力強く取り戻した栄冠。鹿島、9年ぶりのJ1王者に
鹿島アントラーズ
監督
まず本当にスタジアムの雰囲気が、もう最初から勝たせてくれるような雰囲気であったことに、本当に感謝します。また選手たちが、今までと打って変わって、最後、本当に自信を持ってプレーしてくれたこと。それもやっぱりメルスタの雰囲気がそうさせてくれたと思っています。やっぱり選手には緊張もあったと思いますし、簡単なゲームだったとは思いません。そういった中で本当にたくましく戦ってくれたと思いますし、本当に頼もしかった。そういうゲームだったと思います。選手がよくやってくれたなと思います。選手、そしてサポーター、コーチングスタッフ。本当にそこに支えられてきたので、本当に感謝しています。「ありがとうございました」と伝えたいです。 --就任されたときに、「この鹿島でタイトルを獲ることは想像しがたい喜びがあるんじゃないか」とおっしゃっていましたけれど、実際にタイトルを獲得されて、いかがですか。そうですね。でも、なんだかんだ、ホッとしている気持ちが強いかなというふうに思いますね。それこそ、今日ここでタイトルを獲っていなかったらね、どんな雰囲気になっていたのかなって想像するのが怖いぐらいですけど。ただ、やっぱり熱量ですね。それがある人たちと仕事をしたり、そういう熱量のあるサポーターたちと戦えたことを本当に誇りに思いますし、そういう意味では感無量って言うんですかね。本当に言うことない、そんな気持ちでいます。 --少し日が早いかもしれませんけども、これから鹿島の黄金時代が来るんじゃないかということも期待してしまいます。あらためて、これからに向けてはいかがでしょうか?そうなれるかは分からないですけども、目指そうとは思います。今回勝ったからとかではなくて、選手と1年やってきて伸びシロを感じましたし、サッカーに対する姿勢も全員が真摯に自分たちのいまの力を受け止めて、成長しようという姿がある。すごく頼もしく思いましたし、そういう選手たちとスタッフたちと、そしてサポーターたちと、今日みたいな喜び合いを多くしたいというふうに思えたので、そこは目指したいと思っています。 --川崎Fでも優勝されて、複数のクラブでJ1優勝を果たした監督はご自身が初めてです。鹿島でもご自身の力を証明したかったという思いだったり、複数クラブでタイトルを獲れたことに関しては、どんな思いがあるでしょうか?それも先ほどスタッフから聞かされたんですけども、複数クラブとかそういうのに対しての思いはそんなにはないですね。ただ、自分はこの鹿島に選手として、プロで初めてアントラーズでお世話になって、やっぱり選手としてなかなかこの鹿島アントラーズに貢献することはできなかったので、そういう意味で言うと、やっと、というんですかね。やっとこのクラブの一員になれたというか、それぐらいの思いがあるかなというふうに思います。また、鹿島がタイトルを獲れていないときに、自分も違うチームにいたというのもありますし、そういう意味で言うと覚悟を持ってこのクラブを選んで来れたこと、自分の決断が正しかったというふうに思えますし、本当にうれしいですね。
横浜F・マリノス
監督
横浜F・マリノス
FW 41
今日は相手が勝てば優勝という大事なゲームで、このような雰囲気の中で試合をできることをすごく楽しみにしていました。しっかり準備して試合に入ろうと思ってはいたのですが、マリノスのサッカーも、自分のプレーもまだまだだと感じました。攻撃で単調になっていたところを自分がアクセントをつけられれば、マイボールの時間も増えたと思います。そこはピッチの中でもっと考えてプレーしたかったです。 --優勝が懸かった相手の強度は大学レベルと比べると数段上で、最近まで大学で活動していた難しさがあったのではないでしょうか。相手が前に前にプレスを掛けてきて、スタジアム全体の雰囲気もそれを後押ししていました。こちらも相手陣地でプレーするプランがあったし、相手の気迫に引けをとらないよう心がけていましたが、もう少しマイボールの時間を作りたかったのは正直あります。ましてや今日のような優勝が懸かったゲームでの強度は、普段やっている大学でプレーするのとはまったく違います。そこを1つ経験できたのはポジティブに捉え、それにアジャストできるようにしていきたいです。
なかなかできない経験を今日、いろいろとさせてもらえたので、これを来年以降の自分の成長につなげていきたいです。鹿島サポーターの皆さんの応援は本当にすごいものがありました。一方で前節(・C大阪戦)、ホームの力を経験させてもらえた中、アウェイまで足を運んでくださったマリノスサポーターの方たちには感謝したいです。配信を含めて応援してくださるサポーターの方たちを自分はこれからも大切にしていきたいです。 やっぱり感じたことのない強度や雰囲気を経験させてもらえました。自分のパフォーマンス的にも良くなかったのですが、この先長いサッカー人生でこのような経験は何百回もすると思います。このような経験をしたときにどう振る舞うか、どう次につなげるかが本当に大事になってきます。良い経験をさせてもらえたので、これからもっともっと成長していきたいです。 --松村 優太選手との対峙から何を学びましたか。1対1の場面では自分も得意としているものがあるのですが、1対2の局面や周りをうまく使われました。その中でコミュニケーションだったり、プレッシャーに行く、行かないの判断が大事だと感じました。単純な1対1ではなく、自分を含めて全員で守ろうとしたときのコミュニケーションや自分のその一瞬の判断をこの先もっともっと磨いていかないといけません。
まずは鹿島アントラーズの皆さま、本当におめでとうございます。自分たちはこの難しい試合で、絶対に上回らなければいけないと感じていた中央での局面をすべて相手にやられてしまったのが一番大きな敗因です。なす術なく最後まで押し切られてしまいました。ただ、最後あきらめず1点を取った姿は誇らしかったですし、選手たちは最後までよく戦ってくれました。 --左サイドは大学生コンビを起用しました。プロの洗礼を浴びた形になりましたが、彼らに何を期待し、パフォーマンスはどのように映りましたか。2人にとって苦い経験にはなったかと思いますが、必ず今後に生きると思います。(J1初先発に抜擢した松村)晃助に関しては、(井上)健太とユーリ(アラウージョ)がケガだった中、この空気感で戦えることを考えた場合、晃助の負けん気の強さを期待して起用しました。チーム全体としてあれだけ劣勢だったので評価は難しいですが、しっかり走って戦う姿勢は見せてくれました。そこで感じたものを今後に生かして成長していってもらえればと思います。 --今日の試合から来年につながる要素を教えてください。正直、何もできなかった試合だと思うので、選手たちはまだまだ自分たちの力が足りないと感じたのではないでしょうか。来年以降、これを糧にし、パワーに変えてやっていってもらいたいですし、僕自身も成長していかないといけません。僕の中で大事にしているのは成長です。(今季終盤)より良く改善するという意味では、ある程度割り切ってサッカーをしていましたが、より選手の判断を大事にし、選手の価値が上がるようなことにトライしていかないといけません。正直、いまのビルドアップはシンプルに「(ボールを)捨てる」という言い方が正しいかもしれません。そこで相手の状況を見たり、より保持をする。保持というのは別にパスを細かくつなぐことではなく、相手にボールを渡さないという意味です。そういったサッカーもできれば、選手としても、チームとしても成長できていくと思います。
鹿島アントラーズ
FW 40
鈴木 優磨
--優勝おめでとうございます。ありがとうございます。 --いまの気持ちは?長かったですね。大変な時期のほうが長かった。4年間、(ベルギーから)帰ってきて4年目になりますけど、本当に苦しい時期のほうがたくさんあったので、続けてきて良かったなというふうに思っています。 --試合は前半からすごく良い試合だったと思います。やっぱりホームで戦うアドバンテージというのを最大限に生かせましたし、全員が気合いが入っていたので、本当に今年の中でもトップに入るような前半だと思います。 --内容的にも、鬼木 達監督が求めていたボールを動かしながら相手陣に入っていく戦いが、この大事な試合でできたことについては?集大成という形で最後の最後に持ってこられたのは、チームとしても非常に大きいことだなと思います。 --試合後の涙が印象的でしたが?マジっすか。泣いてないですよ。気のせいです。泣いてはいないですけど、感情的になったのは俺だったり(柴崎)岳くんだったり、植田(直通)くんだったり、(安西)幸輝、(三竿)健斗。鹿島が大好きで、鹿島が強いときを知っていて、鹿島が苦しんでいるのを見ていて、なんとか優勝をみんなでしたいって思いで帰ってきた。その選手たちの思いだったり、努力だったり、どれだけのことを犠牲にしてきたかというのをよく知っているので、そこに関してはすごくくるものがありました。
FW 9
レオ セアラ
シーズン当初から目指していたものが最終的に、今日、集大成として出たと思います。取れるものがすごく取れましたし、相手にチャンスを作らせない形で、また最終節を迎えるにあたって自分たち次第という状況を作ってあったことが、今年1年の自分たちの働きぶりなんじゃないかと思っています。 --優勝した瞬間の心境は?初日から目指してきたものが今日形になったと思います。試合ごとにチームは成長しましたし、その中で大きなケガをしてしまった選手もいましたし、良いときも悪いときも、ともに過ごした選手たちと団結して勝ち得たものだと思います。このままこれからも続いていくものだと思っていますし、まだまだ成長していきたいと思います。 --Jリーグでのキャリアは琉球から始まり、今季は得点王と優勝になりました。日本での歩みをどう振り返りますか?試合終了のホイッスルが鳴ったとき、今年だけではなく自分が日本で過ごした日々の感情がなだれ込んできました。それを思い出したから泣いてしまったのかなと思っています。琉球時代というのは、日本の文化をものすごく学ぶ時期でした。サッカーとしてはあまり良い結果が出なかったので、このまま続けていけるのか不安がありました。それでももう一度、日本に戻ってきてからの5年間というものは、継続して個人的にも良い成績を残しながらここまで歩むことができました。日本に戻ってくる決断を下したのも、琉球時代に良い環境を与えてくれて、温かく迎え入れてくれたから。それで迷うことなく戻ってこられましたし、戻ってきてからも、そのときの経験があったからこそ、継続して結果を出し続けられているのかなと思っています。