前節、PK戦の末に浦和を下して連敗をストップした柏。流れに乗るためにはここで勝点3をつかみたいところ。より前からのアグレッシブな守備を遂行してくる水戸に対しても、うまくいなしながら前進していくことが必要になる。4バックの相手に対しては浦和戦の後半のようにサイドで数的優位を作りながら左右に振って、ジワジワと攻め立てることに前半から取り組んでいきたい。
対する水戸は前節、横浜FMに1-0で勝利して今季初の勝点3を獲得。内容に結果が伴った一戦には樹森 大介監督も「水戸のDNAで言うと、(失点)ゼロはこだわっている部分。そこをしっかり表現できて、内容でも自信を持って勝ちを手に入れたということに関して、次につながるゲームだったと思っています」と納得の言葉を口にした。浮上への足がかりをつかむためにも、連勝で中断期間を迎えたいところだ。
柏のリカルド ロドリゲス監督は水戸を「しっかりとトレーニングされた良いチームで、特に攻撃の部分ではいろいろとアイディアと機能性を持っている危険なチームです」と警戒。柏としては守備にも意識を高めつつ、「自分たちが高いレベルでプレーを表現しないと勝てない難しい相手になります」と、攻撃でも高いクオリティーを発揮して主導権を握っていきたい。
柏の注目選手は、前節に右CBで途中出場し、攻撃に厚みを加えた山之内 佑成。1点ビハインドという状況の中での出場となった浦和戦に関しては「チームが負けている状況でエネルギーを出すしかないなと思っていたので、役割がハッキリとしていてやりやすかったです」と言う。その上で守備面においても「一番後ろの選手なだけに、はがされたら終わりなので。捕まえにいくタイミングとか、ポジショニングも変えないといけないところがいろいろあるなと思います」と試行錯誤を続けている。
今季はここまで両ウイングバックでの出場が多い中で、右CBでも好プレーを披露できたのは、指揮官へのアピールも含めて大きな手ごたえとなったはず。さまざまなポジションで評価を高めていきたい。
対する水戸の注目選手は、ボランチの一角で先発が予想される仙波 大志。プロ入り後は主にJ2の舞台で修行を続けてきた仙波 大志は、期限付き移籍期間延長となった今季、J1百年構想リーグで2位タイとなるインターセプト数を記録している。彼の的確なパスカットからカウンターへとつなぎ、得点まで完結していきたい。
柏と水戸の対戦は2019年以来。前回対戦は三協F柏で行われ、柏が2-3で敗れた。当時2種登録選手として途中出場した細谷 真大は今節に向けて「勝点3を取ることを意識したいですし、FWが(得点を)取れば勝てると思っています」と意気込む。
ここまで本拠地では2連敗中で勝利がないホームチームとしては、駆けつけたサポーターに白星をプレゼントしたいところだ。
[ 文:藤井 圭 ]
