終盤に2点差から追いついた名古屋。PK戦を制して勝点2獲得
名古屋グランパス
監督
非常にストレスがかかる試合だったというのが率直な感想です。われわれの45分、もしくは40分と言ったほうが良いかもしれませんが、私が名古屋に来てから最もひどい前半でした。非常にミスも多かったですし、相手のプレッシャーがないような状況でもミスをたくさんしていました。ビルドアップでFWに差し込むパスもほとんど入れていませんでした。もちろん、私も監督として責任を感じています。 ハーフタイムにはロッカーで少し厳しい言葉も踏まえながらミーティングをしました。前半の良くなかったところを修正するために2人の選手を投入して、まず1点を絶対に返してやろうという気持ちを持ちながら選手はプレーをしてくれました。1-2、2-2に持っていくまで非常に良いプレーを見せてくれたと思います。最終的には3-2にするチャンスもありましたし、福岡さんにもチャンスがありました。 最後に言いたいのは「サポーターの皆さんに感謝をしています」ということです。あれだけ良くない前半を過ごした中でも、声をからしてずっと応援してくれたサポーターの力があったからこそ、最終的にPK戦で勝つというところまで持ってこられたと思います。監督として、こういう雰囲気を作ってくれたことに対して、サポーターに感謝を伝えたいと思います。 --“ネバーギブアップ”の精神を名古屋に植えつけたストイコビッチ氏が観戦に来ていましたが、まさにそういう試合になりました。私個人にもそういう精神を植えつけてくれたのかもしれません。金曜日に一緒に食事をする機会があり、日本食のレストランに行きました。ピクシーさん(ストイコビッチ)と私は家族のような関係性があるので、チームにそういうものを与えていたと思いますが、私にも与えてくれたのかもしれません。
アビスパ福岡
監督
このスタジアムのこけら落としということでたくさんの方々に入っていただき、それに携わる皆さんのおかげで非常に良い雰囲気で試合ができたことに感謝しています。福岡からもおよそ1,000人のサポーターが来てくれたと聞きました。前半はわれわれの組織、守備の良さからカウンター、セットプレーの強さから得点ができて、簡単に言うとこの2点のリードを後半にうまく使えなかったことが自分の反省、課題かなと思います。チャンスがなかったわけではないので、3点目、4点目をしっかり取り切ることが課題だと思います。そして名古屋さんはボランチの選手をCBにしたり、アタッカーの選手をボランチにしたり、非常に攻撃的な選手を投入してきました。それをしのぎ切れなかったところが悔しいの一言です。 --前半にうまくいったところ、後半にうまくいかなかったところは?相手はボランチが落ちて、[4-1-5]でビルドアップしてくるのは分かっていました。それを前回対戦ではGKも含めて狩り取りにいくというところを見せましたけども、うまくハマらず、今回は中央を閉めてから行くというところ、細かくは言えませんが、そういうプレッシングの形は相手にとってイヤだったんじゃないかなと思います。特にボランチの2人は縦に運動量を増やしながらボールを狩り取るシーンがありました。そこからいまの課題であるボールを前につけて進入することもよく出ていたと思います。ただ、それが後半になって疲れか、少しケガも出ましたが、徐々に相手に上回られたという印象です。
--前半と後半で違う試合になってしまいましたが。よくありがちな試合になってしまって、すごく悔しいです。2-0という数字がメンタリティーを変えてしまったところがあって、ハーフタイムにもそういうつもりで入らないように気をつけようと話をしていました。でも、どうしても少し硬くなってしまって、相手に勢いを与えてしまった。結果的にですけど、1失点目までは正直、そこまで問題はなかったと思っていたのですが、そういう詰めの甘さが出てしまったし、それがいまの僕たちの現在地だとあらためて教えてもらったという感じです。 --こけら落としという雰囲気も影響したのでしょうか?初勝利をプレゼントするわけにはいかないと思って試合に臨みましたし、それを防ぐのは僕らにしかできなかったので、それも悔しいです。
名古屋グランパス
MF 9
浅野 雄也
--後半からの出場でしたが。前半はなかなか自分たちのサッカーができていなかったので、後半から出て、自分は背後の抜け出しとか、そういう動きの回数を増やそうと思いました。ゴールに向かうパスや動きは相手もイヤだと思っていましたし、ずっと自分たちがやりたいサッカーじゃないなと。僕が出たらまずはゴールを意識して、というのを考えていました。 --ゴールシーンを振り返って。(木村)勇大のパスがめちゃくちゃ良かった。でも、最初は「パスがデカ過ぎるだろ」と思ったんですけど、ピッタリでした。 --こけら落としの試合で意識をしたことは?特に変わったものはないですけど、真っ赤なスタジアムを見て、すごく盛り上げてくれたと思いますし、本当に「ホームだな」という感じでした。
MF 22
木村 勇大
--うまく反応して同点ゴールを決めました。左足のインサイドです。前半のヘディングシュートはクロスバーに当たって、今日は浮いている感じだったので、クロスのときにどこのポジションを取るのか、自分の中で整理しました。マサくん(小野 雅史)のシュートは左のシャドーだったので、原則としては違うポジション取りでしたけど、そこにいて得点が取れる確率は低いと思ったので、まず良いポジションを取れたことが良くて、マサくんが左足を振り抜いた瞬間にチャンスが来るかなと。最初はこぼれ球を狙おうと思いましたけど、弾道的にこっちに来たのが見えたので、良い感じでインサイドに当てて、良いポジションを取れたことがすべてだと思います。 --2点差を追いついたのは今大会初ですが。前半の終わりくらいから押し込む展開ができていたので、やっぱりミシャ(ペトロヴィッチ監督)のサッカーをやっている以上は失点はあると思うし、その中でどれだけ点が取れるかということを前線には求められていると思うので、自分としてはああいうしびれる展開で得点を決めることができたのはすごく良かったと思います。