岡山は前節・川崎F戦をドローで終え、J1残留を確定させた。しかし、現在9試合勝利から遠ざかっており、シーズン終盤はなかなか勝点3をつかめないでいる。木山 隆之監督はここまでの戦いを「チームとして全員で努力をしてきた結果、残留を決められた。それは非常に良かった。もう少し上まで行けるんじゃないかという思いもあったので悔しさもありますけど、1年をトータルして考えれば本当によく戦ってきた1年だった」と振り返り、ホーム最終戦に向けた意気込みを語った。
「われわれが今まで続けてきたこと。J2から上がって1年目のJ1で続けてきたことを、最後により強く表現したい。それをサポーターの人たちと一緒にやって勝つ試合をやりたいと思います」 選手たち一人ひとりも、成長した姿を見せていきたいところだ。個人としてもJ1初挑戦だった田部井 涼も、やってきたことを続ける中で結果を強く求めている。
「チームとしても個人としてもシーズンの初めからチャレンジャーとしてやってきた1年なので、最後もそれをしっかり出せるような試合にしたい。あと、本当に細かいところのチャレンジもここ数試合はできている中で、やっぱり結果が伴わないと評価も上がらないと思うし、しっかり自信にしていくためにも、結果を追求していきたい」 岡山はシーズンを通して一緒に戦ってきたファン・サポーターとともに、J1の舞台で続けてきたことをやり切って、勝利をつかみ取りにいく。
浦和としても4試合ぶりの勝利を目指す大事な一戦だ。前節・広島戦は0-3で敗れ、マチェイ スコルジャ監督が「われわれにとって良い流れだった立ち上がりを除けば、あらゆる側面で広島が上回っていた」と総括する試合だった。直近8試合で1ゴールしか挙げられていない得点力の部分も含め、試合がなかった3週間を経てどうチームを構築して臨むのか。マリウス ホイブラーテンらの契約満了が発表されるなど今後の編成も気がかりだが、しっかりと残り2試合を戦い切って来季に向かっていきたいところだ。
そして今節の試合終了後には、今季をもって現役を引退する岡山・金山 隼樹のセレモニーが行われる。岡山でプレーした8年間だけでなく長崎、札幌も含めた15年間のキャリアを締めくくる一戦に向け、金山 隼樹は「長くサッカーをやってきた中でやっぱりこの試合は自分自身の集大成だと思うので、生きざまをしっかり見せたいなと思います」と話し、これまでと変わらぬ熱量で、いつもと同じようにチームの勝利のために、日々準備を続けている。
[ 文:寺田 弘幸 ]
