2026/3/14 (土) 16:00 KO
地域リーグラウンド EAST 第6節
14'
入場者数: 43,725人
天候: 晴れ|気温: 15.3℃|湿度: 50%
最後まで得点を許さなかった東京V。今季初の完封勝利
東京ヴェルディ
監督
新国立になってというか、僕自身が国立でのJリーグでは初めて勝ったと記憶しています。内容については、入りはミスマッチで相手のほうが少し優位性が出たかなと思いますけども、10分過ぎぐらいからは自分たちの形でハメにいけたシーンが多くなって、守備からリズムを取り始められたときに点が取れたのは非常に大きかったかなと思います。 前半も1つ、すごく良い守備から、深澤 大輝だったと思いますけども、シュートまで行ったようなシーンを前半からもっと多く作れればなと。後半、相手は非常に強烈な個を持った選手が交代で入ってきたんですけど、そこを耐えながらチャンスを作りました。2点目を決めればゲームは決まったかなと思います。そこを決め切れないところがまだわれわれの課題ではあります。ただ、途中から入った選手も含めて、空中のボールを体から、頭から全部襲いかかるような形でボールに食らいついていたので、非常に良いバトンの受け渡しができた。彼らの気迫が失点ゼロに抑えられた要因かなと思います。 --浦和の縦の推進力を前半から確実に抑えていたと思います。これはどういった対策、あるいは意識づけをしていたのでしょうか。具体的な事象については言及しませんけれども、誰が起点になっているのか、ディフェンスラインが誰を探しながらボールを回しているのか。あるいは切り替わった瞬間に相手がどういうポジションを取っているのか。そこはチームで共有していました。 --染野 唯月選手は、今日も12キロほど走っていて、それで決勝点も決めました。昨季から彼はかなり守備でも走っていましたが、決定力は今季になってかなり上がっていると思います。守備をしながら決定力が上がっているのはどういった理由があるのか教えてほしいです。もちろん、彼の運動量は確実に上がっています。それは彼が自覚を持って日々体作りをしているので。それがこういうふうにゲームに出ていると思います。得点を取れているのは、彼だけではなくて、良いボールの奪い方のポイントがより前であったりとか(が要因としてある)。われわれはいま、有酸素的にもかなり追い込んでいるので、走ったあとの精度というか、例えば攻め終わったあと、守り切ったあとの10秒ぐらいの回復力であったりが上がってきていると思う。なので、染野に足を振らせたり、ヘディングをさせられたりするところまで精度が上がっているというのは、彼だけの理由じゃなく、全体が少しずつですけども精度が上がってきているのかなと思います。
浦和レッズ
監督
立ち上がりは良かったと思います。今日はゲームコントロールしながら支配することが狙いで、立ち上がりはできていたと思います。ただ、そこで決定的なミスが2回あり、1回は難を逃れましたが、2回目は失点につながりました。 そのあとも、ライン間や背後のスペースを突くというプランを進めましたが、本日はゾーン3に入ってからあまりうまく連係ができませんでした。判断の間違いや、個人で行ってしまうような場面があったと思います。前半に(マテウス)サヴィオから(金子)拓郎へのボールでチャンスを作りましたが、それが本日の試合の最大の決定機だったと思います。 後半はダイアゴナルランなどで背後を突くために[4-4-2]に変更しました。そのあと、クリエイティブなトップ下の中島 翔哉を入れて[4-2-3-1]に戻しましたが、あまりうまくいっていなかったので2トップに戻しました。そのときはかなりオープンな展開になり、カウンターを浴びるシーンもありました。 そのあともハードワークしながらチャンスを作っており、特に(オナイウ)阿道のところでチャンスはあったと思いますが、先ほども言ったように本日はゾーン3の連係がうまくいきませんでした。ナーバスになっていたからなのか分かりませんが、点を取るのに十分な形を作ることができませんでした。 --3バックで引いたところから捕まえにくる相手は、昨季から得意としていないと思うが、今季のチームの良さを見るともう少し早く前にボールを送るという考え方もあったと思うが。今日はいろいろな形の攻撃を用意してきましたし、長いボールで押し上げていくというものもその中にありました。本日のヴェルディは非常に組織的なゾーン1の守備をしていましたので、 そこを突破するのはわれわれにとって難しかったです。明らかな決定機を作ることができませんでした。 --柏、町田と3バックのチームが続くが、連戦で時間がない中でどのように修正していきたいか。ハイプレスを含めて、パフォーマンスのあらゆる側面をまずはしっかりと分析したいと思います。今季、このシステムと対戦するのは初めてでしたが、ハイプレスの掛け方は今日の試合だけでも2種類を使いました。ただ、同じ3バックと言っても柏はビルドアップのスタイルがヴェルディとまったく違います。ただ、高めのゾーン2とゾーン3でのスピードは上げないといけないと思います。本日はそこのスピードが上がりませんでした。
浦和レッズ
--試合ごとにパフォーマンスが上がってきているのでは。前節(・水戸戦)より動けている感覚はありますし、試合の途中で入るのと今日みたいに(後半の)45分の最初から入るのとでまたちょっと違うかなとは思います。でも、チームとしては負けてしまっているので。攻撃陣に求められているところでは足りなかったのかなと思います。自分の個人の感覚としては前回よりも良くなっているなとは思うので、次の試合でしっかりと結果を残せるよう準備したいと思います。 --浦和のファン・サポーターに印象づけるようなプレーだったと思うが。試合の流れというか、どういうふうに攻撃を組み立てるのかもありますけど、そうやって見てもらえたなら良かったと思いますし、もっとできる部分もあると思うので、ゴール前でもう少し形を作れたらと思います。 --肥田野 蓮治選手が背後を取るので、オナイウ選手がボールを受けてという形が多かった印象だった。蓮治は後ろを取るのがうまい選手だと思いますし、点も取ってきているので自信もついてきていると思います。選手のタイプはみんな違うので、僕はどちらかというとその選手たちに合わせながらやれたらいいなと思っています。そういうところでFKを取れたシーンもありましたし、あそこで1枚はがせれば相手のバランスも崩れてくると思うので、そういうところもできればと思っています。 --5バックのチームから点を取ることは難しいと思うが、今日はもう少しどういうところが必要だったと思うか。クロスの質とかもそうですし、ペナルティーエリア付近のコンビネーションの質を上げることができればと思います。ペナルティーエリアの中に入ることはできていましたし、後半はクロスもけっこう上げられていたと思うので、クロスが来るのをちゃんと信じて入っていくとか、そういったところかなと思います。 --連戦で次の試合がすぐ来る。だからこそ、今日の試合で得たものを還元できるのでは。僕はそんなに細かくは考えないので。次の対戦相手はチームスタッフが分析してくれて、「ここが僕たちが突けるポイントだよ」とかいろいろな情報を与えてくれると思うので、そこをちゃんと利用できればと思います。攻撃陣にはクオリティーのある選手がいると思うので、それを生かしながら得点につなげていければ。 失点自体は全体的に多くないですし、ゼロでやってくれている試合も多いです。やっぱり、後ろが(失点)1で守ってくれているときは攻撃陣が頑張って点を取らないといけないと思うので、責任感をもってやりたいと思います。
--今季初の3バックチームとの対戦だったが、相性の悪さのようなものを感じたか。相性というか、点を取られて引かれたときというのは僕らの課題だと思います。中が堅いのでサイドから攻めなきゃいけないけど、最後の最後にパシージョを使ったときとかに、相手の3バックの両脇の選手がけっこうアラートに守ろうとしてきた。SBから斜めのボールをFWに入れたりとかの崩しが必要だったかなとは思っていて。もうちょっとバリエーション多く攻撃できたら良かったなと思います。 --前半は渡邊選手を起点にした攻撃が少なかった印象だが、後半[4-4-2]になってから存在感が出た。2トップになってやりやすさがあったのか。[4-2-3-1]で守っていたときもちょっと選手間の距離が遠く感じて、前半から[4-4-2]ぽく選手間で変えた部分もあって、それを後半から引き続きやろうという形でした。攻撃面ではどうだろう、前にポジションを取れるというところはあったかもしれないですけど、個人的には何もできなかったなという感じです。 --前節・水戸戦に続いて、今季の戦い方っぽくないというか、もっと蹴って押し上げてもと感じたが、システムというよりは先制された影響が大きかったか。それよりも、あそこまで下がられたら蹴る必要がなくなって、じゃあどうやって攻めるのとなったらボールを持って攻めるしかないので。「サイドから攻めようねと」いうのをCBに声かけはしていましたが、じゃあサイドでボールを受けたときにそこからどうすんの、というのがなかなか共通認識としてできていなかった部分があった。パシージョが使えないときにどうするのというのとかも、もうちょっと(肥田野)蓮治とうまく話していけたらなと思いますね。 --スペースがないときの攻撃はまだまだ積み上げが必要だと。そうですね。これが僕らの課題というか、真っ向勝負したら負けると思わないですけど、真っ向勝負できなかったとき、こうやって引かれたときはなかなか難しい。僕が相手のスカウティングでも浦和と対戦するときは絶対引くので、それをやられたときにどうしようかというのはあるかなという感じですね。 --次も3バックの相手だが、連戦であまり準備時間もない中でどう修正していくか。3バックと言っても戦い方がまったく違う相手になってくるから、今までどおり、しっかりコンパクトに守って出ていくというところの勝負になるかなと個人的には思います。でも、唯一変えられるとしたら、(相手の)ボランチが思った以上に同サイドに寄ってきたり背後に抜けたりとか、僕らとしてはイレギュラーな動きがあったときにどう対応するのか、修正するのかというのはもうちょっと必要かなと思います。 --次節の相手・柏は昨季最もやられたくらいの相手だったと思うが、新しい浦和の形でやり返したいという思いもあるのでは。僕は2回とも(負傷で)出ていなくて、肌感が分かっていないので、良くも悪くも新しい気持ちで挑めるし、ホームなので絶対に負けられないから、もう1回パワーを持って入れば良い試合ができるんじゃないかなと思います。
東京ヴェルディ
DF 15
鈴木 海音
--こだわっていた守備もできて、非常にチームとしても東京Vらしい戦い方ができたと振り返りますが。入りから前からボールを奪いにいくという全員の意志と、最初からラインを下げ過ぎないで、コンパクトにしていこうという話でした。ただ、そこの意識が強過ぎて、逆に前がかりになったところで背後を突かれていた。途中から修正できたので良かったんですけど、今日は全員がコンパクト(に守ること)だったり、ちょっとしたバックパスでもラインを押し上げたりという意識が強かったと思います。セカンドボールも全員、頭から行っていたし、後ろから前の選手が体を張ってくれていることを見ていて、「自分たちのところで絶対にやらせないぞ」と思いました。今日はプレーで体を張った部分とか、チーム全体がそういう意識でした。勝って良かったです。 --ゴールシーンではマテウス サヴィオ選手をうまくつぶして、そこから齋藤 功佑選手につないでというところで、ご自身の特長が出たシーンでもあったのかなと思います。あの場面だけじゃなくても、あそこを起点にして、マテウス サヴィオ選手のところで後ろ向きから(奪って)、前につけたりして、というのをチーム全体として共有していた。正直、相手陣内だったらファウルでもいいぐらいの気持ちでつぶしにいっていました。あそこでつぶすことができれば、相手の攻撃は停滞すると思っていたので、自分はファウルかギリギリのところで攻めながらつぶしにいく判断や、背後の判断は、今日ずっと集中してできたのかなと。 相手が高さや違いを見せてきたときに、全員でもうちょっと修正しなきゃいけないところもあるなと思いました。引いて守るだけじゃなくて、2点目を取ることができたら試合の展開も変わってきていたでしょう。今日は勝って反省できるというのはすごく良いことですけど、毎試合そういった課題が出てくるので、練習からまたやっていけばいいかなと思います。 --今日は試合を通して、前に出てつぶすディフェンスがすごく目立っていたと思います。前に出るディフェンスをする上で、行きやすい要因はあったのでしょうか?まずは準備のところで、こっちのサイドに変わってきそうなタイミングで、染野(唯月)選手や齋藤選手がけっこう強いプレッシャーに行ってくれるので、(後ろは)狙いやすいです。内田(陽介)選手ともずっとコミュニケーションをとりながら守備ができていた。ボールが来てからじゃなくて、来る前からコミュニケーションをとれている点で、良い準備ができているので、それを90分を通して続けることができれば、なかなか崩されないのかなと。
FW 9
染野 唯月
--相手ディフェンスの間でパスを受けるような形であったり、裏でもらったりしていましたが、その辺りの感触はどうでしたか?相手から逃げる動きがうまく自分の中でできていたので、それがゴールにつながったかなと思います。 --流れが変わりかけたところでのゴールでしたので、非常にチームにとっても大きかったのではないかと思います。自分たちの守備が良い形でハマってきた中でのゴールだったので、良いときにゴールが入ったかなと思っています。 --国立で勝ったということについては、どうですか?本当に良かったですし、負けが続いていた中で勝てたので、そこはポジティブに捉えていければいいかなと思います。 --こういう形で連敗を止められたというのは、やはり昨季の東京Vとは違うなという感じがするのですが、その辺りはどうですか?しっかり守備から入ることを意識して、みんなが共通意識を持ってやれたのが、今日の結果につながったかなと思います。 --昨季以上に染野選手が走れていて、献身的にプレーをする中でこれだけボールも受けられて、いろんな意味でパフォーマンスが一気に上がっているように見えます。チーム全体のボールの取りどころが高いなど、何か要因があるのでしょうか。練習からというよりは、前節の鹿島戦で(敗れて)みんなが危機感を持って練習に臨めていました。これを継続してやっていければいいかなと思います。