功労者たちのホームラストマッチ。花を添えた湘南の完封勝利
湘南ベルマーレ
監督
試合の総括というより、結果を出せてうれしいですし、皆さんには感謝しかないです。降格をさせてしまって申し訳ない気持ちが強い中、間(試合間隔)が空いた中、みんなもしっかりと持っているものを全部出そうというのでやってくれた結果だと思いますし、それも皆さんの支えがあったからだといま本当に思います。 総括をしてどうこうというよりか、あと1試合あるので、そこに対してしっかりと自分たちが見せられるものは出して終わりたいですし、自分自身もこの5年間の感謝の気持ちを込めて毎日過ごしていますし、試合のことでなくて申し訳ないんですけど、それを伝えたいのが一番あります。 内容とかやり方とか見ていただいたとおりの自分たちの守備ができたと思います。課題はもちろんありますが、その中でも自分たちの形はたくさんあったと思いますし、3点取ろうという目標の中で1点しか取れなかったですけれども、勝てたのがすべてです。次も難しい試合になる中、出られない選手がいる中、いろんな状況がありますけれども、みんなで準備してやりたいなと思いますし、それ以外のことはないです。 (メディアの)皆さんにもお世話になり、厳しく書いていただきありがとうございました。まず、取材をもっとしてください。 --小野瀬 康介選手のゴールのあと、熱い抱擁があった。つき合いが長いので、ガンバのコーチ時代からケツを叩きながら、文句を聞きながら、関わらせてもらった選手なので、彼もよりそういうのは、彼だけではないと思うのですけど、思ってくれていたところはあるのかなというふうには思います。 ああいう瞬間が指導者としては幸せですし、今後ああいう得点を取るという、みんなが喜べる場面を増やしてほしいなというのは思います。康介だけじゃなくて、全員そういう思いを持ってやってくれたと思います。そこで幸せを感じられるので、あと1週間しっかり自分も返しながらやらないといけないとは思います。 (小野瀬は)良い選手なので、もっと良い選手になってほしいと思います。ただ、次の試合は(出場停止で)出られないので、それはちょっとあとで話をしようかなとは思っていますけど。(チームのために)あと1週間支えてもらいたいと思います。 --この5年間、楽しめたか。はい、十分というか、(このクラブに)いること、(指揮を振るう立場を)やれることだけで幸せです。 腹が立つことももちろんあります、素直な気持ちで言うと。でも、それも事実なので、それを自分にどうパワーとして変えるかというところは、本当にありがたいお言葉だと思ってやってきました。勝って、特にホームはみんなの雰囲気とか喜んでいる顔を見るというのは良かったと思いますし、“苦しい”をどう捉えるか。苦しくなかったら楽しくないので。 自分自身はすごく楽しめましたし、日々、一日一日そう思ってやらせてもらっているので、あと1週間、「楽しかった」と振り返る暇もないですし、そういう歩みを続けていければな、というふうには思っています。
清水エスパルス
監督
清水エスパルス
--リーグ戦での出場機会は14試合ぶりでしたが、どのような心境で試合に入りましたか?チームとしても個人としても、それぞれのモチベーションを持った上で迎えた今日の試合でした。ここ最近、チームは勝てていないので、監督は勝利をもぎ取るために僕を使ってくれたと思っています。今日勝てなかったこと、勝ちに導けなかったことが、ただただ悔しいです。 --個人のパフォーマンスはどうでしたか?シュートを打たれる回数は少なかったので、失点シーンになったミドルシュートも止めたかったのが本音です。降格が決まったチームとの戦いが難しいこと、相手に勢いがあることは事前に分かっていました。前半はうまく耐えながら試合を進めようと思っていた中で、あのような形で失点をしてしまったのは、個人として突き詰めていく必要があったんだなと思います。 --サポーターからは沖選手に対する力強いチャントもありました。自分が試合に出られていないときから応援してくれていたので、今日のピッチの上で結果を示すことが恩返しにつながると思っていました。そこで結果を出せなかったことが悔しいし、申し訳ないと思っています。
全体を通して、なかなかうまくいかなかったですね。前節(・C大阪戦)はやられ方が悪かったので、「そのやられ方だけはやめよう」と意識して入りました。立ち上がりは押される場面もありましたし、逆にこちらが良い形を作ったこともありましたが、そこからうまくいく時間を増やせませんでした。 --秋葉 忠宏監督の退任が発表されてから最初の公式戦でした。だからこそ、勝ちたかったです。そこは本当に悔しいです。 --秋葉監督は乾選手にとってどんな監督ですか?僕にとっては(選手)寿命を延ばしてくれた監督です。左サイドからトップ下に移って、違う楽しさを見いだせましたし、それを引き出してくれたのは秋葉さんでした。僕を信頼してくれて、どんなときも試合に使ってくれていたので、恩師だと思っています。まだ最終節があるので、最後は勝って、良い形で送り出したいと思っています。
今季最後のアウェイの地に、これだけ多くのサポーターが駆けつけてくれて、特に僕に対して大きな声援をくれた中で、ピッチで結果で示せなかったこと、恩返しをできなかったことがただただ悔しいですし、情けないですし、力不足を痛感しています。ただ、ホームでもう1試合、最終節が残っています。ここからどのような姿を見せ、どのような終わり方ができるかが大事です。過ぎ去った時間のことを考え、下を向いて、悔いているわけにもいきません。気持ちを新たにして、最後はホームのアイスタで、サポーターに最高の勝利を届け、“勝ちロコ”ができるように、また1週間良い準備をしたいと思います。 --準備期間に用意したこと、やろうとしたことはどれくらい表現できたと感じていますか?選手は歯を食いしばってトレーニングに臨んでくれました。前節(・C大阪戦)は大敗して、3週間空いて、アウェイゲームで、そうした大変な状況の中でも、一人ひとりが自分に矢印を向けながら戦ってくれたと思っています。簡単に言うと、あとは監督が結果を引き出してあげられるかだと思っていますし、選手は非常によくやってくれたからこそ、選手の力をもっと引き出せる、結果を引き出せる指導者になりたいなと思います。 --サポーターからは試合を通して、「秋葉清水!」のコールが鳴り響いた。これだけの声援に応えられなければ男じゃないと思います。自分がやってきた3年間が変な形で終わるのか、しっかりとしたものを見せられるか。本当は、今日も勝って連勝でシーズンを終えたかったのですが、そこはもう終わって変えることができません。いつも言っていますけど、もう一度日常を大切にしながら、最終節ではしっかりと勝つ姿、たくさんのゴールを奪う姿を見せて、有終の美を飾りたいと思います。
湘南ベルマーレ
DF 32
松村 晟怜
--出場を重ねる中で、落ち着いてゲームに入れているのではないか。ここ最近試合に出させてもらって、ゲームの展開だったり、今日で言ったらボールが落ち着かない時間が多くて相手ボールの時間も多い中で、マイボールになったときに縦に急がず、横(から)横(へのパス)で時間を作るようにして、そういうゲーム展開を考えてプレーできたというのは、成長につながっています。 --今日は完封勝利。守備陣としてもうれしい結果では?最後退場者が出たんですけど、最後まで集中してやっていました。クロスのシーンとか最後何本かあったんですけど、みんな集中して、マークを外さず、首を振って周りを見ていたので、そういう結果が(失点)ゼロにつながったかなと思います。 --あと1試合あるが、今季ここまでを振り返って。J2降格という結果になってしまいましたけど、個人としては去年以上に試合に出られています。開幕してからあまりコンディションは良くなく、自分のプレーも良くなかったですけど、こうやって最後のほうで2連勝という形で、そういう部分では自信になっています。1年半でJ1に戻ってこられるように、良い準備をするだけです。
MF 17
田村 蒼生
--初スタメンが決まったときの気持ちは?一応ある程度「スタメンかな」みたいなのはありましたけど、実際は当日(の発表)だったので、ちょっとフワフワしている気持ちもありました。それ以上に、言葉にはしづらい感情が今年1年のこれまでの道のりであったので、楽しもうというマインドになれたのが良かったかなと思っています。 --ピッチに立てる充実感が大きいか。ホームのスタジアムでプレーするというのは、サッカー選手としては一番気持ちが高ぶるところでもあります。ケガが続いてしまってなかなかうまくいかない中、自分を表現できるのはやっぱりピッチでしかないので、それはやっぱり自分を見せてやろう、名前を覚えてもらおうとか、「俺ってこういう選手なんだよ」というのを伝えたいなと思ってプレーしました。 --自身のプレーへの手ごたえは?多分、(見ている人は)自分のプレーが分かっていない人も多いと思って、一番分かりやすいところでいうと、やっぱり結果を出したいなというところでした。今日はできなかったですけど、大学から自分自身はある程度プロでやれる自信もあったので、あまり気負うことはなかったですし、心強い味方がいたので、そこはすごい本当に……楽しいですね、サッカー。それに尽きました。
MF 14
茨田 陽生
--ホーム最終戦、結果もついてきた。降格という結果にはなってしまいましたけど、ホーム最終戦を勝利で終われたというのは、本当に締めくくりとしては良かったんじゃないかなと思います。 --2日前には契約満了が発表されていた。ピッチの周回では声もたくさんかけていただいたのでは?みんな「バラ、お疲れ」とか「バイバイ」とか言ってくれたので、本当に涙が出そうでしたけど、僕自身、サッカー選手としてまだやりたい気持ちがあるので、ここは涙を抑えて、しっかり感謝の気持ちを伝えながら、(ピッチを)1周回ることができました。 --チャントもたくさん歌われていた。何回もいろんなタイミングで僕のチャントを歌ってくれて、最後の横断幕もありがたいですし、本当に「涙、誘っているな」というくらいの感じだったんですけど、僕自身、本当にさっきも言いましたけど、サッカー選手として続けたいので、ここは泣かないぞって決めました。 --湘南での6年間、特に何を得た感覚を抱いているか。サッカー選手としては本当に走るところはすごく考えさせられたし、大事なんだなというのもあらためてここに来て思いました。自分もやればできるじゃないですけど、ついていくことはできたと思っています。本当に高校年代で走るというところは意識していなかった部分だったと思うので、そういうところは本当にここに来て教えられたと思うし、身につけさせてもらったんじゃないかなと思います。 人としては、サポーターの方、地域の方を含めて温かくしてもらいました。子どもを育てることも周りの方の助けがあって、僕も助けられた部分があります。いろんな人に助けられて、サッカー選手としてもそうですし、人としてもそうですし、育ってきたんだなとあらためて感じさせてもらったかなと思っています。