のゴールにならなかったことは何とも言えない感情でした。最後に詰めた(昌子)源くんからは「ごめん」と言ってもらえましたが、VARが介入した中でチームとしてのゴールが決まって良かったです。途中から出た場合は、とにかく自分の特長を出して、数字にこだわろうと思っていましたし、ゴールを決めたいという気持ちでプレーしていました。