2026/4/25 (土) 14:00 KO
地域リーグラウンド EAST 第12節
入場者数: 32,797人
天候: 晴れ|気温: 18℃|湿度: 46%
現状打破を懸けた一戦。逃げ切った横浜FMが連敗を止める
浦和レッズ
監督
本日は2トップでスタートして、ゲームをコントロールしながら相手にもプレッシャーを掛けたいという狙いがありましたが、少しカオス的な立ち上がりのあと、ゲームをコントロールできるようになりました。ただ、われわれがしっかりキープしながらコントロールしている時間帯に中央での球際で負け、ペナルティーエリア内での十分な強さがなく、最初の失点をしてしまいました。その失点のあとも全員でトライしてチャンスを作り続けており、(肥田野)蓮治が裏に抜け、ヒロ(石原 広教)から(金子)拓郎へのクロスで得点が生まれました。 後半の立ち上がり15分間は(渡邊)凌磨をトップ下に置きましたが、彼がライン間でプレーしながらより長くボールをキープする狙いがありました。その時間帯もしっかりと支配しながらチャンスを作っていたと思いますし、得点のチャンスもありました。蓮治はオフサイドではなかったので、あそこは決め切るべきだったと思います。数分後の2対1の場面も、より落ち着いてより良い形で終わらせるべきだったと思います。そしてゲームコントロールができている流れの中で、セットプレーから2失点目を喫しました。これは非常に痛い失点でした。そのあとは小森 飛絢と松尾 佑介を交代で投入しましたが、特に左サイドから強いプレスを掛けることを狙いました。 3失点目はカウンターのリスクマネジメントが不十分で、球際で負けての失点でしたが、その後もあきらめずに戦い続けたのはポジティブな点だと思います。そしてミヤ(宮本 優太)から佑介へ背後のパスが出て、最終的にはオウンゴールになりましたが、そうした動きがあったからこそ生まれた得点でした。そのあとも2トップで戦い続けてそこにクロスも上がっていましたが、本日は決定力が足りませんでした。 --PK負けの2試合を含んで7連敗となったが、戦術的な問題というよりも、球際やメンタルなど戦い方が淡泊だったようにも見えた。監督は原因をどう考えるか。理由は1つではないと思いますが、その中におっしゃるようなメンタルの面もあると思います。ただ、悪くないパフォーマンスで戦いながら終盤に勝点を落とすという試合が続いています。決意をもって最後までやるというところが少し足りないのかもしれませんが、どのようなプレーをするかというところもあると思います。試合終盤は疲れから個人のミスが出やすくなる時間でもあります。体力のマネジメントをする意味で、本日はより長くボールをキープするという狙いもありました。しかし、去年は堅い守りができていて、ゾーン1であのような形での失点はあまりなかったので、少しイヤな形の失点になったと思います。 --メンタル面の言及があったが、頑張っているのはすごく伝わってきている中で結果につながっていない。こういう時期を打破するのに必要なものは。メンタルの面についてですが、選手たちはハードワークしてくれていると思いますが、こういうふうに6試合、7試合と勝てない試合が続くと自信を失うことはあると思います。今日の試合前には、いまは一人ひとりにとって非常に重要な時期でもあるので、メンタル面、自分の頭の準備をしっかりとして戦うことを選手たちに要求しました。こういったときに隠れるということはしないように求めました。 そのためには、まず基本のところからしっかりとやらなければいけません。それには例えば、ゾーン1の守備が含まれますし、今日の試合でも前線の選手たちが背後に抜ける動きをしてくれていましたが、そこを使う判断が足りませんでした。もっと勇気を持って使っても良いと思います。最近はカットインが武器になりつつありますが、本日は逆サイドの動きや判断が遅れて合わないこともありました。 しかし、まず直さないといけないのは、ゾーン1の守備です。より堅い守りができなければいけません。ホームで3失点は私の記憶にあまりないですし、そこはしっかりと修正しなければいけません。 --60分以降の失点が続いている。個人のミスが出やすくなる時間帯でもあるが、そのミスが発生しやすくなるようなシステムや構造、組織的な問題もあるのでは?システムというものは、選手個々が良いプレーをしているときにうまく機能します。いまはこのシステムでプレーしていますが、選手たちに最も適していて実行可能なものなのかも問わなければいけないと思います。 そして、今季は新たな戦い方をする中で、失点のリスクが高まるのは分かっていましたが、ゾーン1の効果的な守備をし続けることが、あまりにも早い時間から低下してしまうということが起こっています。ハイプレスを破られて速攻から失点しているという形は多くなく、どちらかと言えば人数がそろっている中で相手をしっかりと捕まえていなかったり、判断のミスがあったりというところから失点しています。
横浜F・マリノス
--先制ゴールの場面を振り返ってください。ユーリ(アラウージョ)がセカンドボールを拾って、粘って、前を向いて、ボランチの自分に引き継いでくれました。自分の前にスペースが空いて、どこまで運ぼうかと考えたのですが、案外早いタイミングで荻原(拓也)選手が絞ったので、ジョルディ(クルークス)につけて、もう一度ポケットを狙いにいきました。その中で(谷村)海那くんが優しい落としをくれたので、あとはもう流れで流し込むだけでした。 --今日は飛び出していく回数が多く、得点のにおいを感じました。レッズの[4-4-2]のブロックはコンパクトなので、チームの共通認識としてウイングを起点にすることがありました。そこに入ったあとのサポートの位置だったり、タイミングだったりを意識した中で、ポケットを取る回数が増えました。 ただ、今日は1点を取ったことよりも、正直4点ぶんぐらいチャンスを生かし切れませんでした。あと失点も自分のところからだったので、試合を忙しくしてしまったというか、バタつかせてしまったところを感じているし、悔しさのほうが大きいです。 --埼玉スタジアム2002では2年連続のゴールとなりました。なんか持っていますね(笑)。(個人としては)埼スタで勝ったことがなかったのですごく良かったです。
--53分に角田 涼太朗選手のミスを救うビッグセーブがありました。前節のフロンターレ戦で、1-1で迎えた最後のエリソン選手のシュートを止めないといけなかったという責任を感じていました。やっぱり難しいゲームは絶対にGKが止めないといけないし、後半は難しいシチュエーションが絶対に来ると思っていたので、冷静にしっかり対応できて良かったです。僕自身、あそこで決められたら今日は負けていたと思っています。いつも話していますが、自分が出ている意味はあのような場面にあると思っているので、その意味では1つ仕事ができて本当にホッとしています。 --そのビッグプレーがその後の勝ち越しゴールを呼びました。それこそ今年の早川(友基)くんもそうですが、鹿島があれだけ勝てているのは多分GKが止めているんですよね。それがないと現代のサッカーでは勝てません。バイエルンでも(マヌエル)ノイアーがめちゃくちゃ止めているじゃないですか。僕はそれが大切だと思っているので、そこはどんどん磨いていきたいです。 --優勝争いをするチームには、「GKが勝たせた」という試合が必要になります。マリノスには点を取ってくれる選手がいます。でも、先に失点するから相手も乗ってくるし、ゲームプランが難しくなる。点を取る時間を作ってあげたら、去年もそうですが、苦しかったけどシーズン終盤、良いサッカーになりました。個々のレベルは高いので、それを生かすも殺すも自分次第だと思っています。後ろがどれだけ粘れるか。僕はまだクリーンシートはありませんが、今年初勝利なのでやっとスタートできました。あのすごいレッズサポーターが作る雰囲気の中で勝てたことは自信になります。
横浜F・マリノス
監督
浦和までマリノスのファン・サポーターの方が多く詰めかけてくれて、声援を送ってくれた中で、勝利をプレゼントできたのが良かったです。ここのところは内容が良い前半に先制点を取れず、最終的にやられる展開が続いた中、先制点を幸先よく取り、追いつかれてしまう展開ではありましたが、後半、交代選手も含めてチーム全体で粘り強く戦えました。最後はもうなりふり構わずしっかり守れた形だったと思います。 --連敗ストップとなりました。何が勝因だったのでしょうか。連敗が止まったことは素直にうれしいですし、前々節・FC東京戦、前節・川崎F戦は自分たちがいま取り組んでいること、やろうとしている形をある程度出した中での敗戦でした。もちろん3連敗はつらい状況でしたが、チーム全体としてポジティブに前に進んでいました。とはいえ、今日の勝利は大きかったと感じています。 今週は相手陣地でどう保持し、どう攻めるかを重点的にトレーニングしてきました。まさに前半は何度かすごく良いシーンが出ました。その精度を高めることによって、自分たちの失点の要因であるロングカウンターをなくせると考えました。その形で前半に点を取れましたし、やってきたことがしっかり出たゲームだと思います。追いつかれましたし、何度かカウンターを食らうシーンはありましたが、後半も含めてハードワークして粘り強く守れました。 --最後の交代で悩まれている様子でした。交代枠を残し、2枚代えにした意図を教えてください。もうどんな形でも逃げ切る意識を全体で持つように伝えました。正直、4バック全員がいつ(足を)つるか分からない状況という情報が入っていました。とはいえ、全員を代えられる状況でもない中、最低限のところだけは対応できるチョイスになりました。最終ラインに諏訪間(幸成)が入り、キー坊(喜田 拓也)も入れて、もし何かあっても(近藤)友喜が最終ラインに入るといった、いろいろな想定の中で少し遅くはなりましたが、そのような考えで交代を決断しました。
浦和レッズ
MF 24
松尾 佑介
--復帰戦となったが、プレーしてみての感触は?悪くないです。 --松尾選手が入ってから仕掛ける動きが増えてきたと思うが、意識していたか。いや、特に。チームとしてゴールに近いチャンスになるような展開を意識していたので、仕掛けてどうとかはそんなになかったです。より効率よくゴールに向かえればと思っていました。僕がどうプレーしたところでゴールが取れるものじゃないですし、チームで取るものなので。そこはもう少し意識したほうがいいのかなと思いますね。もっと確実にチャンスを決められるシーンも今日はありましたし、僕たちはチームなんだということを再認識できたらなと思います。 --間延びした展開の中で、サイドに張ってポイントを作ることは大切にしていたのかなと思う。そこから見える中の景色として、もう少しこういうことがあればと思ったところは?僕が出たときはもうビハインドだったので、とりあえずもうペナルティーエリア内にボールを入れていく。特に今日はストライカーが2人いましたし、ボールをペナルティーエリアのイヤなところに入れていくというのは意識しましたし、そこからセカンドボールを回収して、と。そういったことで相手にほころびができたりするので、ちょっと運の要素もありますけど、そういったところを意識して、とりあえず点を取りにいくということだけを考えていました。普通の試合だったらもう少し時間を作ったりとかを意識しなきゃいけないところもあると思いますけど、あの状況で僕が入れられているということを意識してプレーはしました。 --PKにならなかったシーンについて言えることは。まあ……痛かったですね。以上です。 --最後にもう1点取りにいこうというところで、焦ってしまってファウルして時間をつぶしてしまうのはもったいなかったと思うが。それはそうですね。だけど今日は、多分ですけど十分過ぎるくらいチャンスがあったので、それをしっかり落ち着いて決め切るとか、確率の高い選択の部分ですかね。精度とか技術の部分はどうしようもないところもありますけど、選択の部分で間違えないようにしたいですね。ゴール前は特にそれが大事かなと思います。 --これでPK負けの2試合を含んで7連敗となってしまったが、ここから先の戦い方についてはどう考えるか。勝っていても切り替えて次に向かうというのがチームとして大事ですし、敗戦や連敗でもすぐに忘れて次に切り替えることが大事かなと思います。引きずって良いことは別にないので。 --ひさびさにピッチに立ったが、フィジカル的な部分での感触は?あの時間帯だったので、相手も疲れが出ていましたし、今日はオープンだったので、僕の良さは出やすかったかなと思います。個人的に動きは悪くないですし、もう少し出場時間を増やしていけたらなという感触で次に向かうので、悪くはないと思います。
DF 4
石原 広教
「チームで一体感を持ってやろう」という話もあって、誰かのミスをミスにしないように、全員で走って戦うということをしっかりみんなで共有して入りました。良い時間も作れましたし、選手の気持ちは出せた試合だったと思います。 ただ、やっぱりいまのこういう状況というか、流れというか、こういう結果になると「どうしたらいいか分からない」みたいな雰囲気になってしまうので、難しい状況かなとは思います。 --前半の同点ゴールは石原選手の良いクロスからだった。得点シーンを振り返って。相手のサイドハーフがミヤ(宮本 優太)に食いついてくれて、そこから高さ調節をして引き出して、(肥田野)蓮治の背後というところ。蓮治がCBを引き出せていたし、まず形として良かったかなと思います。それからクロスを上げてしっかり点を取れた。流れからの得点がなかなか少なかったと思うので、それは1つ良かったなと思います。 --湘南でプレーしていたときに残留争いなど苦しい時期を経験したことがあると思うが、こういうときにやるべきこと、あるいはやってはいけないことは?矢印をいろんなところに向け過ぎないというのは大事だと思います。日頃の練習からもそうですけど、誰かのせいにしたり、ミスをしたときに自分に矢印を向けないとかは。もちろん、このチームはならないと思いますけど、そういうふうになったら本当に終わりだと思うので、そこはしっかりまとめていかなきゃいけないし、(キャプテンの渡邊)凌磨くんも本当に苦しんでいると思うので、周りの選手がしっかり支えてあげるというところは本当に意識してやらなきゃいけないと思います。 それぞれ実績がある選手がいるチームなので、こういう状況はなかなかないと思いますけど、本当にバラバラになっちゃいけないタイミングはあるので。若い選手がチームを盛り上げられるように、そういう方向に持っていけるように、中堅の選手たちが率先して声をかけていきたいなとは思います。 --試合後の挨拶を遠くから見ていると、サポーターからは叱咤というより激励の成分が強かったように感じたが。それは本当に感じました。チーム、選手の姿勢を出せたというところも多分あると思いますし、それが伝わった、感じてくれたかなとは思います。もちろん、結果を残せていないからファン・サポーターの皆さんも本当に苦しい思いをされていると思いますけど、今日は「頑張れ」という声かけが多かったので、責任感をもっと持って、「レッズのために」という気持ちをもっと持たないといけないと感じました。そこはしっかり向き合わなきゃいけないところだと思います。